この記事では、2019年5月21日に発売されたcheeroのモバイルバッテリー PowerPlus 5 10000mAh with Power Delivery 18Wを、プラス面、マイナス面を合わせて紹介しています。
製品概要
お出かけ充電セットをUSB TYPE-Cにして持ち物数の削減と軽量化の一環として購入してみたものです。
cheeroの10000mAh容量のPD対応モバイルバッテリーはDANBOARD版がありますが、手に取った時の手へのフィット感がちょっとごつい感じが否めません。
DANBOARD版はUSB TYPE-C非対応のものを持っていますので、どうせならと違うものを買ってみたわけです。
INPUT | USB Type-C (PD) : 5V/3A, 9V/2A, 12V/1.5A (18W max) |
OUTPUT | USB Type-C (PD) : 5V/3A, 9V/2A, 12V/1.5A (18W max) |
USB Type-A : 5V/2.4A | |
大きさ | 46mm x 98mm x 24mm |
重さ | 205g |
制限事項 | 最大出力は2ポート合計で18W |
2ポート同時使用時はUSB TYPE-Cの出力は5Vに制限される |
スペック的に気になるネガティブポイントは赤文字のところです。
モバイルバッテリーはステマというか提灯レビューっぽいもの秤であふれているのですが、このバッテリーに関しては以下のサイトで【規格不適合品】と一刀両断にしています。
実機で測定した結果と規格を照らし合わせてのレビューですので、読んでみる価値はありますので是非ご覧になってください。
ただ、この中で比較対象として2ポート同時充電で28W対応可能な「Anker PowerCore 10000 PD」をあげていますが、同社はすでにこの商品を販売終了しており、後継モデルとなるAnker PowerCore 10000 PD Reduxでは、本記事でとりあげているcheero Power Plus 10000mAh with Power Delivery 18Wと同じく2ポート同時使用で18Wとスペックダウンしています。
現状では、無名で怪しい中華系を別にして、10000mAh PD対応のモバイルバッテリーで2ポート同時使用28Wというものが見当たらないようですので、スペックダウンすべきなんらかの理由があったと思われます。
上記のレビュー記事では是非そのあたりも続編として取り上げていただきたいところですね。
実物開梱
恒例となりますが実物を写真でみていきます。
まあ普通のパッケージ。
薄っぺらな説明書の他には、本体とUSB TYPE-Cのケーブルが入っているだけです。
実測で204g。
cheero 10050mAhのDANBOARDは181gなので、Power Plus 5のほうが23g重いですね。結構違う。
しかしサイズは逆です。
長辺はPower Plusのほうが少々長いですが幅が短いため、手に取った場合は間違いなくPower Plusのほうが持ちやすいです。
厚みは若干ですがPower Plus 5のほうが分厚いかな。
DANBOARDのほうは、リチウムイオン電池の18650を3本使用していますが、Power Plus 5は形状と容量的にリチウムポリマー電池でしょう。
使い心地
バッグの中に入れて使うなら大きさはあまり問題になりませんが、スマートフォンと一緒に持って充電しながら使う場合は、DANBOARDにせよPower Plus 5にせよ分厚すぎます。
フマートフォンを一緒に手に持つならば、10000mAhではなく5000mAhタイプでPD充電対応のものを選んだ方が良いです…と言いたいところですが、5000mAhクラスでPD対応はないようです(まあ容量的にきついでしょう)が、PDでなくても単にTYPE-Cで充電対応で薄型軽量というものも見当たりません。
スマートフォンと一緒に持つ5000mAhならTYPE-Cは諦めざるを得ないのかも。
まとめ
cheero Power Plus 5 10000mAh with Power Delivery 18Wは、手に持ちやすいデザイン。
2ポート同時使用でも最高容量は18Wでしかない。
2ポート同時使用するとせっかくのUSB TYPE-C PDも5V給電になってしまうので、事実上2ポート同時充電は役立たずといえなくもない。
スマートフォンと一緒に重ね持ちするには分厚すぎる。