タフネス・ハードウェアキーボード搭載スマホのTitan、とても気に入っていますけど日本語入力だけは言葉は悪いけどくそったれです。日本語入力はKika-Keyboardなるものが組み込まれているのですが、まあこれがひどい。はっきりいって使えません。しかしがっかいすることはありません。AquaMozc for Titanという日本語入力が救ってくれます。
標準付属のKika-Keyboardの何がだめか?
はっきり言って良いところはなにもないのですが….。
- auto-capitalize(文頭の最初の文字を自動的に大文字にする機能)を外すすべが見当たらない。
- ユーザー辞書は登録できるが、変換時には辞書登録の中が全く出てこない。
- 部分変換がない(たとえば「ぶぶんへんかん」と入れて「ぶぶん」を舞文と変換し「へんかん」を返還とすることで、次回からは舞文返還がでてくるような返還、例えが悪すぎますが理解できますよね?)
- カーソル移動がない(もともとハードキー担いが通常画面でのソフトキーにもない)
他にもいろいろあったように思いますが、あほらしすぎてすぐに他の物に乗り換えたので覚えちゃいない。
Kika-Keyboardにかわるもの
あまりの酷さにがっかりしたのですが、偶然知ったのがAquqMozc for Titanという日本語IME(IMEといっていいのかな?)です。
AquaMozc for Titan. アップデートしました。
・振動フィードバックのデフォルト値を有効/25msに設定(インストール済みの端末では一旦リセットされます)
・DEL/SPACE/ENTERの各キーで振動フィードバックするように修正
・使い方のテキストを追記
βテストはこちらからhttps://t.co/ennN3EdOjA— Jiro@Jota+/AquaMozc開発 (@jiro_aqua) January 7, 2020
現在はβ版で正式版は有償提供になるようですが、もちろんそれだけの価値はあります。
AquaMozc for Titanを便利につかう
インストール
とりあえず、上記の埋め込みtweetのURL部分をクリックしてメッセージ通りにインストールすればOKですが、現時点ではβでありGoogle Play以外からのアプリインストールになりますので、最初だけはDeployGateからのインストールを許可しておく必要があります。
このあたりも、インストールしていけばなんとなくわかるはずですが、このあたりを手取り足取り説明を受けないとわからない方は、正式版がGoogle Playから提供されるまで待つほうが良いと思います。何かあっても自分でリカバーできないかと思いますので…。
使用方法
インストールしてなんとなく使えるようになるとは思いますが、実は使い方がこんなところにあります。
【2020/01/14 追記】作者様より以下の場所に使い方説明があるとご教示いただきました。
[AquaMozc for Titan]のアプリアイコンをタップ > 上から3つめの[使い方の説明]をタップ
※以下の場所は筆者が見つけて最初に記事に書いた場所ですが、作者様より教えていただいた場所のほうが圧倒的に簡単です。
ってか、アプリアイコンってのに思いが至りませんでした、失礼しました。
[設定アイコン] > [システム] > [言語と入力] > [仮想キーボード] > [AquaMozc for Titan] (一番下までスクロール)> [プライバシーボリシー]
え? プライバシーポリシーですか?
そうなんです、そこを開けて下を見ていくと使用方法というのがあると思います。
キーレイアウトとIME制御
インストール時は、ハードウェアのシフトキー(↑キー)がCTRL(コントロール)キーにアサインされ、シフトキーはその上(画面一番下)にソフトのシフトキーとして表示されます。以下のアサインはIME(AquaMozc for Titan)が有効な状態でないとその動作はしませんのでご注意ください。
シフトキー(仮想キーボード) | 一回押すごとに、シフトなし → 次の1文字だけシフト → シフトロック → シフトなし となります。 |
CTRL(ハードのシフトキー) | CTRL+J カーソルキーの↑(上) CTRL+B カーソルキーの↓(下) CTRL+N カーソルキーの←(左) CTRL+M カーソルキーの→(右) |
シフトロックの状態でカーソル(上述の上下左右) | 範囲選択 |
alt(ハードキー)+spcae | 日本後・英語モード切り替え |
space | 変換 |
enter(右下のキー) | 部分確定 |
CTRL + enter | 全確定 |
altキー長押し | 仮想キーボードの表示と非表示切り替え |
CTRL+ p | 全角英数に変換 |
CTRL + o | 半角に変換 |
CTRL + i | 全角カタカナに変換 |
CTRL + u | 全角カタカナに変換 |
CTRL + t | 半角英数に変換 |
CTRL + k | 文節を縮める |
CTRL + l(エル) | 文節を伸ばす |
お気づきになりましたでしょうか?
青文字の部分のCTRLキーとの組み合わせIME操作は、使い慣れたWindowsのIMEと同じですよね。
TitanのキーはVとBの間にスペースが割り込んでいますので、最下行のZXCVBNMをタイプするときはなれないと指がさまよいます。
alt長押しでの仮想キーボードの表示・非表示という仮想キーボードとは、普通のスマホで出てくる仮想キーボードと同じです。altを長押しすると見慣れた仮想キーボードが表示されフリック入力などで入れることができ、再度長押しで消えます。
altキーは、これはKika-keyobardでも同じだと思いますが、一回押すと記号(キーの上に小さく刻印されてる)入力、もう一度押すと記号ロックで以降続けて記号入力ができ、再度altを押すと通常のモードになります。
入力モードは画面上部のステータスバーの右側の塊の中に表示されます。
「あ」→ローマ字入力
「A」→英文字入呂奥
「alt」→記号入力モード
「alt」→記号ロック入力モード
「shift」→シフトモード
「shift」→シフトロックモード
そうなんです、普通にPCのキーボードの使い方と同じなんです。
ただTitanという特殊なデバイスというだけです。
Titanで本気で日本語入力しようとするならAquaMozc for Titanは必需アプリです。
まとめ
標準の日本語IMEのKika-Keyboardはあまりにひどい出来栄えで使い物にならない。
現在はβ版のAquaMozc for Titanは日本語IMEとして、Kika-Keyboardを置き換えることができる。
AquaMozc for TitanではIME変換制御のCTRLキーアサインは、PCとほぼ同じようにあつかえて便利。
もはやTitanの日本語入力にはなくてはならないアプリと言え、正式版が出た折には強く推奨。