HUAWEIにはスマートバンドというリストバンドスタイルのアクティビティトラッカーがあります。今回、機会があって日本未発売のHUAWEI HONOR Band 5を使う機会がありましたので紹介します。
HUAWEI HONOR Band 5概要
日本未発売なので、HUAWEI日本サイトには掲載がありません。
仕様概要を表にしておきます。
ディスプレイ | 0.95インチ、AMOLED、240 x 120ピクセル、282dpi |
バッテリー | 100mAh リチウムポリマー、約20日間駆動 |
センサー | 6軸ジャイロセンサー+加速度センサー、光学式心拍センサー、赤外線センサー |
大きさ | 43 x 17.2 x 11.5mm (本体部分) |
重さ | 22.7g |
Bluetooth | V4.2 |
防水 | 50m防水 |
アクティビティ | 屋外ラン、室内ラン、屋外ウォーキング、屋内ウォーキング、サイクリング、屋内バイク、水泳、フリートレーニング、ローイングマシン、クロストレーナー |
ライフログ機能 | 歩数、距離、カロリー、心拍数、睡眠状態、ストレス、SpO2(酸素飽和濃度) |
通知機能 | スマートフォン側でアプリ毎に通知可否設定可能 (スマホ側で通知無しに設定したものはHONOR Band 5にも通知されないので注意) |
音楽リモート | Google Play Music, YouTube, Spotify (Spotifyは筆者動作確認、Amazon Music非対応) |
実機を見る
開梱
本体
写真はブルーのモデルです。ブルーと言っても深い紫に近いブルーなので落ち着いた感じでオススメの色。
画面表示
フェイスは多種用意されていますが、このフェイスは小さい中に必要十分な情報があります。
・日付/曜日/時刻、天候/温度、歩数/カロリー/距離、Bluetooth接続状態、通知状態、バッテリー残量
心拍機能(この画面でタップすると継続的に自動測定されている以外にその時の心拍を表示します)
SpO2(飽和酸素濃度)。この画面でタップししばらく静止してると測定結果が表示されます。
SpO2の測定はファームウェアをアップデートしないとできませんでした。
しばらくするとSpO2測定値が表示されます。
(写真は、筆者の腕がアトピー肌で見苦しいためぼかしを入れています)
日本では薬事法によりSpO2測定器(パルスオキシメーター)は管理医療機器(クラスⅡ)に分類されておりますが、HONOR Band 5はそういう意味では正確にSpO2測定器であるとはいえません。あくまで単なる玩具的参考値と考えてください。
とはいえ、昨今のコロナ感染で息苦しさを感じるという場合は、SpO2が下がっている場合が多いと思われますので、まあなにかの折に参考にはなるかも。
これがこのHONOR Band 5の最大の特徴でもあります。
まあ、本当の管理医療機器になっちゃうと数千円では買えなくなりますよね。
HONOR Band 5が筆者の手元に来たときは、UIの言語は日本語だったり英語だったりわけのわからない言語だったりしましたが、スマホ(OPPO Reno A)とペアリングすると、HUAWEI HEALTHアプリからファームアップデートができるようになりました。
小一時間ほどかかってファームアップすると、最初の起動時に言語選択ができるようになります。当然日本語はありませんので英語を選択します。
筆者がHUAWEI WATCH GT 2/2eではアトピー持ちで眠りの浅い筆者はまともにトレースしてくれませんでしたが。妻につけると普通に睡眠トレースができたという例の睡眠モニター。
バンド本体では睡眠時間だけ表示します。ワークアウトは自動検出ではなさそうです。
この画面からタップすると、例えば以下のようなサブメニューになります。
音楽リモコンの画面。筆者はSpotifyで試しました。Amazon Musicは非対応です。
まとめ
HUAWEI HONOR Band 5は日本未発売のスマートバンドであるが、最大の特徴はSpO2(飽和酸素濃度)測定機能があること。だが、それが故に日本ではこれを測定できるとなると薬事法にひかっかるので日本未発売なのだろう。
数千円未満で購入できるスマートバンドとしてはよくできているが、GarminのMoveIQのように自動的にアクティビティを検知して記録する機能はない。
基本的なアクティビティトラッキングとライフログ機能を持つスマートバンドとしてはまあ普通。
格安のXiaomi Mi Band 4ほど安っぽさがないので、普通に装着していてもオン・オフともに違和感なし。