台風9号、10号は九州を中心に大きな被害を残しました。年々巨大化する台風は近づいてから発表される気象庁オフィシャル情報だけではなくWindyを活用して自分で予測して早めに備えましょう。
Windyについて
Windyの活用については昨年も記事でご紹介しています。
Windyとは何か?アプリインストールは?基本的な使い方などを説明しておりますので、まだお読みでない方はぜひ読んでいただきたいと思います。
聞くところではECMWFの中長期予報は精度が高いので有名だそうでありますが、実際に台風情報として使ってみて、気象庁の詳細な情報が入る前(つまり日本近海に近づく前)からの熱帯低気圧の動きなどがよくわかりまして、経験的にはかなり当たっているように想います。
なぜ気象庁より前に知る必要があるか?
確度が高い気象庁情報が出るようになると、防災グッズや非常食・ライト・電池・モバイルバッテリーなどを買いに走る人が急増し、一時的に店頭からそれらのものが消えてしまうことがあるのです。
それらとの生存競争に勝つためには、自ら情報を取りに行って分析して、必要なものを揃えるのが良いと思うからです。
台風シーズンではそうして揃えたものは、そのうち役に立ちますしローリングストック的に使うこともできるでしょう。
一時的にせよ台風目前で店頭から消えてしまったものはどうにもなりません。必要なのに手に入らなくて不安な時を過ごすよりは、人より早めに動いて準備するのが昨今の強烈な台風に備える知恵だと想います。
例えばこんなふうに使います
この記事を執筆しているのは9月8日ですが、この日の朝とったデータを見ましょう。
約10日後の18日午前零時の予想気圧配置と風の様子です。
フィリピンの東方沖に低気圧があります。
台風が発達する条件は海水温が高いことです。
現在は日本南方沖は30度くらい。
相変わらず30度くらいありますので熱帯低気圧ができれば台風としての栄養源になります。
台風は高気圧の縁を回ってくるというのが原則なので、そのまま発達すると東日本に接近するかもしれません。
でも、まだ先、この予報図から数えて多分数日から一週間くらいの猶予はあるでしょうね。
台風にならないかもしれません。
逆に超大型に育つかもしれません。
備えるのはワーストケースを考えます。
台風になるかならないかわからないうちに、台風防災グッズを点検して不足があれば買い足し、取り出しやすところに出しておく。
このような活用方法が考えられます。
気象予報士でもないし、予報を他人様に教えて何するわけでもないので、自分や家族だけのために使えば良いのです。
外れたら外れたで、災害にならなかったわけでめでたいし、防災グッズの点検補充ができてよかったね、ということです。
まとめ
台風に備えるには、気象庁情報の前に動き出し自分で判断して自分で準備に動くのがベターである。
気象庁の情報で超大型台風が直撃とか出ると、防災用品は一時的にせよ店頭から消えてしまう可能性がある。
生き残るためには人より先に動いて備えること。