筆者の愛用デジカメの一つがSONY Cyber-shot RX100Vです。現在は後継モデルとしてRX100VIやRX100VIIが出ており、これらのバリエーションとしてちょっと異色なVLOGCAM ZV-1などが出ていますが、今の所買い換える気は全くありません。その理由は?なぜRX100Vが良いのか?
仕様比較
なにはともあれ主な仕様を4機種で比べましょう。
下の表はクリックで拡大します。大きく違うのは以下の箇所です。
・焦点距離
・F値
・コントラストAF
・ファインダー有無
・モニターがチルトかバリアングルか
・外部マイク端子有無
RX100V~RX100VII
一番大きいのはレンズの焦点距離とF値の違いです。
RX100Vはズーム幅が小さい代わりに開放F値がF1.8と非常に明るく、70mmのテレ端でもF2.8という優秀さです。
一方、RX100VIとRX100VIIはズームを200mmまで伸ばした代わりに、開放F値もF2.8どまりでテレ端ではF4.5と結構暗めになります。
レンズが明るいというのは用途にも寄りますが、筆者的には非常に重視しているポイントです。
高倍率を得てレンズが暗くなるのは、筆者にはまったくもって不要な向上です。
筆者の場合、旅行先の風景や風景をこれで撮ることが多く、200mmの望遠はほとんど使いません。
どちらといえばワイド端を24mmよりもっと短くしてほしいくらいです。
さらに夕方とか夜景においてはレンズの明るさはとても重要です。
そういう意味で筆者には無用にズーム倍率が高くてレンズが暗くなるよりは3倍未満のズームでレンズが明るいほうが遥かに有用なのです。
これがRX100VからRX100VIやRV100VIIに買い換えない理由です。
細かなところはそれぞれ進化していますが、基本的な要求事項を満たせなくなるのでRX100シリーズはRX100Vで打ち止めです。
ただし、静止画はこれで良いのですが動画を撮るときには外部マイク端子と外部マイクをつけるアクセサリーシューが欲しいんですよね、あまり機会は多くないですが。
VLOGCAM
さて、RX100シリーズのバリエーションとも言えるVLOGCAM ZV-1。
これは面白いカメラです。
スペック的にはRX100Vのレンズ系はそのままのスペックにして機能を向上させたバリエーションといえます。
筆者が一番重視する明るいレンズはRX100Vスペックでキープされています。
さらに、外部マイク端子やその他のアクセサリを装着するための「マルチインターフェースシュー」が上面左側にありますので、外付けマイクもバッチリです。
しかし、マルチインターフェースシューの部分はRX100V~RX100VIIではポップアップするファインダーがあった場所です。
RX100VからVLOGCAMで得たものと失ったもの:
+:外部マイク端子
+:マルチアクセサリーシュー
+:425点コントラストAF
+:バリアングル液晶
+:タッチパネル
+:多彩な動画撮影サポート機能
ー:ファインダー
ー:フラッシュ
こりゃ買うしか無いでしょう!(自爆)
この記事を書くまではVLOGCAMはそんなに注目していなかったのですが、記事を書くためにいろいろ調べていてほしくなりました。
フラッシュはほとんど使うことはないですが、ファインダーはちょっと惜しいけどやむを得ません。
自爆です(笑)。
まとめ
Cyber-shot RX100Vを持っている筆者にとって、自分には不要な高倍率レンズがついてレンズの明るさを失ったRX100VIやRX100VIIには全く興味がない。
VLOGCAM ZV-1はRX100Vからの進化系であり、ズーム倍率やF値はRX100Vをキープ。
RX100V動画撮影で最大の弱点だった外部マイクがつけられるようになり、タッチパネルにも対応し操作性が良くなった。
RX100VユーザーはVLOGCAM ZV-1への乗り換えを検討する価値がある。