Galaxyのオフィシャルサイトでもわずかにしか触れられていませんが、Noteシリーズと同じくSペンが使えます。今回はGalaxy S21 UltraでのSペンやSペン収納ケースを紹介します。
Galaxy S21 Ultraで使えるSペン
Sペンは手書き用のペンでApple Pencilみたいなものです。
Noteシリーズで採用されていたSペンはBluetooth接続でカメラシャッターにも使えたりしますので、バッテリーが内蔵されているのはApple Pencilと同じ。
このタイプ以外にも、バッテリー非内蔵のSペンというのも出ておりまして、エアアクションなどが使えないだけでそれ以外は普通に使えます。バッテリー内蔵Sペンでバッテリーが切れるとエアアクションは使えなくなりますが、タップや手書きは使えるのでその部分を生かしたとも言えます。
S21 UltraはSシリーズでは初めてのSペン対応となります。
Noteシリーズ用の細めのペンも使えますが、別売りの太め・長めでペンとしては使いやすくなったものが入手可能です。
といっても、あいにくdocomoは非扱いですがAmazonなどで買えます。
今回はNoteシリーズの手帳用細鉛筆みたいな使いにくいものではなく、後者の別売りでバッテリー非内蔵のものを購入しました。
Sペンが使えるのは良いですが、Galaxy S21 UltraにはNoteシリーズのように本体にSペンを収納するようには作られておりません。なので、なにか考える必要があります。
購入可能なSペン内蔵・付属のケース
購入したのはSamsung純正のものでdocomoでは扱いがありません。
docomoはアクセサリ類は純正も含めて非常にプアで事実上何もないに等しいので、Galaxyのようなワールドワイド展開モデルはAmazonなどを探したほうが手っ取り早いでしょう。
ケースはTPUではなくシリコンですので、ちょっとホコリが付きやすいかと懸念しましたが、意外とそんなことはありませんでした。猫が二匹いるので猫毛だらけになったら嫌だなと思いましたが大丈夫でした。
本体の右側についているのがバッテリー非内蔵のSペンです。
Galaxy NoteシリーズのSペンは、昔の手帳の綴じ目に差し込んである細い鉛筆に毛が生えた感じですが、こちらはもう少し太くて長いのでペンとしては絶対こちらのほうが持ちやすいです。
実物を見る
例によって現物を写真で紹介します。
台紙を剥がすとペンとケースが入っています。
ケースの中に黒くて四角いものが見えますがそれはこれ。
中を出しましょう。
じゃなくて、実は白と黒の交換用ペン先が付属しています。
毛抜みたいなのはリムーバーとなります。
この手のペン(スタイラス)は鉛筆ほどではないですが、つかっているうちに摩耗でペン先が減ります。
交換用のペン先もAmazon等で購入可能のようです。
ペンにはSAMSUNGのロゴが入っていますがMade in Chinaみたいです。
ペン側面にはボタンがついています。
Galaxy S21 Ultraの右側面にはボタン類がありますので、そこを塞ぐことはできないのでペンは本体右側面に収納となります。
抜き差しは簡単ですが振って落ちてしまうようなことはありません。
ケース側面にペンを収納したところ。
断面はまん丸ではなく角を丸めた長方形のようになっています。
長さ:約130mm
直径(太い方):6.66mm
直径(細い方):5.45mm
こちらは背面のカメラ部分です。
Galaxy S21 UltraはiPhone 12 Pro/Pro Maxのようにカメラレンズが飛び出ていません。
このケース装着によりカメラレンズ部分はわずかにケースより凹みますのでレンズを下にして机上においても、レンズへのダメージは減少できる可能性が高くなります。
使い勝手
Galaxy S21 Ultraはペンを収納できませんのでペンを抜くと自動的になにかのアクションが起きるということはありません。
Galaxy S21 Ultraでは、スリープ状態でペンのボタンを押したまま2回画面をタップするとGalaxy Noteのメモ画面が自動的に即立ち上がりメモできます。
かばんや引き出しからメモ用紙とペンを出すより圧倒的に速くてメチャ便利。
ペンの太さも約5.5~6.6mmと決して十分な太さとはいえませんが、携帯性・収納性・書きやすさのバランスを考えるといい感じではないかと思います。
スマホでメモをとるといっても使っているスマホにもよりますが….
・スマートフォンのスリープ解除
・メモアプリを立ち上げる
・メモする
…といったステップになり結構手間がかかりますが、Sペンを使うと
・Sペンのボタンを押しながらダブルタップ
・即手書き
….と簡単簡単。
手書きの感触ですが、Apple Pencilのようにガラスに硬いペンで書いているような感じはなくて、紙に鉛筆で書いているような手頃な手頃な抵抗を感じて心地よいです。
これはペン先が柔らかめの素材でできていて、表面のガラス面との適度な摩擦が書き心地の良さにつながっているのでしょう。
大きさと重さ
装着状態ではすべて実測で以下のようになります。
高さ | 168mm |
幅 | 85mm |
厚み(最厚部、デジタルノギスで測定) | 12.9mm |
重さ | 273g |
実際に測定した写真がこれです。本体+ケース+ペンの重さ。
ただGalaxy S21 Ultraそのものが228gとiPhone 12 Pro Maxの226gと大差ありません。
ちなみに、純正でSペン内蔵できるものはフラップ式の手帳型もありますがおすすめしません。
純正のSペン付き手帳型(Smart Clear View Cover)をおすすめしない理由:
・合計の重さが322gとスマートフォンとしては驚異の300g超えになる。
・フラップ式なのでせっかくのカメラの機動性を大きく阻害する。
・手帳型なので厚みが増し、タダでさえ大型のスマホなのでポケットに収まらなくなる可能性がある。
・常時表示はバッテリーを食うので使わない。
好み次第ではありますが、結局紹介したシリコンタイプに買い換えることになるのでは?と警告しておきます。
まとめ
Galaxy S21 UltraはSシリーズ初のSペン対応。
Galaxy Noteシリーズ用のSペン(充電式)も使えるが、並行輸入で買える純正の充電不要Sペンと収納シリコンケースが好ましい。
Galaxy S21 Ultraは本体のみで228g、Sペン収納シリコンケースに入れて273gとなる。
Sペンを取り出してボタンを押しながら2回タップで、スリープでもアプリ稼働中でも即手書きメモが起動する。
純正Sペン収納シリコンケースはdocomoショップでは扱っておらずAmazonで買える(本文中に記載)。