モバイルワークやテレワーク・リモートワーク全盛の今日このごろ、コンパクトで大容量なUSB充電器は欠かせません。これまで紹介したものも含めて6機種一挙比較して紹介します。
比較機種
ここでは6機種について正面写真(ロゴが入っている部分)、コネクタのある面の写真、定格印刷されている部分の拡大写真を掲載しています。
特に定格印刷の拡大写真は、どのような認証を取得している製品なのかもわかるので、購入の参考にしてください。
DIGIFORCE 65W USB Type-C GaN Fast Charger
筆者が一番最近購入したものです。
USB TYPE-C PDとTYPE-Aの2ポートで5つのカラーバリエーションがあるのが特徴です。
UGREEN PD 充電器 アダプター 65W
こちらもAmazonで購入したもの。
65Wの1ポートのUSB TYPE-C PDでPPSにも対応しています。
磁気研究所 GaN(窒化ガリウム)採用 PD3.0 Type-C 65W AC充電器
前出のUGREENと類似スペックのものですが今回紹介するなかで一番安いもので、デザインにも凝ったものはまったくありませんが、シンプルイズベストです。
Anker NANO II 45W
泣く子も黙る天下のAnker製のGaN採用キューブ形状アダプタの第二世代です。こちらは45Wタイプ。
RAVPOWER 65W GaN急速充電器
レビュー偽装で一旦Amazonから追い出されたRAVPOWER。偽装は絶対NGですが物としては悪くなくて、GaN採用充電器では天下のAnkerより先行して小型のものを作っていました。
こちらはTYPE-C PDとTYPE-Aの2ポート。TYPE-CはQuick Chargeにも対応しており、DIGIFORCEのものよりTYPE-Aの出力が高いのがポイントです。
RAVPOWER PD PIONEER 61W WALL CHARGER 急速充電器
筆者が最初に購入した60W以上のPD充電器。61Wと今では半端なW数でPPSも対応していませんが、PCやMacなど61W以内なら全く問題なしです。
使用するUSBケーブルの注意
上記の製品でAmazonのレビューなどを見ると、「充電が遅い」「充電できない」とかいったものがちらほら見かけられます。
筆者の推測ではほとんどが利用するケーブルによると思います。
PD対応充電器ではPD対応ケーブルを使うべし(3A、あるいは60Wという表記のもの)。
そして3Aを超える電流で充電したい場合(65Wフルパワー)ではeMarker内蔵のケーブル、一般には100WのPDケーブルが必要です。
PD対応充電器はインテリジェントでありまして、自分に接続されているケーブルがどんなケーブルなのかを電気を流す前に通信して確認します。
USB TYPE-C ケーブルが3Aを超える電流を流す必要がある場合コネクタ部分にeMarker(イーマーカー)というチップを内蔵しております。
充電器はデバイスとケーブル接続されるとケーブルと通信します。充電器は電流を流す前にデバイスと通信しますがケーブルとも通信して流せる電流を判断します。eMarker内蔵ケーブルではない場合は最高で3Aまで流し、eMarkerと通信できた(eMarker内蔵の5A/100Wケーブル)であれば、3Aを超えた電流を流そうとします。
ケーブルは必ず適切なものを使いましょう。そうでないと最悪は発煙や発火事故につながることもありえます。
スペック比較
それでは上記6機種のスペック比較です。
表はクリックで大きく表示されます。
スマートフォンの場合は表をクリックすることでオリジナルサイズのイメージ化した表が画面サイズで表示されますので、ピンチアウトして拡大してご利用ください。
実際のところ、DIGIFORCE、UGREEN、磁気研究所、Ankerのどれを選んでも後悔しないと思います。
Amazonで充電器を選ぶ時の注意
AmazonではAnkerのように押しも押されもせぬ地位を獲得しているメーカーから、正体不明
まとめ
モバイルにせよ自宅にせよ同時に給電・充電したいデバイスが一つだけの場合はUGREENか磁気研究所がコスパが良いが、コンパクトさではAnkerが頭一つ突き抜けているし重さも6割程度の68g。
PCやMac、スマートフォンと同時に充電せずPCやMacが45W以上65W以下の容量である場合はUGREENか磁気研究所。
PCあるいはMacと、スマートフォンあるいはスマートウォッチやBluetoothヘッドホンなども同時に充電したい場合はDIGIFORCEが良い。
RAVPOWERの65W2ポートはTYPE-Aが18WのQuick Chargeなので入手できればDIGIFORCEかRAVPOWERの選択。