Face ID対応iPhoneユーザーで世界共通の悩みがマスク顔での顔認証ができないこと。しかしiOS15.4ではマスク顔でも認証できるようになるとの情報がありました。
現状の顔認証(Face ID)と一般的対応
試してみるとわかりますが、現状のiPhone Face IDは口は考慮の対象外のようで、額から鼻までが完全に露出していれば認識されます。つまり鼻出しマスクはOKなのであります。
しかし鼻出しマスクは感染拡大防止上よろしくないということでパスコードを入れることになります。
複雑なパスコードは面倒なので4桁の簡単なものにしてしまう人も多いと思いますが、4桁入力って電車で隣の人が入力していても意外にわかってしまうものです。
パスコードは間違えるとその回数によってリトライ可能になるまでの時間がどんどん長くなっていくことはご存知かと思います。その結果として、子供がいたずらしていてロックされてしまい「iPhoneは使用できません。25114984分後にやり直してください」と出たという話(中国)がありました。何と47年間です!
そんなわけで拾ったiPhoneだったら4桁でも防御効果があると思いますが、隣に人が座っているときに4桁でロック解除し、そのままちょっと離席したりすると、かなーーーりの高確率でパスコードを見るともなく見られてしまいロック解除される可能性があります。
パスコードは本来英数記号を混ぜるのが望ましいですが、マスク必須の今はそんなことはやってられません。
数字だけのパスコードにしてもせめて8桁以上にしましょう。それだと一瞬盗み見られても完璧に記憶できる人はかなり少ないのでリスクは下がります。
Apple Watchとのペア
次に出たのがiOS15から導入されたApple Watchの利用。
iPhoneとペアリングされたApple Watchが装着状態で通信可能距離にあれば、認証かっ飛ばしてロック解除できるというもの。
悪用防止のためにロックが解除されるとApple Watchに触覚フィードバックがあるそうです。
これも、iPhoneしか使っていないのであればApple Watchで解除もありですが、筆者のようにAndroidとiPhone両方使っていて、スマートウォッチはスマートフォンのOSを選ばないGARMIN利用であると使えねぇのであります。
マスクはずさず顔認証
iOS15.4のベータ版で実装されています。
マスク顔でのFace ID認証はiPhone 12と13限定。
こちらに詳細な記事があります。
β版でもいいから試したいという方はApple Beta Software Programに参加すると良いのですが、β版ですから何が障害を含んでいるかもしれませんので、最悪は完全初期化をする覚悟がある人だけ、それでも支障がない人だけにしてください。
筆者のように決済端末にしている場合は絶対やめましょう。
おとなしく正式版を待ってください。
iPadとiPhone X/11の方は諦めてください。
Apple Watchを買わずにすむ
AndroidはSmart DeviceとしてGARMINを登録していますので、一定条件のもとに認証なしでGalaxy S21 Ultra 5Gのロック解除ができます。
iPhoneも同じように簡単にしたいのが人情というもので、しゃーない、Apple Watch Series 7かぁ….とか考え始めた矢先だったので嬉しいニュースです。
iPhoneロック解除を簡単にするためにApple Watchを買う人はそうそういないと思います。
どうやら買わずに済むようです。
バッテリーが最長でも2日程度しか持たない時計とかできれば避けたいので。
iOS 15.4の正式リリースがいつになるかわかりません(先日iOS 15.3が出たばかり)。推測では最短春以降ではないかと思っています。ま、夏までに出るだろうねぇ、と思っていればいいのでは?(根拠なし、単なる経験からの推測)。