SHARP AQUOS sense7(SH-M24)使用開始レポート:Pixel 6 Proと撮り比べてみた

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比べるべきじゃないという話は重々承知しておりますが、筆者手持ちのAndroidということでGoogle Pixel 6 ProとAQUOS sense7のメインカメラ撮り比べをしてみました。Pixel 6 ProはGoogleスマートフォンのグローバル最高峰、AQUOS sense7はAQUOSファミリーではR7とwish2の中間に位置するミッドレンジモデルです。

<参考記事>
生活必須端末としてSHARP sense7(SIMフリー)は使いものになるのか?
https://aichanworld.com/wd/2023/04/17/post-27821/

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メインカメラ仕様

今回使用したのはメインカメラですので、その詳細仕様を比較しておきます。

 AQUOS sense7Pixel 6 Pro
画素数50MP50MP
実画素数12.5MP(ビクセルビニング)12.5MP(ビクセルビニング)
レンズの明るさf/1.9f/1.85
35mm換算焦点距離23mm25mm
センサーサイズ1/1.55インチ1/1.31インチ
ピクセルピッチ1.00μm1.20μm
画角85°82°
センサーOmnivision OV50A(CMOSセンサー)Samsung GN1(ISOCELL)
オートフォーカス像面位相差オートフォーカスレーザー検出オートフォーカス
光学手ぶれ補正×

情報出典:
https://www.gsmarena.com/
https://www.kimovil.com/

注目したいのはセンサーと光学手ぶれ補正の差で、Pixel 6 Proはハイエンドスマートフォンなので使っているセンサーも2020年時点でのフラグシップスマートフォンに使われていたものです。光学手ぶれ補正は今どき当たり前ですが、ミッドレンジのAQUOS sense7は非搭載です。そのため特にデジタルズーム手持ち撮影だとかなり注意しないとブレます。

OmnivisionはSONYやSamsungのような知名度はありませんが、ミッドレンジには比較的よく使われているそうであります(筆者もよく知らない)。グレードとしては当然GN1>OV50Aでしょう。当たり前ですが….。

[Samsung公式] アイソセルGN1
https://semiconductor.samsung.com/jp/image-sensor/mobile-image-sensor/isocell-gn1/

[OMNIVISION OFFICIAL] 1/1.55″ Color CMOS 50 Megapixel (8192 x 6144) Image Sensor with PureCel®Plus‑S Technology
https://www.ovt.com/products/ov50a/

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撮影実例比較

先日、夏日を記録した日にたまたま成田方面に行ったので成田山新勝寺境内の成田山公園を散策して同じ場所でPixel 6 ProとAQUOS sense7で撮り比べをしました。

AQUOS sense7:Android 13(ビルド02.00.05)、カメラアプリ 2.00.00.0
Pixel 6 Pro:Android 13(ビルドTQ2A.230405.003.E1)、カメラアプリ 8.8.224.520435764.11

撮影条件:
・撮影はデフォルトのオート
・カメラはメインカメラでデジタルズーム不使用
・画面タップによるAFロックやAEロックはしない
・筆者はできるだけ両スマートフォンでできるだけ同じフレーミングになるようにしてシャッターを切るだけ

それでは順次いきましょう。上側がAQUOS sense7、下側がPixel 6 Proです。

640×480に縮小しています(一部等倍切り出しあり)のでディテールではなく色味を主に見てください。

成田駅東口を出て駅前ロータリーから表参道に入ってすぐのところ。

炭火串焼きの「うっとり成田 」の看板を300x200pxで等倍切り出ししたものです。

表参道を歩くとやがてY字路に出て右の道へ入ると成田山新勝寺方向となります。

成田で有名な鰻店の川豊

山門を潜って石段を登った先にある仁王門を見上げる。

仁王門の先にある仁王池、昔は捨て亀(外来種)がたくさんいましたが今はほとんどいません。

成田山公園に入って石段を登るとすぐ左側にある藤棚。

龍智池にある浮御堂。写真は等倍にしたものを浮御堂部分のみ300x200pxで切り取りました。

龍智池付近に咲いていたツツジ。両スマートフォンでかなり色味が違います。実物に近いのは間違いなくPixel 6 Pro、というかAQUOS sense7のほうがかけ離れています。

寄れるだけ寄ってみました。両スマートフォンともマクロモードはありません。Pixel 7 Proにはあるのになぁ….ぼそり。こちらも実物に近い色なのはPixel 6 Pro。

明暗が大きい比較的厳しい条件です。

木々を見上げてみました。上の写真よりさらに厳しい条件でありセンサーのダイナミックレンジと画像処理ソフトのできがものを言います。実際の雰囲気はPixel 6 Proが近いです。AQUOS sense7のほうは陽の光がさしている中央付近では葉の周囲がかなり白飛びしています。

上記の中心付近の日の光が強い部分を等倍で640x480pxにて切り出ししました。AQUOS sense7は白飛びもそうですがフォーカスも違うところにあるようで全体的にボヤっとしてます。

大きな岩に囲まれた雄飛の滝です。静かで心が洗われる気がします。

最後は室内撮影でサイゼリヤ京成成田駅前店でいただいたランチのスパゲティアラビアータ(500円)です。ランチドリンクバー(100円)をつけて合計600円。安っ!アラビアータはもっとピリ辛感が欲しかったかな、かなりナポリタンぽかった感じ。こちらは実物に近いのは明らかにAQUOS sense7のほうで露出オーバー気味なのが幸いしていい感じになっています。Pixel 6 Proのほうは不味そうに見えますなぁ。

さていかがでしたでしょうか?

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感じたこと

全体的にオートではAQUOS sense7は露出オーバーに走る傾向があり、ツツジの色も白っぽいピンクになったりします。それが影響しているのは全体的に薄っぺらい感じです。

屋外で撮る分には露出補正で少し暗めにしたほうが良いでしょう。ただし室内では状況によりそのままのほうが綺麗になると思います。

Pixel 6 Proと同じくメインカメラのセンサーは50MPで、ピクセルビニングにより2×2のセンサーを一つにまとめて12.5MPとして扱っているが、実際の画像の解像感は明らかにPixel 6 Proのほうが高い。これが光学系によるものなのか、画像処理ソフトによるものなのかは不明ですが、カメラだけハイエンドのPixel 6 Proと比べると結構見劣りするのは間違いないですが、価格差とポジショニングを考えればむしろ自然だともいえます。

屋外で撮ってわかったのですが、AQUOS sense7は明るい外光下では画面が暗めで結構見づらいです。過去のIGZO液晶モデルでもそうでしたがこれも例に漏れず暗めです。もちろん明るさは自動なので最大に明るくなっており「アウトドアビュー」もONにしてありますが、はっきりいって暗いです。

画面が暗めなのと引き換えにバッテリー駆動時間はかなり長めでバッテリーの持ちが良いので、ここは一概にどちらが良いとは言えません。

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