昨日の記事で予告しましたが、2台持ちスマホのうち大型ハイエンド機をiPhone 13 Pro MaxからGalaxy S23 Ultraに入れ替えました。筆者がGalaxyのSシリーズを使った最後が2022年4月となり手放したGalaxy S21 Ultra 5Gです。それから1世代飛ばしてS23 Ultraになりました。変わったところと変わっていないところの「第一印象」です。
スペック上の変化点
スペックからみて進化したところ・特徴的なところをGSMArenaのデータで抽出してみました。
S21 Ultra 5G | S23 Ultra | |
発売日 | 2021年4月22日 | 2023年4月20日発売 |
ディスプレイの明るさ | ピーク時1500ニト | ピーク時1750ニト |
ディスプレイガラス | Gorilla Glass Victus | Gorilla Glass Victus 2 |
背面ガラス | Gorilla Glass Victus | Gorilla Glass Victus 2 |
CPU | Snapdragon 888 5G (5 nm) | Snapdragon 8 Gen 2 (4 nm) TSMC製 |
メインカメラ | 108 MP, f/1.8, 24mm (wide), 1/1.33″, 0.8µm, PDAF, Laser AF, OIS | 200 MP, f/1.7, 24mm (wide), 1/1.3″, 0.6µm, multi-directional PDAF, Laser AF, OIS |
超望遠カメラ | 10 MP, f/4.9, 240mm (periscope telephoto), 1/3.24″, 1.22µm, dual pixel PDAF, OIS, 10x光学ズーム | 10 MP, f/4.9, 230mm (periscope telephoto), 1/3.52″, 1.12µm, Dual Pixel PDAF, OIS, 10x光学ズーム |
望遠カメラ | 10 MP, f/2.4, 72mm (telephoto), 1/3.24″, 1.22µm, dual pixel PDAF, OIS, 3x光学ズーム | 10 MP, f/2.4, 70mm (telephoto), 1/3.52″, 1.12µm, Dual Pixel PDAF, OIS, 3x光学ズーム |
超広角カメラ | 12 MP, f/2.2, 13mm (ultrawide), 1/2.55″, 1.4µm, dual pixel PDAF, Super Steady video | 12 MP, f/2.2, 13mm (ultrawide), 1/2.55″, 1.4µm, Dual Pixel PDAF, Super Steady video |
フロントカメラ | 40 MP, f/2.2, 26mm (wide), 1/2.8″, 0.7µm, PDAF | 12 MP, f/2.2, 26mm (wide), Dual Pixel PDAF |
FMラジオ | あり(専用イヤホン必要) | あり(専用イヤホン必要) |
PD充電 | 25W, PD3.0 | 45W, PD3.0 |
GeekBench v5.1 | 3518 | 4927 |
GFXBench ES 3.1 onscreen | 33fps | 67fps |
Endurance Battery life | 114h | 126h |
超望遠カメラ(10x)、望遠カメラ(3x)で微妙にセンサーが小さくなっていますが、それ以外は2年の差を感じるスペック差です。
メインカメラは1億800万画素から2億画素に倍増で当然ピクセルビニング対応ですが、5000万画素あるいは1250万画素の2段階となっているそうです。1250万画素では2億画素から16のピクセルを1つにまとめることで感度を向上させているということ。
GSMArenaやDXOMARKのデータを見ても、パフォーマンスとバッテリーライフの両方でトップクラスとなっています。これだけのパワーを持っているのにバッテリーライフを稼げるのはCPUがTSMC製だからか、と筆者は勝手に思ったりしています。
かなり進化した点
スペック上からもわかりますが、やはりメインカメラです。通常12.5Mピクセルの出力ですが2億万画素のセンサーから16ピクセルを1ピクセル分としてピクセルビニングしているのは夜景で強力です。
自宅ベランダからの写真しかないのでちょっと掲載できないので、こちらのレビューでとりあえずご勘弁を。使ってみてまさにこんな感じです。
便利になった点
GalaxyのSシリーズの特徴がSペンが使えること。SペンはApple Pencilと違うのはバッテリーなどペン本体には不要なのも使いやすい要因です。
S21 Ultra 5GではSペンは別売り(しかもdocomoでは扱っていないのいでSamsungから買う)でSペンが収納できるシリコン製カバーもSamsungから買いました。
S23 UltraではSペンは本体収納になりました。そのためS21 Ultra 5GのSペンよりは細くなっていますので描きやすさは若干低下しています。
裸でGalaxy S23 Ultraを持ってもSペンが即使えるわけです。Sペンは画面ロック状態であっても解除せずにいきなり書くことができるので、まさに流行りの電子メモ的に使え、なおかつその絵というか文字はOCRしたり画像として流用もできます。
S21 Ultra 5Gを使っていてすごーく便利だったのがこれ。本体内蔵になって便利さ倍増です。
変わらぬ点
10倍光学ズーム X 10倍でじてるズームで都合100倍ズーム、35mm換算で2,300mm相当というモンスターズームは健在です。もちろん画質はそれなりに荒くなりますが、ここまでくるとベターザンナッシングで、多少画質が荒くても何も映らないより遥かに有用です。
旅行先ではS21 Ultra 5Gはこのモードを双眼鏡がわりに使うことが多かったです。双眼鏡でもここまでの倍率はないしまして手ブレ補正もないので、S21 Ultra 5GやS23 Ultraのほうが双眼鏡(というか単眼鏡)としてはずっと使い道があります。
他にも、地味なのですが、Galaxy S21 Ultra 5GとGalaxy S23 UltraにはワイドバンドFMラジオ(電波を受信するラジオ)が内蔵されているのは健在です。GSMArenaのスペック表ではラジオはなしになっていますが、ちゃんとついています。
大災害のときなどネットも使えなくなる可能性が高いなかでアナログ方式のラジオは重要ですがいつも持っているとも限らない。そんなときにスマホ内蔵アナログラジオが役立ちます。
ただし、以前のGalaxy S21 Ultra 5Gのときに書いていますが、専用のイヤホンを使わないとだめです。これが難点。
やっぱり使えねぇ奴だった、Galaxy S21 Ultra 5GのFMラジオ機能
https://aichanworld.com/wd/2021/11/23/post-21470/
使えるのはこれ。
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お値段がAKGとは思えない安い価格です。イヤーチップは自分の耳にゆるゆるだと低音がでないので、ちょっときつめくらいのサイズを選ぶとしっかりフィットし低音が出てAKGっぽい?音になります。
前回の評価はぐずぐずでしたが、ちゃんとイヤーチップをきつめのサイズ(筆者はL)にしたらバッチリです。
ワイヤレスイヤホンではラジオ(アナログ)は聞けませんでご注意ください。
ファーストインプレ
もう、一言しかありません。
「大満足」であり「今の時点でこれを超えるスマホはないだろう」ということ。
正直なところiPhone 14 Pro Max(家人が同等性能のiPhone 14 Proを使っています、設定は筆者がやった)よりこちらのほうがカメラの便利さ、接写と望遠の領域にわたる強さにおいてはGalaxy S23 Ultraの右に出るものはないでしょう。
これを抜くとしたらS24 Ultraくらいでしょう、多分来年…..かな???