VISAブランドのANAカードではカードのグレードに応じた率で獲得したVポイントをANAマイルに移行できますが、全てのVポイントを移行できるわけではありません。マイルに移行できなかったVポイントはプリペイドのiDにチャージして使うのが手軽です。
VポイントのANAマイルへの移行
VISAブランドのANAカードでは、月々のカード利用額合計(税込)に応じて貯まったVポイントをANAマイルに移行することができます。
移行可能ポイントと通常ポイントについて
移行可能ポイント:
毎月の買い物額に応じて月単位の合計額で付与されるポイント。例えば、5月の利用額が23,000円であれば115ポイントのVポイントが貯まります。
通常ポイント:
通常の200円につき1ポイント以外にキャンペーン特典などで付与されたポイント。ボーナスポイントのようなものです。これはANAマイルには移行できずVポイント口座に残ります。大したポイント数はなさそうに思いますが、実は結構あったりするものです。
マイレージ移行のレート
VポイントからANAマイルに移行できるのは前述のとおり「移行可能ポイント」に限られます。
[三井住友VISA公式] ANAカード マイレージ移行について
通常コース | 2倍コース | 3倍コース | |
カードの種類 | 一般カード | ゴールドカード | プラチナカード |
ポイント付与単位 | 200円につき1ポイント | ||
交換レート | 1倍 | 2倍 | 3倍 |
移行手数料 | 無料 | ||
1ヶ月利用額10,000円の例 | 50マイル | 100マイル | 150マイル |
移行方式 | 自動方式・応募方式 |
ANAマイルに移行できないVポイントの活用
他社ポイントに移行するのも手ですが、交換レートが80%程度になるのがほとんどですのでお勧めできません。
貯まったVポイントを1ポイント=1円のレートでANA VISAカードの支払額に充当することが可能です。これは現金で口座振込されるのではなく、カードの支払額と相殺され不足分が銀行口座から引き落とされます。
引き落とされる額以上のポイントを充当した場合は、3ヶ月を限度に繰り越されますがそれを超えると消滅しますので注意が必要です。
筆者のお勧めはVpassアプリへチャージしてiDで使うことです。
AppStoreまたはGoogle Playで「Vポイント」アプリをダウンロードしてインストールします。
利用にはVpassのアカウント(VISAカードの利用明細などをオンラインで参照する時に使用します)が必要です。持っていない場合は登録します。
[三井住友カード] Vpass登録
[三井住友カード] スマートフォンアプリ「Vポイント」
初期設定方法などはiPhone/Android用に公式説明動画がありますので、筆者がごちゃごちゃ説明するよりこちらをご覧ください。
全部終われば無事Apple PayやGoogle PayでiDとしてVポイントの通常ポイント残高を1ポイント1円でチャージして使うことができます。
ANAのマイルは有効期限3年ですので、3年あれば国内往復1名くらいの特典航空券には交換できると思いますのでとっておきましょう。
もし期限ぎりぎりで消えてしまうようなマイルがあれば、ANA Payマイル口座にチャージしてiDあるいはVISAタッチ決済として使えますのでそちらも活用しましょう。