J!NS(JINS)で遠近両用(累進)レンズ+調光レンズのメガネを作ってみた、いいじゃん、これ!

J!NS(JINS)で遠近両用(累進)レンズ+調光レンズのメガネを作ってみた、いいじゃん、これ!

ZoffのNIGHT&DAYにつづいて、今度はJ!NS(以下「JINS」と表記します)で遠近両用レンズに調光機能をつけたレンズを入れてメガネを作りました。いいっすよ、これ!

JINSの遠近両用・調光レンズ

[JINS公式] LENS LINEUP

調光レンズは以下のようなスペックとなります。

薄型非球面レンズ(屈折率は1.60のみ)+0円
紫外線カット99%以上+0円
反射防止コート+0円
撥水コート+0円
遠近両用レンズ・中近両用レンズ+5,500円
UV ダブルカット(裏面からのUV反射カット)※1+3,300円
JINS無敵コーティング対応不可※2

※1:UVダブルカットは通常の調光レンズのみ対応可能、可視光調光レンズでは対応できません。
※2:調光レンズでは無敵コーティングは対応不可であるのを店頭にて確認しました。

遠近両用レンズ(累進レンズ)の場合は2種類あります。

[JINS公式] J!NSの遠近レンズ

Case1が遠近レンズで、遠くを見るか近くの文庫本やスマホを見るかといった主に2通りの使い方です。「近」のほうの範囲が広いのが特徴ですが、PCのように40〜50cm離れた小さな文字は見づらくなります。PCを使う時間が長い方には不向きですが、車を運転して停車中にスマホを見るような人には好適です。

Case2は中近レンズです。遠くを見る範囲は狭くなりますが、アイポイントのちょっとした付近(レンズ中央部〜ちょっと下)に弱めの度が入っていて、PC画面を見るのが非常に楽になります。スマホなどみる「近」の範囲はやや狭くなりますが、実用的上は不自由は感じません(筆者の経験のみです)。

調光レンズは、一般に紫外線が強くなると色が濃くなりますが、それだけではなく気温が低くても色が濃くなります。冬の晴れた日の屋外、例えばスキー場などで一番色が濃くなるともいえます。

色は屋外に出るとその瞬間に濃くなるわけではなく数十秒かけて濃くなっていきます。室内にはいると色が抜けるのには長いと数分くらいかかります。そのため以下のような注意が必要です。

調光レンズ使用上の注意事項:
調光レンズは暗いところに入ると色が抜けるのに時間がかかります。可視光透過率が低い(レンズが暗い)場合はトンネルに入ってもすぐに色は抜けず運転に支障を来す場合がありますので、運転に適しているとはいえません。運転する場合はサングラスをクリアレンズの前にくっつけて、跳ね上げことができるタイプが良いと思います。運転中のかけはずしは事故を招きますので絶対やってはいけません。

Comibnation Airframe

今回筆者が作ったメガネのフレームは「Combination Airframe」URF-23S-149(ネイビー)です。

[JINS公式] Combination Airframe URF-23S-149

店頭展示を見ていて、あ、これ、いいじゃん!と思いました。パッと見は黒っぽく見えますが、明るい場所で見るとブルーグレーのようなフレームです。この色にあう調光レンズということで「グレイッシュブルー」の中近(前述のCase2)です。

これだけだと色の付き具合が悪いのでUVライトを局所的にあててみました。

この実験でも色が濃くなるまでに数十秒、完全に抜けるのに数分かかっています。

JINSの調光レンズの可視光透過率は比較的高く(店員に尋ねるともっとも濃くなって50%程度だそうです)、夏場の屋外で色がついても他人からはしっかりと目が見えます。この程度であれば色がついたまま屋内に入っても「暗っ!」ということにはなりません。

ちなみに眼鏡市場のサイトによれば、グレーの調光レンズで室内での色の濃さは5%(可視光透過率95%ということか?)、夏場れの屋外で50%、冬晴れでは75%と気温でかなりの差が出ます。気温差による色変化は意外に知られていないようですのでご注意ください。

[眼鏡市場公式] 調光レンズ

どのお店でも色が変わった状態のサンプルが何段階かの濃度で置かれているはずですので参考にするとよいでしょう。



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使ってわかったメリット・ディメリット

主にサングラスアタッチメントが磁石で張り付くタイプ(筆者所有はZoff NIGHT&DAY)と比べてのメリットとデメリットです。特にメリットは実際に両方使ってみて感じたところです。

メリット(筆者経験):
・いちいち付け外し不要。
・アタッチメントを外した時に入れるメガネケースを持ち歩かなくて良い。
・アタッチメントがないので軽い。
・レンズが二重にならないためアタッチメント式のようにクリアレンズ内側に自分の目が映らない(意外に鬱陶しい)。

デメリット(筆者経験):
・気温が低い方が色が濃くなるため、夏場の屋外でも思ったほど濃くならない。

デメリット(一般情報):
・時間経過とともに調光を担う感光物質の機能が低下し2〜3年で調光性能が落ちる。
・コーディング(色が変わる感光物質を含んでいる)に傷がつくとその部分は色変わりしなくなる。

感想

前述のようにメリットやデメリット、特に普通のレンズより傷に弱いとか比較的調光寿命が短いといったものがありますが、それでもアタッチメントの付け外しがないのはかなり楽です。

アタッチメント方式より格段に軽く、夜の室内からみた窓ガラスが鏡になるのと同じ理屈で二重になったレンズの内側に自分の目が映って鬱陶しいというのもありません。

レンズの寿命は2〜3年が目安だそうですすので、高いものを買っても無駄ですからJINSやZoffで手頃なものを1本買ってみてはどうでしょうか?

<参考記事>
調光レンズに遠近両用の度を入れると、J!NS(JINS)、Zoff、眼鏡市場ではいくらくらいになるの?

Zoff NIGHT&DAYを購入した話、フレーム選びの注意、取り扱いの注意、オンラインではなく店頭購入を!

使ってわかった、2wayサングラスやクリップオンサングラスのメリット・デメリット



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