猛暑注意!はスマホだけではない、昨今のリチウムイオン電池内蔵携帯機器全てが要注意

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スマホ熱中症が増えているそうです。人間の熱中症の話ではなく、真夏炎天下に駐車した車内に放置したスマホが高熱のためにリチウムイオン電池内にガスが発生して膨張し、最悪は発火するというものです。もちろんヤヴァいのはスマホだけではないです。

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リチウムイオン電池とリチウムポリマー電池

スマホに使われているのはリチウムポリマー電池(正確には「リチウムイオンポリマー二次電池」といいます)と呼ばれるもので、原理はリチウムイオン電池(正確には「リチウムイオン二次電池」といいます)と同じですが、電解質に液体ではなく高分子ポリマーを使ったものです。

形状の自由度が高く、揮発性が高く可燃性である電解液を使わないので、リチウムポリマー電池に比べると安全度は高いと言われています。

両者はこのように微妙に違うとはいえ、危険性があることに変わりはなく、航空機などへの持ち込みはリチウムイオン電池とリチウムポリマー電池は区別なく制限されています。

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リチウムイオン(ポリマーを含む)電池の使用環境

1番大切なのが使用環境と保存環境です。

低温環境は電池の性能が劣化するだけですが高温はそうではありません。

経済産業省令 第三十六号では、上限試験温度を45℃、下限試験温度を10℃としています。

使用温度上限は45℃以下と考えるべきでしょう。

酷暑の夏の屋外炎天下のアスファルト路上では軽く40℃どころか45℃も突破することがありますので、そういう場所で長時間使うのはよろしくないということです。さらに炎天下のクルマの車内では要注意です。

温度対策を何もしない黒色の車の場合、車内最高温度は57℃、車内平均温度は51℃、ダッシュボードは79℃にもなるそうです。さらにダッシュボードはエアコンを作動させても61℃になります。

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スマホだけではない

昔に比べて昨今は充電モノばかりが身の回りに溢れています。

スマホやタブレット、モバイルバッテリーなどは当然として、携帯扇風機などは特に女性がお持ちのシーンを良く見かけます。

携帯扇風機は電源にリチウムイオン電池を使っており、屋外の炎天下の暑いところで使うことが多いので、自ずから使用温度が高いわけです。さらに手に持って使うので落とすことによる衝撃も加わりやすいです。

キリがないですが以下のようなものが思い付きます。

・スマートフォン
・タブレット
・スマートウォッチ
・GPS機器
・ノートパソコン
・ドローン
・デジタルカメラ
・ビデオカメラ
・携帯ゲーム機
・充電式マウス
・充電式キーボード
・モバイルバッテリー
・大型ポータブルバッテリー(非常用やキャンプなどで使うもの)
・加熱式タバコ
・携帯扇風機
・ワイヤレスイヤホン(頭のすぐ近くで使うので万一の事故は超ヤヴァイ)
・電動歯ブラシ
・電動髭剃り
・充電式ライト
・充電式掃除機
・電動アシスト自転車
・コードレスフォン(子機)
・トランシーバー
・電気マッサージ器
・電動工具

無しで過ごすのは無理じゃないかと思うくらい身の回りに溢れています。

近年のもので充電して使うものは全てリチウムオン電池と思えばよいでしょう。

屋外で使うものが多い赤字の機器は要注意です。

リチウムイオン電池使用機器を安全かつ出来るだけ長くつかうために!

1. 残量ゼロ、満充電の状態での保存をさけ、80%程度で保存する(バッテリー寿命に影響)
2. バッテリーは30%程度〜80%程度の範囲で日常は使うのがベター(バッテリー寿命に影響)
3. 普段感じなかった発熱などの異常を感じたらすぐに修理か正しいルートで廃棄(発煙発火の危険)
4. スマホのバッテリー交換は必ずメーカーが指定する正規修理窓口のみ依頼(粗悪部品による発煙発火の危険)
5. 炎天下の車の中にはリチウムイオンバッテリーを使っているものは絶対放置しない(発煙発火の危険)
6. 落としやすい携帯用扇風機などはコンクリートの床は道路へ落としたあとは注意深く観察し少しでも異常があったら使用を中止し正しく廃棄する(発煙発火の危険)
7. 廃棄は絶対ゴミに捨てない。家電店などにある充電式電池の回収BOXに入れるかメーカー回収へ。

誤った使い方をすると危険なものであるのは間違いないのですが、使わないと超不便なので正しく安全につかいましょう。

使わなくなったリチウムイオン電池もしくはそれを使用して電池だけ取り出せない機器は間違ってもゴミに出してはいけません。


 

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