以前の記事で「OutlookはMac・iPhone・AndroidではGmailと同期しないことがあるので使えない!」と書きましたが、その後状況は改善されています。しかし改善されないというか改善する気がないところもあります。どの程度実用的になったでしょうか?
以前の問題点
[問題点1] ”新しいOutlook”(新UI)でさくらインターネットのメールボックスが一部同期できない場合があり、”従来のOutlook”(旧UI)では同期できた。
[問題点2] ”従来のOutlook”(旧UI)でGmailアカウントを設定すると、Gmailのメールボックスと同期不良。
Mac版では [問題点1] と [問題点2] が発生していました。
iOS版とAndroid版では[問題点2] が残っており使い物になりませんでした。
ぶっちゃけ使い物になりませんでした。
そういう状況でしたので、iPhoneはiOS標準メール、MacもmacOS標準メール、AndroidではGmailとBlueMailを使っていました。BlueMailは便利は便利なのですが筆者個人の気持ちとして微妙に不安が残るアプリでもあり乗り換え先を探していました。
その後の改善
Outlook for Android
最初にAndroidのメールをOutlookにしたのは2023年3月下旬でした。
前述のような不具合はこの時点でAndroid版は完全に解消していました。
しばらく併用して確認できたのでOutlook for Androidに乗り換えました。
Outlook for Androidのメリット:
・メールと予定が一つのアプリで済む。
・予定が縦スクロールなので、月を跨る予定は4週ごと、5週ごとといった予定に対応しやすい。
Outlook for iOS
先日、思い出してOutlook for iOSを試してみました。
前回は全然ダメダメ君でしたが、今回はOutlook for Androidと同様に使えることがわかりました。
複数メールアカウントを使っているので、全てのアカウントを串刺しで「受信トレイ」「下書き」「送信済み」「削除済み」「迷惑メール」を確認できるのがとても便利なのです。
削除済みメールはできるだけ残さない主義なのですが、これができないと結構な数のアカウントのごみ箱(削除済みメールフォルダ)をクリアしてまわらないといけないのです。
さらに、Android同様に予定が縦スクロールなのもGOODです。何より2台持ちのAndroidとiPhoneが同じメールで同じGUIというのはやはり使いやすいのです。
Outlook for Mac
以前はダメダメだったOutlook for Macはどうか?
確認したバージョンは “Ver.16.76 (23081101)” です。
”従来のOutlook”(旧UI)でGmailがうまく同期できなかったのは全く改善されていませんでした。多分修正する気もないのだとしか思えません。
”新しいOutlook”(新UI)は設定直後は同期したように見えましたが、その後新しく届いたメールが待てど暮らせど反映されません。Outlookを再起動しても同じでした。
だめじゃん!
というわけで、Outlook for Macを改善する気はなさそうです。
Mac版のOutlookをアンインストールしました。
Mac版Outlookのアンインストールはごみ箱に入れるだけではだめです。
[Microsoft公式] Office for Mac のアンインストール
かならずこの手順にしたがってやらないとゴミが残ります。
ゴミというか一旦削除して再インストールしてもアカウントが削除前の通り復活したりします。
まとめ
iOS版とAndroid版のOutlookはIMAPサーバーと同期がうまくいかないバグは直っているようで問題なさそうだ。カレンダーとメールが一つのアプリであり、かつカレンダーは縦スクロールで簡単にGoogleカレンダーと同期するので非常に使いやすい。
一方、Mac版はIMAPサーバーと同期しないバグは残ったままで使い物にならない。