「ポイ活」なんかヤメなさい!「ポイ活」は「浪費」への近道、「節約の敵」だ

「ポイ活」なんかヤメなさい!「ポイ活」は「浪費」への近道、「節約の敵」だ

ほとんど流行り物とも言える「ポイ活」ですが、「浪費」「無駄遣い」に繋がることが多いと考えます。テレビ番組で「XXX円分もお得になるのです!」と放送されることが多いですが、本当にトクするためにはよく考えて計画的に買い物をしないといけません。ポイントは「ポイ活」で貯めるものではなく、結果的に貯まった…というものです。


ポイントは結果的に貯まるもの

いうまでもないことですが、ポイント目的に買い物をするのは本末転倒です。

例えばスーパーで1つ200円の商品が通常であれば1%ポイントで2円分が付与されるけれど、週末限定で3つ買うとポイント5倍で5%の30円分付与されるような場合。最初から3つ必要なので買う予定ならラッキーですが、そのうち使うだろうと本来1つで良いのに3つかうのは基本的にはダメですね。

  • 本来1つあれば良いのですが3つかってしまうことで400円無駄な買い物。
  • そのうち使うから….と思っていても、残り2つをどこかにしまい込んで忘却の彼方。
  • 食品だと余分な2個の存在を忘れて大幅に賞味期限切れになってしまい廃棄。

本来不要な買い物をしてしまっているダメな典型例です。無駄なく買い物をして結果的に溜まっていたというのはOK。ポイント目的で買い物をしてはいけません。

定期的に消費する物なのでAスーパーで毎週1つ200円買い、10週間で20円分自動的にたまってしまう、というのはOKですが、ちょっと待って!

Bスーパーではポイントはつけない代わりに同じ商品を1つ198円で売っていたとしましょう。

ポイント分を差し引いた実質金額はどちらも1,980円ですが、Aスーパーでの支出は2,000円。Bスーパーなら1,980円です。

節約のポイントは「支出額の絶対値を抑えること」です。目先にぶら下がった「実質金額というぱっと見のお得」は思い切って無視するのが重要です。

ポイントは分散しない

AスーパーでAポイント、BスーパーでBポイント、CドラッグストアでCポイント….財布の中にはポイントカードがいっぱい。あるいはスマホの中にはポイントアプリだらけ。

利用するスーパーが複数件あっても、主に買い物をするスーパーは一つかせいぜい二つではないでしょうか。それ以外は、いつもの店にはないからそれだけ買いに行く程度。

ならばポイントカードを作るのは主に買い物をするスーパーの一つかせいぜい二つだけでいいです。滅多に買わないところでポイントカードを作っても無駄です。ポイントはたまらないし、ポイントカード所有者であれば5個買えば10%引きとかいったものに惹かれてしまいかねません。

ポイントがあろうがなかろうが、生活していくために主に買い物をするスーパー一つか二つでのみポイントカードを作りましょう。そうすればそのスーパーのポイントは自動的貯まります。それでもまとめ買いセールなどで、それがすぐに不要でなければまとめ買いには手を出さないこと、特に食品などはNGです。

そのうち使うから、あって損はない…は禁句。



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ポイントは業者の売上増戦略

忘れてはいけないのは、ポイントシステムはお店の売上獲得施策・囲い込み施策であるということ。

綺麗事を並べていますが、消費者が純粋に得するようなシステムではありません。

ポイント還元にはお金が必要ですから、その分は売価に微妙に上乗せされていくことになります。ポイントを導入せず売値を少しでも下げる店とでは、どちらのほうが消費者に向いた商売でしょうか。

繰り返しますが、節約のポイントは「支払額の絶対値を下げる」こと、現金(クレジット)支出を減らすこと。支出を増やしてポイントをもらうのは無意味です。

まとめ

ポイントカードは分散せず、常用する店舗一つか二つに押さえておく。

節約のポイントは支出の絶対額を抑えること。いくらポイントをもらっても支出が増えては無意味。



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