AKIKIのTWS-P10という3,500mAhバッテリー内蔵ケース付きの完全ワイヤレスイヤホンを紹介したのは今年6月。今はさらに進化したのか、別のチャイナの会社からちょっとかっちょいいT9というイヤホンが出ています。なんと6000mAhバッテリー内蔵!もうびっくりです。(2020/05/24 操作方法等を追記しました)
AKIKI TWS-P10
当ブログでの紹介記事はこちら。
紹介の最後のほうで、音質についても触れていますが、低音はそこそこありますが、解像度はプアーで中〜高音になると相当プアーになり、男性アナウンスは意外にも出ていそうだった低音がなくなって意外にAMラジオっぽくなってしまいます。あれぇ?です。
バッテリーとしても3,500mAhですが5V1Aなのでまあしょぼい。
なので、もっぱらジム用でした。
Joyhouse T9
仕様(2020/05/24 追記)
型番 | TWS-T9 |
Bluetooth | Bluetooth 5.0+EDR |
対応プロファイル | A2DP/AVRCP/HFP/HSP |
対応コーデック | AAC, SBC |
ノイズキャンセリング(通話時) | CVC8.0 |
バッテリー駆動時間 | 3~4時間(イヤホン単体) 260時間(ケースバッテリー含む) |
バッテリー容量 | 50mAh (片耳分で)、6,000mAh(ケース) |
サイズ | 24 x 23 x 25mm |
重さ | 5.4g (片耳)、161g(ケースとイヤホン) |
防水 | IPX7 |
入力電圧 | DC 5V/2A (USB TYPE-C) |
出力電圧 | DC 5V/2A (USB TYPE-A) |
Amazonで購入
Amazonのタイムセールでお安く入手しました。
イヤホンケースとイヤホンの本体、USBケーブル、説明書、ポーチ、イヤーチップが付属しています。私は耳穴が大きめなので標準状態を試した後速攻でLサイズに変更しました。
正確さは不明ですが、バッテリー残量が%表示されます。充電中は1の位が点滅します。
蓋をスライドさせると中にイヤホンが収納されています。
出荷直後はイヤホン側の接点に絶縁シールが貼られていますので要注意。充電されません、いつまでたっても。
蓋をスライドさせると%表示が出ますが、閉じてしばらくすると消えます。
はっきり言ってAKIKIのTWS-P10よりずっとカッコイイです。
PSEマークと技適認証が記されています。
出力は5V2Aなのでまあ許せます。
最近のデバイスだけあって、充電ポートはUSB TYPE-Cです。
愛用のSONY WF-1000XM3もTYPE-Cなので好都合です。
今更micro USBのデバイスは増やしたく無いですし、Lightningデバイスも絶滅させたい(これはまたいずれ別記事にて触れます)・
意外に小型です。
WF-1000XM3のユニットとサイズ比較。
大きさ(耳の外側に出る部分の面積)からいうと半分くらいです。
装着感
大前提としてイヤーチップを自分の耳にあったもの(ゆるゆるではNGです)にすると、結構いい感じです。
GLIDiCのTW-5000は小さすぎて頼りなく、WF-1000XM3はユニットがでかいので耳たぶを引っ張ってしっかり捻って耳穴に押し込まないといけませんが、T9のユニットは手頃なサイズなので、ちょっとねじりながら押し込めばOK。
よほど頭をブンブン振らないとおちないでしょう。逆にそこまで頭をブンブンふると普通の人なら倒れちゃうかも。
遮音性
遮音性はかなり良好です。もちろん自分にあったイヤーチップをつけてしっかり押し込んだ場合です。
この遮音性はSHUREを思い出します。
そこまではいかなくても、遮音性の高さではトップレベルかもしれません。
音質
ファーストインプレッションでは、TWS-P10よりはるかに良いです。
低音は豊でしっかりとしておりますし、中・高音もきちんと伸びております。全体的な繊細さ(解像度)ではWF-1000XM3にはかないませんが(そりゃ価格が相当違うからね)、タイムセール割引で4,000円を切る価格であることを考えると、トップクラスの音質かもしれません。
操作方法(2020/05/24 追記)
ネットを探しても操作説明が出てきませんのでここに書いておきます。
操作ボタン等はなく、イヤホンのユニットの丸いタッチセンサー部分が操作を行うすべてとなります。
音楽鑑賞中 | 左右どちらでも1回タッチ | 再生/停止 |
右を2回連続タッチ | 次の曲 | |
左を2回連続タッチ | 前の曲 | |
音楽再生中・通話中 | 左を長くタッチし続ける | 音量が段階的に下がる |
右を長くタッチし続ける | 音量が段階的に上がる | |
待機中(音楽再生や通話をしていない) | 長くタッチし続ける | 電源オフ(オフの状態であればオン) |
通話操作 | 左右どちらかを1回タッチ | 着信に出る |
通話中に左右どちらかを1回タッチ | 電話を切る | |
左右どちらかを長くタッチし続ける | 着信拒否 | |
Siri呼び出し(iOSのみ) | 左右どちらかを3回タッチ | Siri呼び出し |
動画撮影の外部マイクとして使えるか?(2020/05/24 追記)
このイヤホンは、いわゆるBluetoothイヤホンマイクです。
iOSでもAndroid(機種による可能性あり)でもBluetooth接続イヤホンマイクのマイクは残念ながら外部マイクとしては認識されません。iPhone 8 (iOS13.5)、HUAWEI Mate 20 Pro (Android 10/EMUI 10) で試しましたが、デフォルトのカメラアプリでは外部マイクとして認識できませんでした。
Androidの場合、有線マイクであればOpenCameraというフリーの静止画/動画撮影アプリを使えば外部マイクを選択できますが、このOpenCameraでもT9を含むイヤホンマイクは外部マイクとして認識しませんでした。Androidでは電話アプリ(LINE電話を含む)でないとBluetoothヘッドセットマイクからの音を取れないようです。
撮影しながらナレーションは自分が喋ってそれをクリアにキャッチさせたいってのがありますが、これを実現するには有線でピンマイクでも使わないとムリっぽいですね。
まとめ
Amazonタイムセールで買った、JoyhouseのT9という6,000mAhバッテリー内蔵の完全ワイヤレスイヤホンはコスパ抜群。
AKIKI TWS-P10より音域は広く高音の伸びも良い。もちろんSONY WF-1000XM3には劣るが、4,000円〜5,000円価格帯の完全ワイヤレスとしては相当トップクラスではないか。
ハウジングは小さめなので単体駆動は3〜4時間と長く無いが耳への収まりが良い。
5V 2A出力のモバイルバッテリーとしても使える(Quick Chargeなどの高速充電はできない)。