2019年12月初旬に発注したHP Spectre x360 13-aw000 WWANモデルが年末ぎりぎりに届きましたので、そのファーストインプレッションレビューをお届けします。
HP Spectre x360 13-aw000
昨年12月半ばの記事でこういうものを書きました。
スペック表を再掲載します。
ベーシック | ベーシック プラス | スタンダード | パフォーマンス | WWAN | |
OS | Windows 10 Home | Windows 10 Pro | |||
CPU | Core i5-1035G4 | Core™ i7-1065G7 | |||
DPSLAY | 13.3インチワイド・フルHDブライトビュー・IPSタッチディスプレイ(1920×1080) ※アンチリフレクションコーティング仕様 | ||||
MEMORY | 8GB | 16GB | |||
SSD | 256GB SSD PCIe NVMe M.2 | 512GB SSD PCIe NVMe M.2 | 1TB SSD PCIe NVMe M.2 | ||
Optan メモリー | – | インテル® Optane™ メモリー H10 & ソリッドステート・ストレージ(32GB / NVMe M.2) | |||
GPU | インテル Iris Plus グラフィックス(プロセッサーに内蔵) | ||||
LTE通信 | – | インテル® XMM™ 7560 LTE-Advanced Pro(GPS機能付き) | |||
SIM | – | nanoSIMカードスロット | |||
重量 | 約1.24kg | 約1.25kg | |||
バッテリー | 最大22時間 | ||||
価格 | ¥139,800 (税抜)~ | ¥144,800 (税抜)~ | ¥159,800 (税抜)~ | ¥174,800 (税抜)~ | ¥199,800 (税抜)~ |
キャンペーン 価格 | ¥132,000 (税抜)~ | ¥137,000 (税抜)~ | ¥152,000 (税抜)~ | ¥166,000 (税抜)~ | ¥152,800 (税抜)~ |
お得額 | ¥7,800 | ¥7,800 | ¥7,800 | ¥8,800 | ¥47,000 |
WWANモデルというのは、SIMスロットを内臓していて有効なデータ通信SIMを入れることで、モバイルルーターとかテザリング(「デザリング」という人がいますが「tethering」です)のお世話にならずに通信ができます。
このスペック表でみると、Spectre x360 13シリーズでは4Kモデルを除けば最高峰のスペックです。OSもWindows 10 HomeではなくProfessionalとなっています。
そして何よりもこの標準価格とキャンペーン価格の差。スタンダードモデルとほぼ同額で2ランク上のモデルが買えます。
さらにWWANにはSIMが必要なのでこうした特典があります。
WWANモデル特典
WWANモデルは無料で、毎月7GB使える最大3か月無料パックのSIMカードをプレゼント
→ 毎月無料で7GBが使えます
→ 安定のソフトバンク回線で高速通信
→ HPだけのお得な月額プランを用意しています
無償期間終了後の更新は、Spectre x360 13 WWANモデルをご購入した人限定
→ 容量そのまま7GBプラン、月々1,480円
→ もっと使いたい使い放題プラン、月々2,880円
いずれも、最低利用期間/契約解除違約金なし
キャリアはDIS mobile powered by SBM(ダイワボウ情報システム)となっています。
HP社のWebによれば、WWANモデルは人気があるため、昨年12月時点で納品は1月初旬より順次となっていましたが、思ったより早くきました。
2019年12月09日 WEB発注
2019年12月10日 正式受注メール
2019年12月11日 欠品のため納期確定次第連絡する旨のメール
2019年12月17日 納期未確定連絡、この日より4営業日後に際連絡する旨
2019年12月23日 引き続き入荷待ちのメール
2019年12月24日 納期確定連絡
2019年12月28日 納品
他社の通販だとこうしたステータスはWEB上で確認できますが、HPのWEB通販はそれができません。そのかわり納期がかかる場合はこのようにこまめにメールが届きます。
WWANモデルの納期がかかることは最初からわかっているので問題ありません。
そして12月28日に宅配便で届きました。
私はすでに正月休みでしたので、こりゃ嬉しいです!
開梱レビュー
HPのノートPCをメーカー直販でWEB通販すると、本体が入った美しい化粧箱がさらに化粧ダンボールに入って届きます。
こんな風にダンボールの中にシュリンクラップされた化粧箱が入っています。
パソコンナビなる初心者向けの解説書、専用スリーブケース、HPペンがついています。
Spectreの箱はこういう美しい箱です。蓋は黒で底部分はゴールドです。
その下にはACアダプタとWWANモデルなのでDISMのSIMカード・SIMピンが入っています。
DISMのSIMはセットしてもすぐには繋がりません。ネット経由や郵便での開通手続きが必要です。
昔はリンゴマークが好きでしたが、今はこれが好き!
右側面にはmicroSDカードスロット(一番左)、中央のスイッチはプライバシースイッチで内蔵されたWEBカメラを物理的に回線を切ることができますので、マルウェアで知らぬうちに画像を取られるような心配がありません。
その右にUSB TYPE-Cがあります。
本機の特徴として右奥角に2つめのUSB TYPE-CがありACアダプタからの給電をここに差し込むと右側や奥の出っ張りが少なくて済みます。
左側面です。左から3.5mmステレオイヤホンジャック、USB TYPE-Aコネクタ、SIMスロットになります。
USB TYPE-Aは下部カバーが下にずれるようになっており、使っていない時にぽっかりとでかい穴が空いてブサイクなイメージになるのを避けています。
右奥はUSB TYPE-Cでしたが、左奥は電源スイッチです。面白いところにありますね。
右側にUSB TYPE-Cを2つ儲けると、マウスを使うときに右利きの人だとケーブルがえらく邪魔になるという欠点があり、左側面に儲けると右はマウス、左はケーブルで場所を取りすぎるという欠点があります。
右奥斜めにつけることで、奥行きも対して余分に必要とせずマウススペースも確保できます。
キーボードは以前もっていたSpectre x360 13-ac000と同じ。
ただし、このモデルはWindows Hello対応の指紋認証がついていますので、顔認証でも指紋認証でも両方登録しておけばどちらでも認証できます。
顔認証はカメラからみて逆光になるとほぼ使えないので指紋認証併用は助かります。
以前使っていたのはSpectre x360 13-ac000という2017年2月(だったと思います)に発売されたモデルですが、それに比べるとCPUなどハードスペックが上がっているのは当然として…
・Windows 10 Professionalでオフィスで使い慣れたエディション
・一回り小型になっており、重さもわずかに軽くなっている
・バッテリーの持ちも良くなった(公称22h)
さらに、INTELの第10世代CPUであるCore™ i7-1065G7、Optaneメモリ搭載、NVMe M.2 SSD使用(これは以前のもでるもそうです)ということで、Microsoft Officeもサクサクですし、Adobe Photoshop CCも5秒〜6秒程度で起動します。
流石にAdobe Premire Proになると、GPUがRTX2080とかハイパワーなものではなく、Intel Iris PlusというIrisよりは速くなっていますが、残念ながら他の専用GPUよりパフォーマンスが落ちるので、動画編集、特にエンコードは負荷が重いと思います。
しかし、出先でとった動画を取り込みAdobe Preludeとかでラフにカット割りをしておいて、細かい調整や字幕や効果などは自宅のハイパワーマシンでやれば全然問題ありません。
HP Spectre x360 13-aw000 WWANモデルは、最先端のハイパワーを搭載したスリムで軽量、長時間駆動可能な2-in-1ノートブックであり、その用途はビジネスはもとより、動画の撮影・公開などをしているYouTuberやブロガーの取材・旅の共に最適だといえます。
まとめ
HP Spectre x360 13-aw000は軽量小型で現時点で並ぶもののない2-in-1ノートブックPCである。
Spectreならではの美しさにさらに磨きがかかっており、リンゴを持ってスタバでドヤ顔はもう古いと言わせることができる洗練されたデザイン。
WWANモデルは、(おそらく期間限定であろうが)特に割引率が高く通常価格より47,000円も安い。さらにDISM(ダイワボウ情報システム)のMVNO SIMがついてきて3ヶ月まで毎月7GB無料。継続プランも使い放題2,880円/月とお得。
第10世代となりうCore™ i7-1065G7を搭載、16GBメモリ、32GBのOptaneメモリ、1TBのNVMe M.2 SSDで携帯ノートブックとしてのパフォーマンスは相当良くてストレスがなく使える。