電子書籍の代表格であるKindle本を携帯端末で読むには、Kindle端末、Fire、AndroidでKindleアプリ、iOS/iPadOSでKindleアプリがあります。ご存じの方も多いと思いますが、Kindleアプリに関する限りはiOS/iPadOSはやや不利なのです。
読書優先ならKindle端末だけど….
クリスマスの日の記事(2021/12/25)で読書優先ならKindle端末のほうが優れていると書きました。
読書に集中したいなら、やはり専用のKindle端末が正解だと筆者は信じています。
そうなんだよね、そのとおりでございまして、なまじ読書専用端末だけにページめくりとかメニューを出したりするのにワンテンポ必要なのはスマートフォンのサクサクした動きに慣れた身には結構気になるものです。
Kindle端末が正解ではあるのだけど、世の中に万能なものはないのであって、Kinlde端末の弱点がこのストレスだと思います。
iOS/iPadOSとそれ以外の差
iOS/iPadOSのアプリ内コンテンツ購入の場合、コンテンツプロバイダーはAppleに30%の手数料というかショバ代を収めねばならないと聞いています。
Amazonにしてみれば、iOS/iPadOS用コンテンツだけ30%高く売るわけもいかないし、さりとて30%という大きな金額をAmazonが被ることは考えられない。
すなわち、iOS/iPadOSのKindleとそれ以外のKindleの最大の差がここにあります。
iOS/iPadOSのKinldeではKindleアプリ内から本が買えない。
実際に見てみましょう。
まずは本家Kindle端末(Kindle Voyager)。
ここまでは本を購入するためのボタンがあります。
そしてiOS/iPadOS版(写真はiPhone 13 miniのスクリーンショット)。
購入ボタンがない!
大したことはなさそうでありますが、新しい本やコミックを買うたびにスマートフォンやPCのブラウザから買わないといけません。
地味にiOS/iPadOS版のディメリットです。
Kindleアプリを使うなら、Androidが良いという理由がここにあります。
Android版であればKindleアプリ内から本(コンテンツ)をサクッと買える。
電子コミックや電子雑誌はAndroid/Fire一択
コミックや雑誌は買う頻度が長編小説より多いと思いますし、カラー写真が多くモノクロのKindle端末では味気ないことおびただしい。
コミックならまだしも….と思うでしょうが、ページめくりが激しくなるコミックではこの微妙な遅さ、一瞬ではありますがE-INKがフラッシュするのが実はとても気になります。
まして雑誌になるとこれはKindle端末は無理といっても嘘ではないと思います。
前述のようにアプリ内購入ができないことを考えると、電子コミックや電子雑誌がメインならAndroidタブレットかAmazon Fireしかないと思います。
速さと画面の美しさではiPadがピカイチですが、電子ブックリーダーを主用途として使うにはちょっと価格的に贅沢だし、何よりアプリ内コンテンツ購入ができないのはディメリットです。
まとめ
iOS/iPadOSのKindleアプリは、アプリ内からコンテンツ購入ができない。
アプリ内購入を考えるとKindle端末かAndoridタブレット、Amazon Fireが好適。
電子コミックや電子雑誌のほうがメインであれば、Kindle端末はちょっと無理なのでAndroidタブレットかAmazon Fire。