筆者は長年フカフカ・フワフワで大きなサイズの枕が大好きでした。その筆者が、結構硬めな低反発フレークピローに惚れてしまいました。柔らか枕が好きだけど朝起きると首がこりがちという方はご一読を。
フカフカ・フワフワ枕
筆者のフカフカ・フワフワ枕の歴史は長いのです。
日本ではなかなかフカフカ・フワフワ枕は入手できないので、一時はアメリカからダウンピロー(羽毛布団のようにふわふわのダウンを使ったピローであり、硬いフェザーを使ったものではありません)を個人輸入で買って使ったりしていました。
フカフカ・フワフワ枕の欠点:
この手の枕が合う合わないは体型や好みで違うわけですが、誰にとっても普遍な欠点というのがあります。
それは「比較的早くにひしゃげる傾向にある」ということ。
買った当初は非常に気持ちよかったけど半年もするとなんか違う….ということはありがちです。羽毛を使ったダウンピローでも、ポリエステル系の綿を使ったピローでもふわふわであればあるほどひしゃげるのも早いです(経験談)。
この欠点を克服できるのが高反発系のピローです。
具体的には「マニフレックス ピローグランデ」。
柔らかくてフニャッと沈みますがある程度でしっかりささえてくれます。モールド低反発ウレタンと違って通気性もよく、枕カバーさえ通気性がよければ、完全にうつ伏せになって枕に顔を押し付けても呼吸できるくらいです。
これを気に入って一個または二個使いで寝ていました。
かなり長く数年使ってもほとんどヘタリがありません(筆者の場合)。
ターニングポイントは金沢
筆者を固めの低反発に向かわせたのは昨年秋の金沢旅行でした。
筆者が絶対絶対絶対絶対イヤなのが、パイプ枕といった類の硬めの樹脂を使っているもの。
この時に止まったのがホテルウィングインターナショナルプレミアム金沢駅前というホテル。
枕は2つあり、一つはよくある片側パイプみたいな樹脂で片側がポリエステル綿のものだと思いましたが、若干記憶が怪しい。
もう一つは硬めの低反発チップ枕でした。
これは困った、柔らか枕がではないか!
しかし選択肢は前述の2種類のみ。
パイプ風の樹脂は絶対いやなので、そこそこ硬めの低反発チップ枕にしました。
ありゃ?硬いだけじゃなくて、なんとなく沈んでくれるじゃん。
そうなんです、無印良品の低反発チップ枕は柔らかいのですが、チップ量が少ないので低くてすぐひしゃげちゃうのですが、このホテルの低反発チップ枕は、どうやら低反発ウレタンチップが結構ぎっしり詰まっているようで、軽く押すだけだと結構固く感じますが、頭を載せると絶妙の高さに落ち着くことを発見しました。
これは今まで味わったことのないタイプ!
ZARA HOME 低反発フレーク ピロー
その後、ホテルウィングインターナショナルプレミアム金沢駅前の低反発ウレタンチップぎっしりの枕で、70 x 50cmサイズの大きなものを探していたのですがなかなか出会えない。
偶然通りかかったZARA HOMEで見つけたのがこれです。
お値段も手頃なんですが、結構びっしり詰まっているので重量感があります。
このピローを11月下旬から使い始めて以来2ヶ月経過。
頭を乗せた時はちょっと高めですが、そのうち低反発特有の体温で温まると柔らかくなるという特性で、手頃な高さに沈んで落ち着きます。
ぐわーーっ、いいっ、いいじゃないか。
過去のやわらか・ふかふか枕フェチはどこへ行った?
マジいいんです。
毎日2ヶ月使っておよそ60日、いやぁ、ここちいいです。
枕って買ってしばらくは慣れないものですが、筆者の場合ZARA HOMEの低反発フレークピローはその日の夜から快適でした。
枕ジプシーへの解決策の一つ?
どうも合う枕がない、市販のは固すぎるが柔らかすぎてごつごつしたり、だぁーーーー!
柔らかすぎるのはダメ、でもパイプ枕とか論外、テンピュールとか価格が高すぎる、そんな方はこの枕を検討してはどうでしょうか?
ちなみに、柔らかいのが好きだけどすぐぺちゃんこになっちゃう!という方には、価格は高めですが相当耐久力があるマニフレックス・ピローグランデも検討の余地があります。
では、良い夢を!