ホテルレビュー:ホテルウィングインターナショナルプレミアム金沢駅前

ホテルレビュー:ホテルウィングインターナショナルプレミアム金沢駅前

先日のおじさん金沢一人旅(三泊四日)では「ホテルウィングインターナショナルプレミアム金沢駅前」に宿泊しました。朝からのどぐろ釜飯の朝食がとても明るくて見晴らしの良い最上階のロビー・レストランでいただけるデザイナーズホテルです。

ホテル概要

開業2018年4月1日(本稿執筆時点でおよそ3年半前に開業)
名称ホテル・ウィングインターナショナルプレミアム金沢駅前
https://www.hotelwing.co.jp/kanazawa/
住所石川県金沢市堀川新町8-13
客室数ダブル(デラックスシングル)55室15m² (ベッドサイズは140cm×200cm)
ギャラリーダブル11室17m² (ベッドサイズは140cm×200cm)
ツイン43室20m² (ベッドサイズは110cm×200cm)
和洋室ツイン11室20m² (ベッドサイズは110cm×200cm)<今回筆者が宿泊した部屋>
ユニバーサルツイン1室20m² (ベッドサイズは120cm×200cm)
ホテル直接予約でのみ受付
レストラン13階の天空ギャラリー「おんぼらぁと」にて朝7時~10時までで提供(時間制・要予約)
コーヒーサービス朝7時から夜11時まで、13階の天空ギャラリー「おんぼらぁと」でコーヒーマシンにて無料提供。
テイクアウトカップ(蓋あり)で客室持ち帰り可能。
※一部情報には金澤棒茶の無料提供や夜のお酒の有料提供がありますが、現在はコロナ感染拡大防止によりコーヒーのみの提供です。

金沢駅東口(兼六園方面)から徒歩五分程度です。

 

駅ショッピングゾーンの金沢百番街Rintoあるいは駅隣接のファッションビルである金沢フォーラスの中を通れば、雨の多い金沢でもかなりの部分を傘なしでたどり着くことができます。

JRの新幹線と在来線の線路のそばですので、部屋によっては走行音が気になる方もいらっしゃるかもしれませんが、逆に鉄道大好きな方は絶好の子守唄になるかもしれません。電車が通るといっても北陸新幹線は東海道新幹線のように本数は多くないし、在来線やIRいしかわ鉄道も同様です。

就寝時は静かでないと絶対嫌な方は避けたほうが良いです。

外観と入り口

夜に通りから見るとピンクの看板でまるでラブホテルみたい(^_^;)

こちらは昼間の正面玄関。

フロントは最上階の13階にありますので、1階にはエレベーターホールだけ。

1階と13階にはカードキー等なしで行くことができますが、客室のある2階~12階はカードキーが無い限り階数ボタンは反応しません。最近はよくあるタイプです。

和洋室のフリースペースは狭小

ホテルのサイトや予約サイトの写真はどれもベッドが写っているものばかりで、逆にベッドから入り口方向などを見た写真がないので、それも掲載します。

和洋室ですが布団ではなく、ベッドのスプリングマットレス直置きですのでじゃまだからといって畳んだりすることはできません。

マットレスのある部分は畳ではなく板張り。

マットレス幅は110cmですので、両サイドの布団の部分とかマットレスとマットレスの隙間を考えると280~300cm程度は幅を専有しています。

後述しますがこれがこの部屋の最大の難点。

室内の清掃は行き届いてあり、ホコリやゴミ・掃除のやり残しなどはありません。見た目の清潔感はまだ新しいこともあって抜群です。

上の写真と対角線の反対側から取ってみた写真です。

上の写真をご覧いただくとわかりますが左側のフリースペースが非常に狭いです。
筆者のように一人旅ならともかく、二人だとくつろげるのは布団の上だけしかありません。
和洋室は二人で泊まるにはフリースペースがありませんので要注意
フリースペースは要らない、ベッドの上だけでOKというラブラブカップルなら別ですが….。

入口側のマットレス足元には、国内用のキャリケースを広げる程度のスペースはあります。

クロゼットに折りたたみ式のよくある荷物台がありますのでその点の問題はありません。

13mm相当の超広角で撮影(Galaxy S21 Ultra 5G)していますので一見広く見えますが、フリースペースが狭いです。

ホテルへの提案:
ホテルアンケートにも欠かせていただきましたが、和洋室は以下のようにしたほうが良いと思います。
・常時置き底床ベッドは110cmを2台にすると280~300cmほど占拠してしまうので、ダブルの140cmを1台にするとフリースペースが100cmほど広くなる。
・その部分に折りたたみ式のちゃぶ台と折り畳み座椅子がおけるようにすれば、昔の日本家屋のように広く使える。
・現状では和洋室ツインに2名滞在はかなり厳しいと言わざるを得ない。

2台のベッドマットレスの間には照明のコントローラーとコンセントがあります。

USB充電ポートもありますが、2つで合計5V2Aと極小容量なのでご自身のUSB充電器を使うことをオススメします。5V2AでPDでもないと今どきの大容量電池のスマホの充電には時間がかか

和洋室の設備

限らたスペースの上にあるのは、ドライヤー(右側の黒い袋)、ハーフサイズティッシュ、照明(白い四角いやつ)、ドリッパーとカートリッジの入った黒い箱。

机の一部に四角い線がありますが、これは持ち上げると鏡があって鏡台の様になります。

この机?の高さですが高めです。書き物をしたりPCでカタカタやるには机が高すぎて向いていません。子供がダイニングテーブルで大人用の椅子に座っている感じ。

ただし化粧に使うにはちょうどよい感じで顔が鏡中央に来ます。

ドリッパーとカプセルの箱。

箱の中身はコーヒー2杯と煎茶2杯。

試しに煎茶を飲んだのですが薄くてまずかったです。

コーヒーは13階で無料提供のコーヒーをテイクアウトカップに入れてもってくるほうがずっといいです。結構美味しいし。

クロゼットにはハンガーが4本。ツインにしては少ないです。

前述の荷物台もあります。

なぜかクロゼットに靴べら。靴を脱がないと取れない場所に靴べらがあるという笑うに笑えない状態。あまりにも見かけだけを考えて実用性を忘れている側面を感じます。

左上のはエアコンのコントロールですが、暖房と冷房の切り替えは部屋個別ではなく建物全体での制御なので温度のみコントロール可能です。

ナノイーは天井埋め込みなので見た目には何も見えません。

テレビの下の扉を開くとグラス2個、湯沸かしポット。

そして金庫があります。金庫はかなり小さいです、不在のときにタブレットやノートパソコンを入れておこうなんてのは無理です、財布しか入りません。

入口ドア。三種類のマグネット札があります。

ホテルサイトにもありますが、6泊以下はシーツ交換とベッドメイクはありません(希望すれば別かもしれません)

クリーニング不要、清掃願います、の基本は2種類。

”Clean Up Please” を朝出かける前にドアの外側に貼り付けておくと、タオル(フェイスタオルとバスタオル)と足ふきマット、パジャマの交換、ゴミ捨てと清掃だけを行ってくれます。個人的にはそれで十分だと思います。貼り付けるのを忘れることもあります(筆者は2日目の朝忘れた)ので、その場合はホテルに電話すれば対応してくれます。

ちなみにパジャマは上下別のタイプなので寝ている間に下半身スカスカにはなりません。

バスルーム

部屋のフリースペースがなく結果的に狭い割にはバスルームは大きいです。

バスタブも十分足を伸ばせます

アメニティはこんな感じ。

コンセントの位置がわかりにくいです。

上の写真だと予備ロールとタオルの間にかくれています。筆者は初日の夜はコンセントの存在がわかりませんでした。

ほら、わからないでしょう。

実はここ(下の写真)です。



【広告】

13階のラウンジ

ラウンジというかフロントのある場所の反対側がラウンジ(天空ギャラリー「おんぼらぁと」)になっていて朝7時から夜11時までは滞在客であれば無料でコーヒーを飲むことができます。

テイクアウトカップもあるので部屋に持ち帰って飲むことも可能です。

現在はコロナ感染拡大防止のため、金澤棒茶のサービス、夕方からの日本酒(有料)サービスは行っていません、コーヒーのみです。

このコーヒー結構美味しいです。
少なくとも部屋のドリップよりこちらをオススメ

ここにはテラスがあり、寒い日・暑い日でなければ外へでてコーヒーを飲むこともできます。
タイミングがあれば北陸新幹線を上から眺められます。

ここへきてテラスへ出ない手はありません。

カウンター席の一番テラスよりの席に座ると、北陸新幹線や在来線特急のサンダーバードの入線を觀ながらコーヒーをいただけます。

釜めし朝食

ウリはなんといっても朝ごはん。

朝から釜めしがいただけます。
連泊だと釜めしで同じ種類が続かないように配慮してくれます(希望すれば全部同じ種類にもできると思いますが)

筆者の場合、のどぐろ釜めし、カニ釜めし、鶏釜めしでした。

こんな感じで提供されます。

3つに仕切られた四角い容器のい中の料理は3日とも同じで変わらず。

煮物椀は日替わりでした。

のどぐろ釜めし

カニ釜めし。

鶏釜めし。

煮物椀三種(三日間のそれぞれ)。

3つに区切られた器の料理、こちらは3日間とも同じものでした。

一番左。金沢ではおなじみの赤巻き蒲鉾(通称「赤巻き」)が入っているのは嬉しい。

右下のフライみたいなのはたらこの煮物。

中央部。海老は頭以外殻ごと食べちゃいましょう。

右側。

おちょこみたいなのは蜂蜜入の飲み物、小さい餅菓子がついています。

これらの朝食をとても明るい気持ちい場所でいただけるので、個人的には大満足です。

おすすめ度

筆者的おすすめ度:★★★★☆

☆一つ減らした理由は和洋室のフリースペースの少なさ(下記まとめにも記載)と、しつらえた机の高さが高すぎて書き物やPC操作には向かないことです。

これについてはホテルのほうで前述したように改善していただければかなり使いよくなると思います。

まとめ

ホテルウィングインターナショナルプレミアム金沢駅前は金沢駅から徒歩5分程度であり、かなりの部分を雨の日でも傘なしで行ける(100%傘なしは無理です)。

フロントとロビーラウンジ(天空ギャラリー「おんぼらぁと」)は13階のとても明るい見晴らしの良いところにありテラスに出る事もできる。

滞在中コーヒーは朝7時から夜11時まで無料サービス。

朝食は釜めしがついていて美味しい。のどぐろ釜めし、カニ釜めし、鶏釜めしなどがあり連泊だと続かないようにしてくれる。チェックインのとき全部のどぐろ釜めしをリクエストすることも可能。

筆者は和洋室にとまったが、ほとんどがベッドスペースでありフリースペースが極小のため二人滞在はかなり厳しいと言わざるを得ない。

和室の机は設えた鏡で化粧をするには良い高さだと思われるが、書き物をしたりPCで仕事をしたりするにはあまりにも机が高すぎる。仕事や書き物をする可能性があるのなら通常の洋室を勧める。



【広告】

旅行・飛行機・鉄道カテゴリの最新記事