梅雨が明けるとエアコンが欠かせない夏になり、首都圏では35度を超える猛暑日も多くなります。その前に10年前に買って初めてエアコンクリーニングしてもらいました。お掃除機能付きエアコンでしたがその内部の汚れには驚愕。
お掃除機能付きエアコンでもカビは繁殖する
家庭で行うエアコンの掃除といえばフィルター掃除です。
前面パネルを開いて、フィルターを外して掃除機で吸い取ってから洗浄・乾燥してもどします。
これくらいはエアコンを使う夏や冬のシーズンの間に月一度くらいはやるでしょう。
エアコンの吹き出し口を覗いてみると、この写真のようになっていませんでしょうか?
誰がどうみてもカビであり、体に良いわけがありません。
吹き出し口でさえこれですから、内部に水滴が溜まる熱交換器の部分やその奥の部分などは見るのも恐ろしい感じでしょう。
お掃除機能付きであろうがなかろうがエアコン内部のクリーニングは必要です。
プロのエアコンクリーニング
筆者が頼んだのはネットでとても評判が良かった業者さんです。
事前に準備しておくべきこと
依頼したほうでは、業者が訪問してくるまでにエアコンの周囲から物をどけておきます。
ちゃんとガードしてくれるので周囲に水や洗剤が飛び散ることはありませんが、エアコンの下1.5〜2m四方にシートを引いて床をガードしますので、その広さ分くらいは一時的に物をどけておく必要があります。
エアコンの真下にベッドがあったりすると大変ですがガンバって何とか場所を作りましょう。
風呂場を使わせてくれと言われる(風呂でエアコンのカバーを洗ったり、洗浄用の湯をバケツに入れるため)ので風呂場も余計なものは片付けておきましょう。
風呂椅子やシャンプーの類は一時的に浴槽内に入れて蓋をかぶせると良いです。
洗浄には高圧洗浄機を使いますので近くにコンセントが必要です。
そして後は業者がくるのを待つだけです。
業者のエアコンクリーニングの手順
床にシートを敷いてガードしてから、脚立に乗って手早く上下方向のルーバー(横に細長いやつで冷房では水平に冷気を送り出し、暖房では下方に暖気を噴き出すガイド)を外します。
フロントパネルとサイドパネルも手っ取り早く外して、洗浄用のガードをつけていきます。
上の写真は実際の我が家のエアコンですが、こんな風に素っ裸になり洗浄汚水が飛び散らないように専用のガードをとりつけます。
高圧洗浄の前に専用の洗剤(薬剤?)を熱交換器の外側から内部に向けて噴霧、ルーバーの下側から奥に向けてたっぷり噴霧します。
次に風呂場から湯を業者持参のバケツに組んできて、脚立に乗って小型の高圧洗浄機で熱交換器の正面から高圧水攻撃で洗浄します。
ガードから汚水やカビがどんどん流れてきてバケツにたまります。
このガードは作業前は普通に半透明なだけでした。
出てきた水は真っ黒です。
全部がこのバケツにたまるわけではなく、ドレン水の排水として2/3は外に排出され残り1/3がバケツに流れ込んできます。
高圧洗浄は熱交換器の外側から、ルーバーから中に向けて丁寧に行います。
外したパネルやルーバーは風呂場で丁寧に洗ってくれますのでピカピカに!
この時点でルーバーの軸部分にプラ素材に劣化があるのを指摘されまして、いずれここが折れてルーバーが動かなる可能性があると指摘されました。さすがにルーバー交換は仕事の範囲ではないですので、これはメーカーの修理にたのむか、ルーバーは簡単に外せるのでパーツ取り寄せして自分で交換するかです。
黙って知らぬ顔で作業を終えるのではなく、きちんと劣化の点検などもしていただけたのは助かります。
シャワーを浴びた後のようにエアコンもスッキリしました。
筆者宅では室外機の清掃も依頼しましたので、室外機は天板を外して、背面、正面、上面から高圧洗浄水で熱交換器をクリーニング。こちらは大して時間かららずに終了。
クリーニング費用
筆者は業者を「くらしのマーケット」で探しました。
以前、風呂場の蛇口交換のときもこのサイトから探しました。
料金は大同小異ですが、お掃除機能付きは料金が割増になり、室外機のクリーニングは別オプションになるのが普通のようです。
この際ですから室外機も一緒にクリーニングしてもらうことを勧めます。
料金はご自宅の地域で業者をいくつか選んでみると大体いくらくらいかわかると思います。
ここはユーザーレビューもありますので初めて選ぶ時には参考になります。
あまりケチらないでしっかりと作業をしてくれる対応の丁寧なお店を選ぶべきです。
まとめ
業者によれば、定期的にエアコンクリーニングしているならばガンガン使う夏を終えてその汚れを取ると良いということでしたが、我が家のように長年放置している場合は、ガンガン使う前にきれにしてもらうほうが良さそうです。
料金はお掃除機能付きだと割増になり、室外機のクリーニングは別オプションになることが多いようです。