7月2日午前1時35分頃から発生したKDDI(au)の障害は本記事執筆中の7月5日午前7時の時点(約77時間経過)後も完全解決・解消には至っていません。ライフラインなっているスマホがネットに繋がらない!に備えるということで、後編はいよいよauの障害のような事態への対応策となります。
前編はこちら
想定するトラブル
本記事の前提は以下のトラブルの想定です。
(1) iOS(Apple)やAndroid (Google) のトラブルにより特定のOSが長時間使えないトラブル
(2) キャリアの回線トラブルにより使えない特定のキャリアが長時間トラブル
後編の今回想定するのは(2)です。
たまたまauで起こってしまいましたがdocomoやSoftbankも障害を起こしています。
・au:今回(2022年7月)の77時間以上におよび超長時間大規模障害。
・docomo:2021年10月に29時間以上にわたる長時間大規模障害。
・Softbank:2018年12月に4時間以上にわたる大規模障害。
どのキャリアであっても障害は起こり得ますので、今回auで懲りたからSoftbankにしようというのははっきり言ってナンセンスです。
人が作ったシステムである以上、必ず障害は起こり得ますから、障害は必ず起こるものとしてサブキャリアを持ちましょう。
サブキャリアの回線を複数のスマートフォンで使うか(理想的な対応方法)、一台のDSDS対応スマホで使うか(現実的な対応方法)は前編をご覧ください。
サブキャリアのプランを選ぶ
docomo回線(現在au系、Softbank系利用者向け)
ahamo – eSIM対応 <イチオシ>
理由:
・eSIM対応
・内容の割に安い(税込2,970円)
・20GBの大容量、テザリングOK
・5分以内国内通話無料
・海外82の国・地域でデータ通信無料(容量は国内とあわせて20GB以内)
セカンドキャリアどころかメインとして十分使えます。
au回線(現在docomo系、Softbank系利用者向け)
auの場合はUQかpovoになります。
UQは筆者使っていた経験からauブランドとは回線速度や接続性などの差は感じません。
結論から言えばサブとして維持費が安いことからpovo 2.0一択です。
povo 2.0 – eSIM対応 <イチオシ>
理由:
・180日以内になんらかのトッピングをすれば0円(着信は無料)で維持できます。
・おすすめは3ヶ月に1度330円でデータトッピングをすれば良いです。
・あるいは550円/月で5分以内通話かけ放題トッピングをつけておき、普段からサブ電話回線として使うのも手です。
<データトッピング>
・24時間データ使い放題:税込330円
・データ追加1GB(7日間有効):税込390円
・データ追加3GB(30日間有効):税込990円
トッピング購入完了後すぐに利用可能です。
自動更新はありません。
データトッピングしない場合は128kbpsに制限されます。
<通話トッピング>
・5分以内かけ放題:税込550円
・通話かけ放題:税込1650円
トッピング購入完了後すぐに利用可能です。
月の途中での通話トッピングは日割りではなく満額かかりますので注意してください。
申し込み後は自動更新されますので止めるのを忘れないように。
必要になったときにこれらをトッピングすればよいでしょう。
平均的にはこれが一番安上がりで、いざというときには非常に強力になりますので、こういう用途のために生まれたプランじゃないかと思うくらいです。
UQ mobile – eSIM対応
くりこしプランS +5G:
・税込1,628円
・3GB
・容量超過時あるいは節約モードは300kbps
・通話かけ放題の類は含まれない(22円/30秒)
・最大合計60分/月の通話かけ放題:税込550円
・10分以内通話かけ放題:770円
・通話かけ放題:1,870円
povo 2.0かUQかと聞かれればサブキャリアとしてはちょっと高いほうに入るかもしれません。
Softbank(現在docomo系、au系利用者向け)
LINEMO – eSIM対応 <イチオシ>
ミニプラン:
・税込990円
・3GB
・容量超過時は300kbps
・通話は従量制(22円/30秒)
・5分以内通話かけ放題:税込550円
・通話かけ放題:1,100円
Y!mobile – eSIM対応
シンプルS:
・税込2,178円
・3GB
・容量超過時は300kbps
・通話は従量制(22円/30秒)
・10分以内通話かけ放題:税込770円
・通話かけ放題:1,870円
現在使っているキャリアからみたオススメのサブキャリア
現在docomoの人
<オススメ1>povo 2.0:
・日常の維持費が一番安い。
・いざというときにはトッピングでバッチリ使える。
<オススメ2>LINEMO ミニプラン:
・維持費が990円と安い。
・通話かけ放題は含まれないので注意。
・保険的に5分かけ放題550円をつけるのもの手。
現在auの人
<オススメ1>LINEMO ミニプラン:
・維持費が990円と安い。
・通話かけ放題は含まれないので注意。
・保険的に5分かけ放題550円をつけるのもの手。
<オススメ2> ahamo:
・維持費は2,970円と高い部類に入る。
・留守番電話などの電話オプション以外はフルサービスで20GBなので普通にメインとしても使える(筆者と家族も使っています)。
現在Softbankの人
<オススメ1>povo 2.0:
・日常の維持費が一番安い。
・いざというときにはトッピングでバッチリ使える。
<オススメ2> ahamo:
・維持費は2,970円と高い部類に入る。
・留守番電話などの電話オプション以外はフルサービスで20GBなので普通にメインとしても使える(筆者と家族も使っています)。
前編・後編を通じてのまとめ
キャリアといえども必ず障害は起こるのでライフラインとしてのスマホはバックアップが必要。
理想はスマホ2台を異なるキャリアでもつことであるが費用がかかるので、DSDS対応のiPhoneやAndroidなら回線だけを増やすのがベターだ。
現在docomoな人へのおすすめはpovo 2.0かLINEMO。
現在auな人へのおすすめはahamoからLINEMO。
現在Softbankな人へのおすすめはpovo 2.0かahamo。