iPhone 15シリーズは、バッテリー製造/使用開始年月・フル充電サイクル回数が簡単に確認可能!

iPhone 15シリーズは、バッテリー製造/使用開始年月・フル充電サイクル回数が簡単に確認可能!

AppleによればiPhoneのバッテリーは「フル充電サイクルを500回繰り返した時に、本来の容量の最大80%を維持できるように設計」されていますが、iPhone単体ではそれを知る方法はありませんでした。しかしiPhone 15シリーズでは簡単にバッテリーの製造年月・使用開始年月・フル充電サイクル回数を確認できます。

フル充電サイクル回数とは

勘違いする人が多いようですが、フル充電サイクル回数とはiPhoneを充電アダプタに接続した回数ではありません。

  • 残り30%の状態から80%まで充電した→50%充電
  • 残り80%の状態から100%までフル充電した→20%充電
  • 残り50%の状態から80%までフル充電した→30%充電

この3回の充電で合計100%の充電をしているので、これで1回のフル充電サイクル回数とカウントします。

500回の充電というと、バッテリーが空になってから100%になるのを500回繰り返すということなので、1日1回フル充電したとしても理屈の上からは1年4ヶ月は使えるわけです。

AppleCare+や保証内での無償バッテリー交換、あるいは有償でのバッテリー交換に応じてもらえるのは、バッテリーの最大容量が80%を切った時なので、500回フル充電サイクルを繰り返しても80%は維持している「はず」だと言えます。

ただし、Appleはこれに対して保証をしているわけではないので、フル充電サイクル回数は200回なのに最大容量が80%を切ったからどうしてくれる!といっても、保証期間内かAppleCare+が有効な期間であればルールに則り交換しくれるでしょうが、そうでない場合は所定の料金を要求されるだけで無償にはなりません。



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iPhone 15シリーズでのバッテリー情報

iPhone 15シリーズ独自の機能として、「設定アプリ」>「情報」で一番下のほうにバッテリーセクションがあり以下のような情報が表示されます。

バッテリー自身の製造年月、使用開始した年月、フル充電サイクル回数の3項目が表示されます。

このうちサイクル回数はMacユーザーであればMacとiPhoneを接続してMacのcoconutBatteryアプリを使うと確認ができます。

バッテリー最大容量とフル充電サイクル回数はある程度相関関係はあるはずですが、使い方により500回を超えても80%を切らない可能性あり、200回くらいなのに80%を切る場合もありえます。フル充電サイクル回数が何回だから最大容量は何%程度というのは言えません。

最大容量は「設定アプリ」>「バッテリー」>「バッテリーの状態と充電」で「最大容量」の項目として表示されますので合わせて確認しましょう。

中古iPhone 15シリーズでは要チェック

中古でiPhone 15シリーズを買う時は、中古店店頭で動作確認するときにこの部分を必ずチェックしましょう。チェックを拒否するような中古店では買うのはやめたほうが良いです。

オークションに出品する方はこの部分と最大容量のスクショを必ず添えましょう。入札する人は必ず確認しこのスクショがないものは入札をやめるべきです。

バッテリー情報をチェックして、項目はあるけれど出てこないような場合は、Appleの正規サービスプロバイダではなく正体不明のバッテリーを使って街の修理屋さんで交換した可能性がありますので、絶対に買ってはいけません。バッテリーの発火・発煙のリスクが高くなる可能性があります。

<参考記事>
iPhone/iPadのバッテリー充電回数(サイクルカウント)の調べ方



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