筆者が使っているiPhone 13 Pro MaxとPixel 6 Pro。ディスプレイや背面、カメラカバーガラスについてどんな素材が使われているのか調べてみました。それぞれどんな保護方法が適切なのでしょうか?
iPhone 13 Pro Max
ディスプレイ面:セラミックシールド(Corning社とApple社の共同開発らしい、詳細不明)
背面:テクスチャードマットガラス(特に強度が高いわけではないらしい)
背面カメラ:サファイアクリスタル製レンズカバー(最高強度のガラス)
残念ながらセラミックシールドについての強度に関する具体的な情報はみあたりませんでした。
一般的にどのスマホメーカーもディスプレイ面ガラスが割れにくいことを主張しているようですが、割れにくい=傷がつきやすいという側面があり、傷がつきにくい=固い=衝撃で割れやすいという矛盾しているのが実際のところです。
iPhone 13 Pro Max(他のiPhone 12以降も)の場合のお勧め保護対策:
・ディスプレイ面には保護ガラスフィルム
・背面はケースでカバー(カメラ部を保護するような堤防がついているSpigenをお勧め)
・カメラ保護フィルムは不要(カメラのサファイアガラスが他のスマホのディスプレイを傷つける恐れあり)
FaceID対応のiPhoneは画面内指紋認証がないので、どんなフィルムをつけてもノッチ部分さえ被わなければOKですから選択肢が非常に幅広いです。ガラス面もエッジが湾曲しているタイプではなくフラットなのでさらに選択肢が多く貼りやすい。
裸で落とすとディスプレイ面が割れるより、背面のガラスが粉々になることもあるようですのでケース必須です。
Pixel 6 Pro
ディスプレイ面:Corning® Gorilla® Glass Victus™ (モース硬度は6相当だそうです)
背面:Corning® Gorilla® Glass Victus™
背面カメラ:ガラス素材であるが情報なし
Pixel 6のディスプレイ面はCorning® Gorilla® Glass Victus™ ですが、背面はCorning® Gorilla® Glass 6だそうで、Pixel 6 Proとは異なるようです。
背面カメラ素材が気になりますが、iPhoneのように一つ一つのカメラレンズをサファイアガラスがカバーしているわけではなく、カメラバー全体を一枚のガラスが覆っている感じですね。Gorilla Glassの類であると推測しますが、割れにくく傷がつきやすい素材と思ったほうが良いでしょう。
Pixel 6 Pro(Pixel 6も)の場合のお勧め保護対策:
・ディスプレイ面はエッジがカーブしている局面なのでフィットするフィルムが少ないのと、画面内指紋認証に与える影響が大きいのでフィルムなしをお勧め
・背面はケースでカバー(カメラ部を保護するような堤防がついているSpigenをお勧め)
・カメラ保護フィルムは貼るとすればSpigenがいいでしょう。
Pixel 6 Proのカメラバーは一見すると全部一体の素材に見えますが、よくみると側面とカメラのある水平な部分とはちょっと違います。
一見すると上の写真のように一枚に見えます。
よくみると中央の水平な部分と局面部分とで違います。
Pixel 6 Proをはじめとする最近のAndroidスマホで画面内指紋認証を採用しているものは、保護シートを貼ると指紋認証感度や精度が落ちることがあるので、できればシートは貼らないほうが良い。
バッグの中での画面の保護
iPhone 13 Pro MaxにせよPixel 6 Proにせよ保護シートを貼らない場合、砂やキーなどで細かな傷がつくことがあるので、特にバッグの中では要注意。独立したスマホポケットのないバッグでは、スリーブ型のスマホケースを使うと良い。
ファスナーのあるタイプは面倒なので、ネオプレン製のスリーブケースのタイプが使い良い。
このケースをPixel 6 Proにつかうとちょっとだけ幅が広くて余裕があるのですが、バッグの中でキーや他のものとこすり合わされるのを防ぐのが目的なので十分でしょう。
ピッタリサイズは出し入れに手間がかかります。
保護のポイント
背面がガラス素材のスマホでは意外にもバキバキというのがあるようなので、ケースは必須。できればフロント周囲と背面カメラ部周囲が少し高くなっていて、テーブルに伏せた時やカメラ部をテーブル側に向けておいたときにべたりとつかないようなものがベターである。
ディスプレイ面に関してはiPhoneは好きなようにすれば良いが、画面内指紋認証が当たり前になっているAndroidではシートを貼ると指紋認証の精度や感度がかなり落ちるとか、下手すると認識しなくなったりするので要注意。メーカー推奨シートがあればそれを利用する。端が曲線になっているタイプではさらにシートが貼りにくく浮いてしまうことが多いので、諦めて水平部分だけにはるやや狭めのシートのほうが結果的に長持ちする。
割れにくいといわれるGorilla Glassでも、意外に砂やキーなどで細かな傷がつくことがあるのでバッグの中などでは要注意。スリーブタイプのネオプレン製ケースを使うことをおすすめ。