昨今、地図といえばパソコン・タブレット・スマホでGoogle MapsやYahoo!地図を使うのが、今はデフォになっているかと思います。
確かに、出先で道順を調べたり、街区レベルで細かな道を調べたりするにはこれほど便利なものはありません。
しかし、しかしですね、全体を俯瞰するという点においては致命的に使えないのがこれらの地図。唯一Google Earthだけはかなり使えますが、なんとなく地図を見ていて新発見があるということは少ないです。
そういう時に思い出すのが高校の地理で使った地図帳です。こういう地図が欲しくて先日書店に行ったら、帝国書院の標準高等地図がありました。
この手の地図はどこでも同じかというとさにあらず。というか、学校用の地図帳とそれ以外では差があります。
学校用のものはすべからく日本政府(文科省)の指導があるので、北方四島(択捉島、国後島、色丹島及び歯舞群島)は日本に帰属するという立場から、択捉島の北側に国境線があります。
ちなみにCOURRIERの昨年の記事にこんなのがありました。
ふーむ、こういうことを読んだ上で地図を眺めると、確かに北方四島はロシアの東の僻地といえるところで、政府関係者ならばここへの勤務は左遷中の左遷、大左遷かもしれませんね。2度とモスクワの土は踏めないとかいうのはあるのかも。
閑話休題。
ともあれ、こういう地図帳は一冊手元に置いて、暇な時に眺めていると意外な発見があるものです。