先日のこと、入浴中に唐突に、まったく突然に、頭に浮かんだ一節。
汚れちまった悲しみに
なんだぁ?
次に浮かんだんのはこれ。
この一節、『中原中也』 (なかはら なかや じゃないっすよ!) じゃないか
私、詩とは無縁ですし、ましてや、中原中也の詩集とか読んだこともない。これが本当に中原中也なのかどうか調べてみました。
詩集「山羊の歌」に収録されています。
しかし、なぜ、中原中也とは無縁の私の頭に浮かんできたのか?
中学だか高校の教科書か?中学時代の記憶って驚くほど鮮明なものが部分的にありますからねぇ。
でも、違いました。
これでした。
宇宙戦艦ヤマト 2199 TV版 第17話 記憶の森から
この中で、古代進の兄、古代守が好んでいた詩集の中の作品がこれでした。第17話の中で古代守の親友であり、宇宙戦艦ヤマト副長の真田志郎が亜空間ゲートの制御室の中でつぶやく一節が「汚れちまった悲しみに」であり、森雪が「中原中也ですね」と続けるシーンがありました。
人間の頭脳って実に不思議です。何気なく見過ごしてるつもりだったシーンの一節が頭に刻み込まれるとは。