私が実家にいる頃は犬を二世代合計5匹飼っていた時代がありました。その後、実家を離れて、賃貸住まいで犬猫を飼えるわけもなく過ごしてきましたが、2008年5月にマロンが我が家の一員になってから、猫と過ごす日々となりました。
猫のヒーリング効果
猫を飼うことでヒーリング効果があると聞いたことあります。嘘か本当かをここで論ずるつもりはありません。いろいろな説があるようですが、論理的根拠に乏しいため、一般論とはなりえません。しかし、メルを飼い始めてからの私の短い経験に限って言えば、何かありそうです。
ラグドールのマロンの場合
マロンはいかにも猫らしい猫。人に媚びることなく、我が道を行き、飼い主を顎で使うようなところがありますが、一方で飼い主の姿が見えないと寂しくなる。さりとて、抱っこされたりなでられたりすることは嫌いなので、人のベッドにもぐりこんだりするようなことはまずありません。
ラグドールは一般的には大人しくて懐が深く抱っこされるのが好きなのだそうです。しかし、マロンについていえば、大人しく懐が深いのはその通りなんですが、人見知りが激しく飼い主でさえ抱っこされるのは大嫌いなのでここが大いに違っています。
なので、飼い主のベッドに入ってきたり飼い主と添い寝したりすることはありません。
シャムミックスのメルの場合
メルは生後半年たたない子猫というのを割り引いて考えないといけませんが、マロンとは正反対で人なつっこく、抱っこが大好き。抱っこされると体中を振動させるようなゴロゴロを発します。抱っこされたまま寝てしまうこともしばしば。
夜は最初から私や妻に寄り添うように寝るか、最初はいなくてもいつの間にかくっつくように寝ていることがあります。先日などは、ふと気づいたら、メルの顔が私の顔の真横にあり、というかぴったりくっついたことがありました。静かに見てみると実に心地よさげな顔で寝ているのですね。
顔と顔をくっつけなくても、私の脇腹に背中をくっつけてまるまって寝たり、ピローの端に自分(メル)の頭を乗せて寝ていたりすることは毎日のようにあります。
メルが来てから気づいたこと
私はアクティビティトラッキングと睡眠モニターのために、GARMIN vivosmart HR Jをほぼ24時間左腕に装着しています。6時間睡眠で、深い睡眠の割合が2時間を超えることはまずなく、ふつうは1時間~1時間半程度です。
ちなみに、深い睡眠かどうかはアクティビティトラッカーの種類やメーカーによって大きく判断基準がことなるようです。あくまで、一つのトラッカーを使っていての範囲での相対的判断しかできません。
さて、その深い睡眠。
メルがそばでくっついて寝るようになってから、深い睡眠が楽に2時間、ともすると3時間を超えていることが多いのです。
GARMINのアクティビティトラッカーは何種類かありますが、みな同じ基準で睡眠の深さを見ているようです。なので、3時間を超えたなんて実のところ初めてでしたので驚きました。
余談ですが、犬と違って猫は体臭が非常に少ないです。もちろん外歩きして放置していると別でしょうが、先住のマロンは完全室内飼いでシャンプーは半年に一度程度ですが、ほとんどにおいません。メルも体臭は(人間の臭覚では)ほとんど感じないので、頭と頭をくっつけても全然いやではありません。
猫のヒーリング効果
猫(ひょっとしたら犬も)が寄り添うようにそばにいて、抱っこされながら喉を鳴らしたり、互いに体温を感じながらふわふわの毛皮を肌に優しく感じながら眠ることで、より緊張がほぐれ睡眠が深くなり、ひょっとしたらヒーリング効果すらあるのかもしれません。
こうしたヒーリング効果で免疫力が高まり、風邪をひきにくくなったりとか調子悪かったのがよくなってきたりというのはある「かも」しれません。
マロンの場合は、こうした添い寝はあり得ないので、猫のヒーリング効果とか感じたこともなかったですが、メルが我が家に来てしばらくしてからそれを感じるようになりました。最初は妻のそばで寝ていたのですが、台風5号の後酷暑が遠のいたころから、私の傍で寝るようになり、とたんに深い睡眠が増えたわけです。
天使のようなメル君です。