成人アトピーで思うこと (1)

日常生活・猫
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我がアトピー歴は浅い?

2015年に皮膚科専門医の診断(血液検査を含む)でアトピー性皮膚炎と診断されて以来3年目突入。

思い返すに中年以前から結構湿疹とか出やすかったですが、局所的でさほどひどくなかったので、メンソレータムADクリームで痒みを抑えているうちに消えたり、皮膚科で出してもらったステロイド軟膏で治ったりしていました。まあ、運が良かったのでしょう。

2015年2月のときは、体幹のかなりの部分(腹〜胸、体側、背)に結構出たので、皮膚科専門医で診てもらったのが冒頭の話。よくある話でステロイド軟膏の塗布をしばらく続けてでうにかおさまりました。(といっても範囲が広いので数日程度では全然だめだめでしたが)。なんだかんだと3ヶ月くらいかかったしら。2月中旬に皮膚科に行って、6月初旬に行ったのがこの時の最後です。最後は原因不明の蕁麻疹が出て(だいたい蕁麻疹って原因不明です)、それが治ったと思ったらアトピーの湿疹も綺麗に消えました。いや。もちろん多少の色素沈着を残してですが。まあ、蕁麻疹は関係ないでしょうけど。

夏の間も、小さいのが出たりしたので薬を出してもらいに二度ほどいったでしょうか。

翌年2016年は1月終わりに一回行っただけ。

2017年は2月と7月。まあ、平和です。

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今回のアトピー君

そして今年。2018年。2月中旬から一気に開花しました。前回同様体幹だけではなく四肢までまあ元気よく。頼もしい限りです。(一月経ったので余裕が出て来た)

猫の種類でベンガルってのがいますが、まるで身体中ベンガル模様でした。

幸い、乾燥タイプで浸出液が出るタイプではなく、ベッドが血だらけになるようなこともなく(多少血がついたりはしました、もちろん)、ただ、かゆいのと見た目が…。

なので、ジムはおやすみ中。人前で着替えたり風呂に入ったりして、自分は別に見られても平気ですが、「変な皮膚病のジジイが来ているぞ、出禁にしろ!」とかチクられてもこまります。

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アトピーWebなんか信じるな!

情報過多のこの時代、体調不良などでついついWeb検索してさらに心配になったりしている人は多数いますよね。アトピーも同じでしょう。私だってそうでした。

しかし、気づいたこと。

世間のアトピーWebの九分九厘はステマサイトか、
限りなくステマに近いサイトということ。
少しは役立つとしたら皮膚科専門医が執筆するサイトのみ。

なんか体験談みたいで読み進めると、最後に商品へのリンクとかアフィリエイトリンクがあったりして、結局PRじゃんかよ、ってこと。

それに同じような写真を実に多くのWebでみかけます。ちょっと読んだところでは写真を無断盗用されたとかいうい話もあるようです。人の顔で同じものがないように、皮膚の症例にピタリと同じものはないでしょう。それらが同じかどうか区別がつくのは訓練を受けた皮膚科専門医だけです。

なので、ここでも写真は載せません。ってか、ぶっちゃけ不気味だしグロイしね(笑)。試しにアトピーでGoogle写真検索してみなさい、そりゃ凄いから!

また、私の場合の対症療法治療に関しても一切書くつもりはありません。それは人により医師により違いますので、アトピーな方は信頼できる皮膚科医の指示に従うべきです。

ただ、皮膚科医は基本的には皮膚の目に見える症状を抑えるのが仕事です。いってみれば成人アトピーなんて何らかの体のなかのごにょごにょの結果が皮膚に現れているだけだと思いますので、皮膚科治療は一時的な症状抑制だと私は考えています。根治策はいかに書きますが、自分で努力するしかないと思っています。

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心と体、腸と皮膚

なぜ、皮膚にこうした症状が現れるのか?私は医学者ではありませんから、自分の思いを書きます。

そもそも何かを食べて湿疹が出た、アレルゲンがはっきりしていてその因果関係が明確な場合は、そりゃアトピーじゃないですわな。単なるアレルギー性の皮膚炎とかでしょう。アレルギー反応が皮膚に出ただけ。ただ、食物アレルギーは気をつけないと気道に腫れが起こり呼吸困難になったり、アナフィラキシーショックを起こして命に関わったりするそうなので、むしろアトピーより深刻な状況に陥る可能性もあるみたいです。ご用心。

だから、何かを食べるのをやめたら成人アトピーが治るなんてことにはおそらくならないでしょうねぇ。

さて、成人アトピー。医学的なことはいろいろありましょうが、私が思うに心の活動バランスが崩れ(これは家庭生活や社会生活で意識するかしないかは別にして何らかの異変があり継続している、あるいは過去の自分をいまだに引きずっている)と腸内フローラのバランス崩れだと思っています。

成人アトピーの人には便秘が多いなんてことを聞いたことがあります。便秘そのものというより便秘を引き起こしている腸内フローラの問題ですよね。もちろん腸そのものの器質的な問題もあるかも。

よく言われますが、腸内の健康(腸内フローラも含めて)は全身の健康に影響が及ぶそうであります。抗生物質を服用すると腹を壊すってのはよく聞きますが、これは善玉菌が抗生物質の影響で減少し、腸内の細菌バランスが崩れたからでしょう。

腸内フローラは、結構敏感だそうで、ストレスや心の健康が大いに反映するのだそうでありますな。だから、なんちゃら乳酸菌とかサプリを飲んだだけではダメ。だから、心の健康と腸の健康って書いたのです。心配事があるとお腹の調子が悪いってもそれじゃないですかね。

結局、心の健康を取りもどさないとダメなのでしょう。同時に腸内フローラを健康なバランスに保つための食物的努力も必要なんでしょうね。

繰り返しますが、何かを食べないと治る、何かを食べれば治るなんて簡単じゃないですよね、多分。

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自分の心と体の声を聞く

四肢と体幹ほぼ全身がベンガル状態(だいぶ赤味のある炎症は引いて褐色になり炎暑位部分の凸も平坦になりましたが)で、まだ元の白雪姫のような皮膚(いい歳したおっさんがそんなわけがない、まあ、普通の中高年皮膚)に戻っていないのいで説得力ゼロに近いですが、自分に言い聞かせるつもりで書いています。

食べ物を変えていないのに、会社でいやなことがあったとか、身内との関係がこじれているとかで下痢が続いたり便秘になったりした人はいませんか?ね、腸内フローラは心からも影響をうけているようですよ。私はどうだろうか….。

心と腸、その両方を平和にすることで、アトピーも自然に遠ざかると信じています。

心の平和、実はこれが難しい。自分の心の声に耳を傾ける。いうのは簡単ですが、難しい。

なんか、いいこちゃん、いい子ちゃんしようとしていないだろうか(自分に問いかける)。
うーん、うーん、そんことないよ。
ほんと?
うーん、まあ、ひょっとしたら….

休日にゆっくり時間を作って考えて見るといいかもしれません。寝る前にやると寝られなくなるなるかもしれないのでやめましょう。

仕事や友人、家族、ひょっとしたら近隣との関わり、過去の自分との関わり(過去を引きずっている)、将来への不安などに注目すべきでしょうね。

まあ、仮にアトピーには関係なかっとしても、心の平和や腸内フローラにとっては決して無意味ではないですからね。

ま、気長に、気長に。

体に無理をさせない
体をサボらせない
心に無理をさせない
心をサボらせない
自分の体と心の声を聞く

って、できりゃ苦労せんし、アトピーにもならないって(^^;;
でも、そういうことです。

症状のひどい時は薬は必要です。がーっとつかってピーク症状を抑えないと、心の平和なんか遠いですもの。ただ、内服薬や外用薬にはいつまでも頼れません。症状が落ち着いた(治っていなくても良い)ときに心と腸のバランスを考えて取り組んでみましょう、というか、取り組みはじめています。

痒くて仕方ない、よく眠れないのに自分の心の声を聞く、体の声を聞くなんて不可能です。そういうの現代医学で対症療法であってもまずは症状をおさえないと。目の前に火事でぼーぼー燃えているのに、冷静に火事の原因分析なんてしている消防士はいませんよね。まずは火を消すのが先決。現場検証は火災を消してからです。焦らない焦らない。

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歯科金属アレルギーも忘れちゃいけない

昔はわからなかったのですが、近年着目されているのが歯科金属アレルギーです。歯科治療で被せた・埋めた金属が長い間に唾液などとの反応でイオン化して体に吸収され、それが思わぬ症状を随所で引き起こし、症状からの治療ではまったく原因がわからず治らないということがあるそうです。もちろん症状が出たり治ったり。

腕時計の跡が必要以上に赤くなったりかぶれたりする人は要注意ですかね。

私の場合、いつもはApple Watchで金属バンドもつかわず、時計のケースも肌につく側のほとんどはセンサーで金属露出面は少ないです。普通の腕時計も偶然なんですが、アレルギーを起こしにくいチタンバンドとチタンケースです。

ググっていただくとわかりますが、ええ!?なんて症状が出るそうであります。何が出るか人によって様々。

実は左手のマリッジリングをしているところが、今まで何ともなかったのにちょっとかぶれ気味になったんですよね。それで、あれ?とか思いまして。普段、素肌に金属を身につけることはないので今の今まで歯科金属アレルギーなんて考えたこともなかったです。

ちょうど、歯科検診時期なのでかかりつけ歯科医に相談しようかと思います。

常道としては、金属アレルギー検査で陽性であれば対処なんでしょうが、もともと花粉症とかアトピーもあるので、今は陰性でもそのうち陽性になる可能性もあります。なので、相談次第ではありますが、費用がかかっても、埋めたところ・被せたところは非アレルギー素材に変えてもらおうと思います。アレルギー体質であることは疑いないので、先々これがもとで原因不明な全身症状とかに悩まされて、薬漬けや入院になったりしたらたまりませんから。

企業のBCP(事業継続プラン)には、リスクという考え方があります。起こりうるリスクを評価し、それを回避するために投資するのか、リスクを受容するのかということです。

これに当てはめるなら、私の体は一つの大企業。その正常な経営(=健康)を脅かす可能性があり、その要因が多少の投資で回避できるなら、そのようにすべきであるということです。腕時計をしたら赤くなる程度なら回避策はありますが、歯科金属アレルギーは原因金属を口腔内から除去しない限り回避できません。

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そんなわけで

さほど深刻には捉えていません(ってか、ジムに行けないのが寂しい!早く見た目だけは治ってくれ、ジムの会費が勿体無いだろうが!)。

深刻な事態になる可能性のある歯科金属アレルギーの可能性に関してはしっかり手を打つつもりです。

 

次回(続き)はこちら

成人アトピーで思うこと (2)  2018/5/8

 

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