3日目:朝ごはん
たくさん歩くとよく眠れる。体は動かすのもなのである、壊れない程度にこき使うものである。
ベッドの上でしばらくぼーっとテレビを見たりしているうちに時計は7時半。ぼちぼち朝食を食べに出るとしよう。
近江町のあたりはホテルで朝食を食べる人以外は結構困る。1番のおすすめは竹乃家でここは6時半から開いている。あとは8時を過ぎないとあかないところが多い。市場で働く人御用達だと、近江町市場内の百万石うどんがおすすめ。8時開店なので早起きした朝は少し待たないといけないが、メニューによってはたかがうどんだが、具材にボリューがある。
朝から営業している寿司屋さんが何件かあるが、観光客目当てであるのは明白で、地元民が入ることはまずないだろうと思われる。来客を案内してお付き合いで入るくらいか?
他の選択肢は、8時ごろになれば市場の魚屋さんで、握り寿司をパックに入れて売っているが、盛り合わせではない。ぜーんぶ、カニい〜、ぜーんぶ、ノドグロぉ〜だったりしてそれなりのお値段。美味しいとは思うが、ちと朝食にはお高い。
私はこの日の朝は百万石うどんと決めていた。8時過ぎ、百万石うどんの近江町市場店がオープンしている時刻になったので足を運ぶ。すでに、店内は市場で働くおじさんたちで賑わっている。地元の人で賑わうところは、安くて美味しい店が多いのは全国共通。
入口の券売機で近江町うどん860円を買い求める。近江町うどんは、エビ天、玉子とじ、刻んだお稲荷さん、牛肉が入ったボリュームたっぷりのうどん。これで860円は安い。朝の冷たい空気で冷えた体が温まる。うどんはしっかりした腰のあるもので、ボリュームある具材とよくあう。
食後、部屋へ戻りチェックアウトの支度をしてホテルのスタッフに別れを告げる。「次はいつくるの?」とまた来ることがもはや当たり前になってしまっている。
9時50分チェックアウトして荷物を預かってもらう。この旅で最後となるこの宿のコーヒーを注文し、スタッフと喋りながら味わう。
浅野川散策
いつもの通り朝の浅野川散策。久保市乙宮を通って主計町から、浅野川大橋を渡り、ひがし茶屋には見向きもせず、浅野川の川岸を梅の橋までゆったり歩く。実に気持ちが良い。金沢の中で大好きな場所である。
帰りは16時45分のANA756便だが、じつは小松空港近くで今回こそ行きたいところがある。
Googleによれば見学時間は長くて1時間半とのこと。ラウンジで過ごす時間を考慮すると、12時45分金沢駅西口を出て13時25分に着くバスか、13時10分に出て13時50分に出るバスが良かろう。それを念頭に歩く。
森八本店
梅の橋を渡り対岸の川岸を浅野川大橋まで戻り、HATCHIの前を通って森八本店へ。
少し早いけど午前のお茶の時間。
今回は本店限定の上生菓子〈姫椿〉と抹茶セット732円を頂く。森八の生菓子は、東京でも西武池袋とか新宿京王で買えるので時々買うのだがお値段が手頃なのだが美味しい。
折角なので一階で、この本店限定の上生菓子「姫椿」を家族土産に買う。一つ270円とお手頃価格なのが森八の良いところ。
(続く)