先日、飛行機写真を撮りに成田空港(正確には航空科学博物館とひこうきの丘)へ、芝山千代田駅から歩いて行ったときですが、愛用のE-M1 Mark IIは当然として、OSMO Pocketを連れて行きました。
私は自撮りはしないので、基本的にレンズは写真のように向こうを向いた状態です。それで、内蔵マイク(中程下にグリーンのLEDが光っていますが、その右側にマイク穴があります)に向けて喋るのですが、これが想定よりずっとよかったのです。
この手のマイクで常に問題になるのは、無指向性であるがゆえに車の走行音などが結構うるさく入るということと、風切り音の問題(ウィンドジャマー必須)なのですが、これが意外にOSMO Pocketでは良かったのです。
撮影者の声をよく拾うわりに環境ノイズを拾いにくい
喋りながら動画を撮っているので、ちょうどマイクの穴が私の顔・口のいほうに向いているので声が入りやすいのですね。普通のビデオカメラやSONYアクションカムはマイク穴がレンズ方向にあるので、どうしてもピンマイクなどが必要になりますし、普通のミラーレス一眼などはマイク穴はレンズ方向か天に向いていることが多くて同じ状況で、撮影者の声より環境音を拾いやすいのです。
本来、考えられた用途からはそれでOKでしょうし、自撮りする人もそれでOKでしょう。
しかし、自撮りせずに喋る声を撮りたい場合には困ります。ところがOSMO Pocketではそれがうまくクリアできています。
結果的に、撮影者である自分の声が入りやすく(ただしレベルをAUTOにする方が良い)、なおかつ交通量の多い道路沿いで喋りながら歩いても、車の騒音は非常に小さくしか入りませんでした。撮影したときはうっかりマイクの音量レベルを中にしていたのですが、編集で音声レベルだけ上げても車の走行ノイズがうるさく感じることはあまりありませんでした。
風切り音も少ない
これまたマイクの向きによると思うのですが、歩きながらとっている撮影者のほうにマイクがむいているので、風切り音をやや拾いにくいのです。真横や背中から吹き付けてくるとゴーゴー入りますが、正面から吹いてくる風にはめっぽう強い気がしました。もちろん限度はありますが。
何よりこの小ささは代え難い
こうした特徴もGOODですが、何よりこの小ささで4KあるいはフルHD記録で、ジンバル内蔵というのは他にはありません。簡単にポケットに入りますし、付属ケースも秀逸でこれに入れることでOFF状態のジンバル部分が保護されますし、ケース収納状態でも充電できます。
心もとないのはバッテリーです。
が、しかし、それも、SONYアクションカムと違ってモバイルバッテリーをつなぎながらでも撮影できますので、その点もクリアできます。
買って良かった
アクションカムは広角すぎるのでどうしても画像にかなり不自然な歪みがでてしまいますので、正直なところ気持ち悪い。しかし、OSMO Pocketは適度な画角ですし、コンデジ以上に持ち歩きには邪魔にならないし、これはもう旅行や外出時には持ち歩かないとね!難点は近接撮影に弱いでしょうか。
という感じです。
かってよかったオズポケ。