Galaxy S24、最初からSIMフリー投入、高さ150mm未満でコンパクトだがハイパワー

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スマートフォンで男性のジーンズ前ポケットにすっぽり入るのは、150mm程度以下のコンパクトサイズのものになりますが、近年このサイズは不毛地帯。AndroidのハイエンドモデルではZenfone 10とGalaxy S23だけでした。S23は今回のモデルチェンジでサイズ変わらずのS24として市場投入されます。

[公式] Galaxy S24

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3機種スペック比較

Zenfone 10、Galaxy S23, Galaxy S24で主要スペックを比較します。

Zenfone 10Galaxy S23Galaxy S24
SoCSnapdragon 8 Gen 2Snapdragon 8 Gen 2Snapdragon 8 Gen 3
サイズ146.5 x 68.1 x 9.4mm146.3 x 70.9 x 7.6mm147.0 x 70.6 x 7.6mm
重さ172g168g167g
バッテリー4300mAh3900mAh4000mAh
SIMnanoSIM x 2枚
eSIM不可
nanoSIM + eSIMnanoSIM + eSIM
ディスプレイ5.29”, 2400 x 1080px, 144Hz6.2”, 2340 x 1080px, 120Hz6.2”, 2340 x 1080px, 120Hz
メインカメラ50MP, f/1.9, 24mm, 1/1.56″, OIS50MP, f/1.8, 24mm, 1/1.56″, OIS50MP, f/1.8, 24mm, 1/1.56″, OIS
広角カメラ13MP, f/2.2, 120° , 1/3.06”12MP, f/2.2, 13mm, 1/2.55”12MP, f/2.2, 13mm, 1/2.55″
望遠カメラなし10MP, f/2.4, 70mm, 1/3.94″, OIS10MP, f/2.4, 67mm, 1/3.94″, OIS
USB通信USB Type-C 2.0USB Type-C 3.2USB Type-C 3.2
Antutu (v9)131445812310751218977
GeekBench (v5)514949505833
Active Use Battery (Web70%, Video30%)11:48h10:23h11:17h
Display Score (DxOMARK)134148154
データソース:GSMArenaDxOMARK

Zenfone 10とのスペック上の大きな違いは「望遠カメラの有無」「デュアルSIMの違い」(nanoSIMx2枚とnanoSIM+eSIM)「USBの速度」が大きいです。

S23とはスペック上大差はありませんが、今回のウリはGalaxy AIです。現在S23ユーザーでGalaxy AIに全く興味が湧かない人はスルーでも問題なしでしょう。

Antutu・GeekBenchを見ると3機種いずれでも十分なパフォーマンスがあることを示していますし、実際、Zenfone 10でパフォーマンス不足を感じたことは全くありません。

パフォーマンスレビューなどではゲームの「原神」を実行して評価している例をよく見かけますが、筆者は全くゲームはしませんのでこの手のレビューには興味なしです。

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SIMフリーとキャリア版の価格比較

Galaxy S24はSIMフリー版、docomo版、au版が市場投入されます。GalaxyのSシリーズでは初めてキャリア窓口以外でSIMフリーモデルを購入できます

筆者のスマホ購入ポリシーは『分割払いは絶対使わない(債務を一切作らない)、分割しないと買えないなら買わない』でありますので、一括払いでは割高でしかないキャリアで買う意味は全くありません。

そういう意味でSIMフリー投入は非常に嬉しいです。

価格は税込SIMフリーdocomoau
販売開始4月18日より
順次発送開始
4月8日午前10時
予約開始
4月11日 発売予定
一括価格 256GB124,700円145,970円144,800円
一括価格 512GB139,000円なし157,800円
カラーコバルトバイオレット
アンバーイエロー
オニキスブラック
(512GBは
オニキスブラックのみ)
コバルトバイオレット
アンバーイエロー
オニキスブラック
アンバーイエロー
オニキスブラック
(512GBは
オニキスブラックのみ)
docomo、auの価格は各種割引や優待適用前の一括払い機種代金

512GBモデルはオニクキスブラックのみで、SIMフリーとauのみ提供となり、docomoに512GBはありません。

コバルトバイオレットモデルはSIMフリーとdocomoのみで提供されauにはありません。

カラーとストレージのバリエーションが全てが提供されるのはSIMフリーのみです。

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Galaxy S24のメリット

Galaxy S24のウリは「Galaxy AI」で、中でもスマホもついにここまで来たかという「リアルタイム通訳」はPR動画を見る限りは凄そうです。

「リアルタイム翻訳」は、一般人は海外旅行しないと使う機会はそうそうないでしょう。円安と海外諸国の物価高が激しい今は使うチャンスは少ないかもしれませんね。ですが、ついにオフラインでも使えるリアルタイム翻訳がここまできたのかと感慨深いものがあります。

「写真」にもAIがかなり導入されているようです。従来のオブジェクト削除は一段と賢くなり、写真の中のイメージ(人など)を移動させて、その空いた空間をAIがそれらしく埋めてくれるとかあるようです。

こうした写真のAI機能は普通に使うものではないかもしれませんが、SNSアップ用には大変重宝するシーンも多いでしょう。

気になるのは写真の色彩。筆者が過去に使っていたS21 Ultra 5G、S23 Ultraの写真は確かに非常に綺麗ですが、盛り盛りになり色に不自然さが目立つことが少なからずありましたが、これはSNSでは映える派手な色作りでもあります。

これがS24ではどうなっているの気になりますが、SNS映えする派手目の色作りというGalaxy Sシリーズの特徴は多分引き継がれているのではないでしょうか。

どのスマホでも全体的にはSNSを意識した派手目の色作りになっています。これに慣れてしまうと、ミラーレス一眼の色がやけにおとなしく見えてしまうのが困りモノですが(笑)。

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ホットモックを触ってみた

買い物に出かけた時に何気なく覗いたdocomoショップ店頭にS24のホットモックがありましたので、ポケットのZenfone 10を取り出して、ケースを外して比べてみました。

手に取った感覚では、

・高さは変わらない
・横幅は少し大きい
・厚みはS24がかなりうすい
・カメラの出っ張りはZenfone 10の半分くらい

というファーストインプレッションですので、全体的にコンパクトな感じがしました。

写真の出来栄えの色は本体のみではわかりにくいのですが、少なくともZenfone 10のようはおとなしい色ではなく、Galaxyらしい感じもしました。

コンパクト・ハイパワーなスマホは不毛地帯ですが、きらりと輝きが目立つダイヤモンドのようなモデルになるかもしれません。

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