この記事では最近利用者が増えてきたスリムノートに有用なドッキングステーションを紹介します。
PCは法人需要が好調
なぜ法人需要が好調か?
PCの法人需要では2013年のWindows XPサポート終了ときにピークがありました。その後、当然のことながら低迷していましたが、その頃に導入したPCもぼちぼちリプレイスの時期にきており、2020年のWindows 7サポート終了を控えて伸びているそうであります。
注目すべきはスリムノート
さらに、昨今の働き方改革で、リモートワークも注目を集めており、今回のWindows 7サポート終了でのPC切り替えを機に、持ち出して使えるように軽量・薄型でそこそこパワーのあるスリムノートを常用PCとして導入するケースも出てきています。
SSDの価格が安くなったことで、以前は高価で性能的にはイマイチだったスリムノートも実用的なパワーとバッテリー駆動時間を誇るようになり、オフィス用途であれば、外部ディスプレイをつければなんら不自由なく使えるようになりました。
私の仕事場でも、例に漏れず古いデスクトップからスリムノートに切り替えが行われました。
一方私自身は、スリムノートの代表格ともいえたMacBook Airもパワー不足が目立ったため処分し、現在の持ち出しノートはhp Spectre x360になっています。
スリムノートの外部ポート
スリムノートは、スリムであるが故に外部インタフェースポートも絞り込まれています。
昨今はUSB TYPE-CおよびTYPE-C PDの普及により、USB TYPE-Cが3ポートほどついていて、TYPE-Aが申し訳程度に1ポートだけだったりします。
私のSpectre x360も例に漏れずそうなっています。
左側はUSB TYPE-Aとイヤホン・マイクジャック。
右側はUSB TYPE-Cが2つだけ。左側の細長いのはボリューム調整。
自宅ではこれでほとんど事足りますが、会社のスリムノートはそうはいきません。具体的な機種などは書けませんが、USB TYPE-Aは一つだけ。これをデスクトップとして22型モニターもつけ、自腹で買って使っているLOGICOOLのUSB Uniftying対応のマウス・キーボードを使っていますので、PC側にはTYPE-A接続のレシーバーを常時さしておかないといけません。
なんでBluetoothにしないのか?というと、Unifyingならレシーバーは必要ですが、PCからみると有線同様に扱えるからです。これは結構重要でOSトラブルのときに有線キーボードを探し回らなくて済みます。
オフィスで必要なポートは?
これは使い方より様々ですが私の場合。
- 常時、22型モニターをつけてデュアルモニター状態で使うので、VGA(モニターが古いものでHDMI非対応!)必須。
- やることによっては、無線LANでは技術的にだめなものがあるので有線LANも必須。
- キーボード・マウスはUnifyingを使うのでTYPE-A一個は常時占有。
- PC接続タイプのテプラを使ってラベル出力をすることもある。
こんな感じなので、単なるUSB TYPE-C対応HUBではダメなのです。
さらに、持ち歩くこともあるので、小型で持ち運びやすいドッキングステーションでないとダメです。
選んだドッキングステーションはこれだ!
店頭ではあまり種類がないので、Amazonで選びました。散々探して選んだのがこれ。
今は5,999円になっていますが、私が買った時は1,000引きになっていましたので4,999円でした。
届きましたので早速みてみます。
ブリスターパックかと思ったら、ちゃんとした箱入りじゃないですか!
なんか高級そうにみえます。
あれ、PCにつけるケーブルがない?
実は本体収納式。これを選んだ最大の理由がこれ。鞄の中でひろひろとしたケーブルは邪魔だし、外すとなくすし….。
これならこのドッキングステーションをカバンに放り込んでもケーブルを痛める心配はなさそうです。
収納ケーブル(TYPE-C)はこれくらいの長さですが、ドッキングステーションなので十分です。
ポートは両側についています。
写真左から、USB TYPE-C PD(20V/5A)対応、VGA(1080P/60Hz)、HDMI(4K/30Hz)、有線ネット用(100M/1000M)のRJ45ジャックです。
反対側はUSB3.0ポートが3つ。うち一つは2.1A出力。残りは900mA出力です。タブレットを充電したければ、外部給電を前提として2.1Aのポートを使えばOKですね。
狙ったわけではないですが、x360の色とうまくマッチしているっぽい。
自宅なのであまりつなぐものもないので、iPhoneをつないでみました。ちゃんと充電できます(当たり前)。
まとめ
- スリムノートはTYPE-Aのレガシーデバイスを1つ以上繋ごうとすると、大抵の場合HUBが必要になる。
- TYPE-AからTYPE-AのバスパワーHUBだと使い勝手が悪いが、外部パワーHUBだと、余計なACアダプターがPCのACアダプターとは別に必要というあり得ない状況になる。
- スリムノートのACアダプタがUSB TYPE-C PDの場合は、USB TYPE-C PDに対応したドッキングテーションが便利。
- 単機能HUBから、ここで紹介したようなテンコ盛りドッキングステーションがある。必要ならメモリカードリーダーがついているものもある。
- 多機能のなるほど、当然価格は高くなる。
- この記事で紹介したようなケーブル収納式はPCと一緒に保つのに便利。