筆者は3年間、Apple Watchを2世代3年間使ってきましたが、Apple Watchから去ることにしました。この記事では、なぜ3年間も使っていながらApple Watchから離れることについて語ります。これからApple Watchを使ってみようという方も是非お読み下さい。
Apple Watch以前
事の起こりは2014年9月に「NIKE+FUELBAND SE」というアクティビティトラッカーを使い始めた事でした。特に理由はなく面白そうだったからです。
書くと長くなるので大幅に省略しますが、このあとGARMINのvivosmartシリーズやvivoactiveを転々、時にSONY SMARTWATCHシリーズにも手を出したりしながらイマイチ満足度が高くなかったのです。
その主たる理由:
・時計として使うにはデザインがイマイチ
・百歩譲ってリストバンドとしてもダサい
・時刻を見るのに手首を返したり、タッチしたりは時計じゃない
デザイン的に例外なのは、SONY ソニー スマートバンド SmartBand SWR10 FIFA Limited Brazil Editionです。
中途半端なディスプレイがなくて、アクティビティトラッキングはできるけれど、通知などはバイブでブルッだけ。そのバイブが弱すぎで役に立たないという(笑)。しかし変なウォッチフェイスもどきがないので結構イケていまして、今でも持っています。
Apple Watch Series登場
Apple Watchの登場は衝撃的でしたが、その電池寿命の短さもこれまた衝撃的。まがりなりにも「Watch」のくせして電池が1日持たないなんてありえないので、完全にスルー。
その後Series 2でバッテリー持ちが良くなったので購入。
通知機能でのiPhoneとの相性の良さは流石Apple純正です。
何が便利って、iPhoneを出さなくても通知が丁寧だし、メールも結構読めちゃうという凄さ。
その1年後にSuica対応したSeries 3が出てCellularタイプだと単体で通信もできるというので速攻ポチり。
デジタルクラウンが赤いのがCellularタイプの証。
Apple Watch Series 3を使ってよかった事
iPhoneの通知をほぼ全てApple Watch単体で読めてしまうので、iPhoneを取り出さなくて良い。
iPhoneのメールもほぼ読める(長いのや画像がたくさんあるものは難しいですが、テキストがほとんどのものなら最初の部分とか普通に読めます)。
iPhoneが側にある(Bluetooth通信範囲)ときの通知が賢い。iPhoneがマナーモードではない場合でも、iPhoneがロック状態の時はiPhoneの側にはユーザーがいないであろうということで、iPhoneの呼び出し・通知音は鳴らさずApple Watchだけがブルブルする。時にそれが裏目にでて、Apple Watchのブルブルに気づかないと通知そのものに気づかないことになる。
なんといってもSuica対応。右手首につけていたのでそのまま改札にぴっ!でOK。ViewCardでオートチャージ設定しているので、買い物で減らない限り残高を気にしなくて良い。
3年使って離れる理由
ようやく本題です。
ひっぱりすぎて済みません。
Apple Watch Series 3への満足度は高いです。
それでもApple Watchも2年使うとバッテリーが弱ってきます。もちろんAppleの診断を受けて条件を満たせば8,800円で有償バッテリー交換は不可能ではありません。
Series 4になって転倒検知がついたとか、Series 5で常時点灯が可能になったとかいっても、買い換えるほど決定的なものはありません。
なんといっても3年間使って(GARMINを入れるとさらに長い)やはり地味に不便で困るのが常時表示がないこと。
ずいぶん慣れたはずなのですが、それでもチラ見で時刻がわからないのは辛い時も多いです。Series 5では若干改善されていますが、通常表示がそのまま継続しているわけではないので、まあないよりまし。熱心なApple信者でもないので、ないよりマシ程度にあの価格は払えない。
Suica内蔵もいいのですが、バッテリーは1日しか持たないことから、夜寝ている間の消費(AutoSleepで睡眠ログを取っているので)をカバーするために、朝起きてから出かけるまで充電しています。
これが年に何度か忘れて出かけてしまい、取りに帰るのもの面倒なので定期なしのiPhoneに入れてある普通のSuicaで料金を支払って通勤することになります。年間にするとウン千円程度は損をしています。
Apple Watchは年に何度か忘れますが、iPhoneは未だかつてわすれたことはありません。
なんといってもApple Watchには多くの機能があるが、3年間使ってみてそれらの機能はほとんど不要なものであることがよくわかった。
ごちゃごちゃいろいろな機能がついているけど、ほとんど使わないのです。
Cellularモデルなんかに余計な金を払うだけ無駄でした。スパイ映画みたいにこれ単体で通話なんかしたことないし、やはり通知を知る程度であとはiPhoneで処理しちゃうのでCellularはほぼ無意味でした(途中からCellularの契約は解約しました)
ならApple Watchはいらない!
まとめ
Apple Watchには一件魅力的な機能が沢山あるのだが、そのほとんどは3年間装着していてもほとんど不要のものである。ならばApple Watchの多機能さは不要であり面倒なだけ。
変にApple Watchに頼りすぎると外せなくなり普通の時計ができなくなる。無理に装着すると両手に腕時計の変なおっさんになる。
バッテリー駆動は1日余裕でもつとはいえ、毎日充電はかなり鬱陶しい。旅行で一泊するときも充電アダプタを持たないといけない。やはり1週間は持って欲しい。
基本的に時計として考えるなら、常時表示されないのはある意味致命的。ちら見して時刻がわからない「時計」は時計ではないことを3年間使ってしみじみ感じた。
現有のApple Watch Series 3も2年使って少しバッテリーがへたって来た気がするが、後継のSeries 4/5に買い換えるほどの魅力は全くない。
Cellularは大抵の人には無意味だと思われ差額ほどの価値は全くなく完全な無駄。
以上のどれかに不安を感じる人はあえてApple Watchは買わなくてよいと思います。