前回はざっくりとパッケージオープン程度の紹介だったXiaomi MI Smart Band 4についてもう少し細かいレポートをします。
購入4日経過
手元に届いてから今日(26日)5日目、まる4日が経過しました。
感想を一言でいうと…
すごく良い!これで4千円でお釣りが来るのはスマートバンドの価格破壊!
…です。
これが驚きです、マジ驚き。
現在の設定は以下の通り。
心拍数検出:「自動心拍検出と睡眠アシスタント」(一番バッテリー消費が多くなるモード)
手首を持ち上げて情報を表示:「終日」(一番バッテリー消費が多くなるモード)
ファームウェアバージョンは「V1.0.9.22」となっています。
この状態で最後の充電から3日間経過で残バッテリは84%です。
3日間が72時間と仮定すると、16%消費するのに72時間かかったということは、1%消費するのに4.5時間という単純計算。
計算上は半分の50%になるのに、225時間(9日と9時間)。100%使い切るには18日と18時間です。
どう考えてもバッテリーは余裕で2週間は持ちそうです。
心拍検出を24時間オンにしておいても、18日、控えめに見て14日間もつとしても驚異的です。
スペック
あらためてスペックの概略を記載します。
重さ | 22・1g |
耐水性評価 | 5気圧 |
ディスプレイ | AMOLED、120 x 240、0.95インチ 2.5D強化ガラス、耐指紋コーティング付き |
メモリ | RAM 16MB、ROM 16GB |
センサー | 3軸加速度計 +3軸ジャイロスコープ PPG心拍センサー 静電容量式近接センサー |
ワイヤレス | Bluetooth 5.0 BLE |
バッテリー | リチウムポリマー 135mAh、最大20日 |
充電時間 | 2時間 |
対応OS | Android 4.4、iOS 9.0以降 |
ワークアウト・トラッキング | トレッドミル、エクササイズ、屋外ランニング、サイクリング、ウォーキング、プールスイミング |
アクティビティ・トラッキング | 歩数計測、距離、消費カロリー |
その他の機能 | アラーム、近接センサー、プリセット文字盤、カスタマイズ可能な文字盤、ロック画面、タイマー、ストップウォッチ、スマートフォンのアラームと通知、着信通話、メッセージ通知、カレンダー通知、アプリ通知、天気予報、デバイスを探す、デバイスのロック解除、イベント 通知、ナイトモード、Do Not Disturbモード(スマートフォンなしでも動作可能)、バンドの音楽制御、Bluetoothブロードキャスト、バッテリー残量表示、装着方法の選択、OTAアップデート。 |
これだけみたらごく普通のスマートバンドなのですが、これが税込み4千円でお釣りでセブンコーヒーが飲めるとなると話は違います。
スマートバンドやスマートウォッチって試したいけど高いなあという方、ぜひMI Smart Band 4をお試しください。これで不満なら高級・高機能なものを買えば良いでしょう。
画面表示いろいろ
表示は0.95インチ、10x240pxのAMOLEDディスプレイに非常に綺麗に出ます。見にくさの片鱗も感じません。大抵のスマートバンドより見やすいと思います。
デフォルトのメイン表示です。バッテリー残量、時刻、曜日と日付、歩数が表示されます。
歩数の下のほう黒く空いている部分がボタン的な動作をするタッチエリアとなります。
この状態で上下にスワイプすると以下のような表示が切り替わります。
[ホーム画面]→[ステータス]→[心拍数]→[ワークアウト]→[天気]→[通知]→[その他]→[ホーム画面]
ステータス
カロリーは、Mi Fitアプリに身長や体重、年齢や性別を入れるのでそこから計算されていると推測されます。
心拍数
ワークアウト
さらにスワイプで屋外ランニング、トレッドミル、サイクリング、ウォーキング、エクササイズ、プールスイミングの選択となります。上記写真では屋外ランニングとトレッドミルが表示されています。これを上にスワイプすると、サイクリングやウォーキングが出てきます。
どれかのアクティビティを選ぶと、3秒のカウントダウンのあとカウント開始となり、時間・距離・心拍数などアクティビティに応じた項目のリアルタイム表示となります。
途中で下の方のホームボタン相当のところを長押しすると一時停止となり、そのまま停止するか再開するかを選べます。
天気
現在地の天気と最高気温・最低気温が表示され、スワイプすると向こう4日間の天気・最高気温・最低気温が表示されます。現在地はペアリングしたスマホから取ってきています。
通知
通知内容の一部が表示されます。ここまで出るとは思っていなかったのでいいですね。
通知はApple Watchのようにスマホの画面がオフのときにのみ受け取るとか、スマホの画面状態に関わらず受け取るという設定がMi Fitアプリで設定できます。
さらにいいと思ったのは通知アプリを選択できること。
どのアプリの通知をMI Smart Band 4に伝えるのかというアプリの選択ができること。LINEだけとか電話だけといった設定もできる。
その他
DND (Do Not Disturbモード)、アラーム、音楽、ストップウォッチ、タイマー、端末を探す、サイレント、バンドディスプレイ(ウォッチフェイスの切り替え)、設定(明るさ、画面ロックオン/オフ、自動電源オフ[画面の自動消灯までの時間設定])を順次切り替えで設定したり、機能を利用できます。
この中で、音楽・ストップウォッチ・タイマーといった比較的使用頻度が高い機能を呼び出すのが、設定を呼び出すのと同じレベルというのは非常に不便で、なぜこういうことになっているのか疑問です。
こうした使用頻度が高い機能はショートカットをホームスクリーンのスワイプで出てくる画面におけるようにするとかしてほしいものです。
ホーム画面からストップウォッチを呼び出すのは、
- 下にスワイプ
- タップ
- 上にスワイプ
- ストップウォッチをタップ
とめんどくさいのです。なので、多分使わないですね、これじゃぁ。
バンドについて
標準でついているバンドはダメダメです。
何がだめだめかというと、ポッチを穴にはめ込む方式なのですが、腕の太さに合う穴にポッチをもっていこうとするけど、バンドの素材が硬めのためバンドが逃げていくのです。両手でやればなんのことはないのですが、手首故空いているのは反対側の手だけ。
さらにポッチを穴にはめるのが恐ろしく硬いです。これ、緩みがくると落下・紛失を妨げるものがなく床に向かってそのままサヨナラします。
バンドはAmazonでサードパーティ品を買うことを強く推奨。
私が使っているのはこれ。
GEEMEE Xiaomi Mi Smart Band 4 バンド ベルト ウォッチバンド シリコン 腕時計バンド スマートウォッチ交換用バンド Mi Band 4 専用ウォッチバンド
私が買った時点で899円と安いのですが、本体も安いので本体の1/4の価格です(笑)
素材はしなやかではめやすいです。余った端を時計バンドのようにO環に差し込んで止めるのではなく、穴を通して内側に入れてしまうタイプです。
O環を使うことの難点は、樹脂素材のO環は意外に切れやすいので切れてしまったときに困るのですが、これならば問題なしです。
まとめ
スペックから見ても、実装されている機能から見てもMI Smart Band 4は4千円を切る価格とは到底思えないほど、価格破壊力がある。
バッテリー駆動時間は驚異的であり、心拍は24時間測定・手首を返して表示は24時間OKにしても3日間で16%しか減らない。計算上はこれで18日持つことになり控えめに見ても2週間程度は持ちそうである。
ディスプレイはAMOLEDの120x240pxで明るく非常に見やすくタッチパネルの反応も良好である。
比較的よく使いそうな音楽リモート、タイマー、ストップウォッチのメニューが深いところにあるため不便(なので多分つかわない)。これは改良していただきたい。
全般的に価格破壊力抜群で買って損はない。