価格破壊スマートバンド Xiaomi MI Smart 4にも睡眠記録機能があります。一方愛用のGARMIN INSTINCTにもアドバンスドスリープモニタリング(ASM)が搭載されています。この両者の睡眠記録を比べてみましょう。
GARMIN INSTINCTとは
何度か当ブログで紹介していますが一応リンクを。
一見するとG-SHOCKに見えるタフネススマートウォッチです。スポーツ系のトラッキングはGARMINの得意分野でもあり非常に充実しています。もちろんGPS受信機能内蔵です。
GARMIN INSTINCTの睡眠モニター
現在はApple Watchは外しており、GARMIN INSTINCTを充電時と入浴時以外の24時間装着しています。したがって自動的に睡眠モニターも取れます。
Apple Watch + AutoSleepアプリによる組み合わせでは、昼寝も睡眠検知します。その分ディメリットもあって、机上でじっと仕事をしていたり、本を読んでいたりするだけでも睡眠と勘違いされてしまうことが多々あります。
INSTINCTの場合はGARMIN CONNECT MOBILEアプリ経由でベッドに入るであろう平均的な時刻と起きる時刻を設定します。私の場合は23時から7時までを仮の睡眠時間としており、23時を超えて動きがなく心拍も下がったりすると入眠として検知し、本気で昼寝してもその時間帯には入らないので睡眠としてはみなされません。
1月23日の筆者の睡眠モニター状況です。
睡眠内容の良し悪しは別として、深い睡眠、浅い睡眠、レム睡眠、起床状態を腕の動きと心拍を併用して判断しているようです。入眠は23:50と記録され、起床は5:46分です。
睡眠クオリティは良いとは言い難いですが….
Xiaomi MI Smart Band 4の睡眠モニター
Xiaomi MI Smart Band 4にも光学式心拍センサーが内蔵されており、私は24時間心拍センサーをアクティブにしておりますので、睡眠中もモニタリングされています。
上記のGARMIN INSTINCTと同じ夜に測定したものです。左手にGARMIN INSTINCT、右手にXiaomi MI Smart Band 4を装着してベッドに入りました。右手と左手ですので厳密には同じではありませんが、参考にはなると思います。
GARMINのようにアドバンスドスリープモニタリング(ASM)といった機能は実装されていないので、睡眠分析グラフはめちゃざっくりです。
3時台と4時台でGARMINでは細いピンクの起床と検知された部分(多分無意識に手を動かしてボリボリどこか掻いていたのかも)をXiaomi MI Smart Band 4も起床として検知しています(ただし時間幅は随分長い)が、1時過ぎの太い起床(これは猫のトイレでおこされた….我が家のにゃんこ族はトイレをするとかなりの確率で教えてくれます)をXiaomi MI Smart Band 4は全く検知していません。
Xiaomi MI Smart Band 4の睡眠記録分析はかなりアバウトだといえる。
その代わり、Xiaomi MI Smart Band 4は平均的な入眠時刻と深い睡眠時間の分布からみて、早めか遅め、多いか少ないかを教えてくれます。
つまり上の例で言えば、全体(Xiaomi MI Smart Bandシリーズで睡眠時間分析をしている人)の6割は筆者より遅い時間に入眠し、全体の96%は筆者より深い睡眠時間が多いということになります。
睡眠内容分析が本稿の狙いではないので、これ以上そこに突っ込むことは避けますが、GARMINにはない統計的な分析があるのは面白いです。
いずれにせよ4千円を切る価格でここまでできれば御の字かと思います。
まとめ
GARMIN INSTINCTのとXiaomi MI Smart Band 4は価格は10倍ほどの差があり、睡眠分析の細かさではGARMIN INSTINCTの圧勝。
Xiaomi MI Smart Band 4利用者全体の睡眠傾向と比較しての、自分の立ち位置(入眠時刻と深い睡眠の長さ)を比べられるのはなかなかおもしろく、GARMINやApple Watch(AutoSleepアプリ)にはない機能である。