我が家の二匹の猫は長毛ラグドール♀<マロン>と短毛スノーシュー(でも保護猫なので雑種扱い)♂<メル>の二匹です。両方飼ってわかった長毛猫の大変さ!
ラグドールとは
例によって、Wikipediaから説明を引用させていただきましょう。
ラグドール(Ragdoll)はネコの品種の一つ。長毛種。名称は英語でぬいぐるみの人形を意味する「ラグ・ドール (rag doll)」に由来する。
一説には白いペルシャとシールポイントのバーマンの仔がバーミーズと掛け合わされて生まれたと考えられている。アメリカで1965年、イギリスで1983年に登録された、比較的新しい種ではあるが、詳細な出自は不明。
瞳はブルーで長毛種に分類される。胸の前まで長めの被毛に覆われ、その姿はさながらよだれかけを掛けているように写る。
Wikipedia「ラグドール」より引用
見た目はブルーアイ(ブルーの濃さはかなり個体差あり)で、よだれかけのような胸の前の被毛が特徴です。
しかし、子猫のころはちょっと長めの毛の猫です。
上の写真は子猫(生後約三ヶ月)のころの我が家のマロンちゃん。
先程書いたとおり、まあ、ちょっと毛が長めだけど、まあ子猫です。
これが大きくなると下のようになります。
首の周りのたてがみのような長い被毛が特徴です。
マロンの目の色は濃いブルーというよりグレー(何故か猫の世界ではグレーのことをブルーというそうな)です。
ラグドールの被毛は非常に細くて繊細でシルキーです。
顔をスリスリするととても気持ち良いのですよ、マジで。猫は嫌がりますけど(笑)。
犬も実家で二世代五匹を飼ったことがわるのでわかりますが、ラグドールに比べたらゴワゴワです。
上質のムートンカーペットのような肌触りで、いつまでもスリスリしたいくらいです。
長毛猫は手入れが大変
別にキャットショーなんかに出すわけもない(猫にとってストレス以外の何ものでもない)のですが、それでも原理原則として1日1回のブラッシングが必要です。
長毛のマロンはブラッシングが大嫌い。
一方、短毛のメルはブラッシングが大好き。
簡単にブラッシングするだけでも、固く丸めるとゴルフボール一個~テニスボール一個程度の大きさの毛玉が取れます。
ブラッシングが嫌いなので、ブラッシングされるとわかると手の入らないところに逃げ込んじゃう。
結果的に、ブラッシング頻度は少なくなります。
ブラッシング頻度が少ない → 体を舐めたときの抜け毛が多い → 消化器官に毛玉がたまる。
犬は滅多に吐かないですが、猫が吐くのはさして珍しくありません。
たまった毛玉を吐き出すわけですが、それでは十分ではないので毛玉をうんちと一緒に出すのを助けるサプリもあります。
ラキサトーンのほうが柔らかめなのですが、猫の口の周りの被毛にベタベタついてあとが大変なので、今はスッキリンをつかっています。
長毛のマロンはスッキリンが大嫌いで舐めさせるのが大変。
一方、短毛のメルはスッキリンが大好きで喜んでなめる。
世の中なかなかうまく行かないものです。
毛球症
うまく毛玉を吐き出せない・うんちに出せないとなると毛球症という病気になることがあります。
毛玉が固まって大きくなり、最悪は腸閉塞を起こしたりします。
そうなると、外科手術あるのみ。
マロンの場合は、ごく軽い毛球症っぽいものになったことが二度ほどあります。
ラグドールはサイレントキャットで滅多になきませんが、あるとき「わおん、わおん」と苦しげな声をあげて、見てみるとよだれを垂らしています。食欲もかなり減少しています。
猫は犬と違って滅多によだれを垂らしませんので、それだけで注意信号です。
このまま放置できないのでかかりつけ獣医師に診てもらったら、毛玉がちょっとつまっているのかもしれないということで、前述の毛玉を出すサプリを飲ませ(さすがプロです、飲ませるのがうまい)と注射を打ってもらい、しばらくして治りました。
そして一昨日あたりかな、またよだれとワオンの泣き声を発したので、スッキリンを与えましたが心配なので獣医師に診てもらいました。前回と違って今回は食欲減退はありません。結果的に、点滴と注射一本。
長毛猫で毛玉がお腹に貯まるのを予防するには、こまめなブラッシングと週に一度程度の毛玉排出サプリを与えることです。腸閉塞で手遅れになったりしては困ります。
高齢猫になると飲み込んだ毛をうまく履き戻せなくなるそうです。
もし猫がダラダラよだれを垂らしていたらそれは正常な状態ではないので、獣医師の診察を受けましょう。
口腔内の病気のこともありますし、他の病気もあるでしょう。
特に、ラグドールは我慢強いと言われる猫の中でも、さらに我慢強い種なので、人間が様子を観察してちょっとかわったことがあったら獣医師に相談など必要でしょう。
まとめ
長毛猫は毎日のブラッシングと週に一度の毛玉排出補助サプリが欠かせない。
よだれを流したり、いつもは発しない声で鳴くときは体の異常があると考えて即獣医師に相談する。