Apple M1チップ採用の新しいiPad Proは凄いらしい!

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今月末にAppleが販売する新しいiPad Proが凄いようです。Apple M1チップを搭載している昨年11月発売のMacBook Air/Proと同じプロセッサというわけです。M1搭載MacBook Airの凄さは自分で買って使ってよくわかっていますのでこれは期待できそうです。

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iPad Pro (Apple M1搭載)概要

ざっくりと仕様概要を見てみましょう。

発売(予定)2021年5月後半
プロセッサApple M1
ストレージ128GB、256GB、512GB、1TB、2TB
メモリ8GB RAM:128GB、256GB、512GBストレージ搭載モデル
16GB RAM:1TBまたは2TBストレージ搭載モデル
ディスプレイ11インチ:2,388 x 1,668ピクセル、264ppi
12.9インチ:2,732 x 2,048ピクセル、264ppi
最大輝度600ニト
*12.9インチではピーク輝度(1,600ニト)、コントラスト比(1,000,000:1)が明らかにされている。
コネクタUSB TYPE-C
カメラ広角:12MP、ƒ/1.8絞り値
超広角:10MP、ƒ/2.4絞り値、125°視野角
TrueDepthカメラ
超広角:12MP、ƒ/2.4絞り値、122°視野角

あげていけば切りがないので詳細はメーカーサイトの情報を御覧ください。

毎度のことですが、これだけ見ているとあまり違いがわかりません。

一番大きいのはもちろんプロセッサで、従来のA12Z BionicチップからApple M1チップになったことですが、それ意外にメモリがストレージにより8GBあるいは16GBとM1搭載のMacBook Airと同じレベルになったこと。

筆者のiPad Pro 11-inch (第1世代)ではAppleは触れていませんが、512GB以下のストレージモデルでは4GB、1TBのモデルでは6GBとなっていました。

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メモリ容量と価格差

今回も1TBがメモリ容量の境目になっていますが、Apple MacBook Air M1がそうであるようにiPad Pro M1も境界線は1TB。ストレージとメモリ容量とは直接の相関はあまりないと思いますが、ストレージが大きいとMacBookでは動画編集をしたり、DAWで非常に多くのチャネルを使ったり….ということでしょう。

当然それらの作業には多くのメモリが必要になります。だからといってMacBookと同じアプリが(今のところは)動くわけではないので、すぐに16GBのメリットはでない「かも」しれません。

メモリはでかいほうが良いというのは持論ですが、メモリの大きさは価格アップに直結するので何が何でも16GBが良いとは言えません。

16GBのためにはストレージが512GBで十分な使い方であっても1TB以上を買わないといけません。

以下の価格比較は11-inchモデル(Wifi+Cellular)の場合です。

512GBストレージ、8GBメモリ148,800円
1TBストレージ、16GBメモリ196,800円
価格差48,000円

想像以上に価格差があります。

+8GBメモリ(実際には+512GBストレージもついてきますが)で48,000円、価格にするとおよそ20万円となり下手なノートPCよりずーーと高価です。

筆者的おすすめはメモリは気にせず(今の時点では8GBあれば十分でしょう)ストレージだけで選ぶことです。
大抵は512GBもあればOKだと思いますので、512GB以下をおすすめです。

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MacBook Air M1と同じ性能

いったいどれくらいA12ZのiPad Proと差があるのか? M1 MacBook Airとはどれくらい差があるのか?

筆者手持ちのiPad Proは11-inch第1世代のA12X搭載なのでそれで比較してみます。

調べてみました。

モデルGeekBenchスコア
Single-CoreiPad Pro 11 M11701
iPad Pro A12X1125
MacBook Air M11743
Multi-CoreiPad Pro 11 M17284
iPad Pro A12X4548
MacBook Air M17378
MetaliPad Pro 11 M120578
iPad Pro A12X11288
MacBook Air M120275

データ出典:GeekBench (https://browser.geekbench.com/)、MacRumors (https://www.macrumors.com/2021/05/11/m1-ipad-pro-benchmarks/)

GeekBenchが全てではありませんが、iPad Pro同士の比較であれば同じOSが動く同じアーキテクチャのデバイスですから、使ってみたときに純粋に速度向上として体感できるのではないでしょうか?

もっとも普通のWebブラウズ程度では、iPad Pro A12Xでも十分速いのでほとんど差は感じないかもしれませんが、iPad Proでメモリ4GBタイプを使っている方は、ブラウザのタブをたくさん開いた時とか、DTMアプリなどを使っているときに差を感じるかもしれません。

Single-Core、Multi-Core、Metalの全てにおいてiPad Pro M1はMacBook Air M1とほぼ同じスコアを叩き出しています。メモリ容量も吊るしのMacBook Air M1と同じ8GB。

スペックとGeekBenchスコアを見るとAppleはiPad ProとMacBook Airの垣根を取り払おうとしているように感じます。

近いうちに、MacBook AirでiPad Proアプリが動いたり、いやその逆にiPad ProでMacBook Airアプリが動くようになる可能性を秘めていると考えます。全部のアプリではないにせよM1にネイティブ対応しているアプリはそうなる可能性が大だと思います。

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Center Stage

もう一つ、iPad Pro M1で見逃せないのが「Center Stage」という機能。

12MPの超広角TrueDepthカメラ(フロントカメラ)とM1の高い処理性能を生かして、iPad Proは固定したままである程度動き回る人物を追いかけて撮影するというもの。

こちらの動画を御覧ください。

これ、顔出し室内撮影YouTuberにはスゴーク良さそう。

いま得ている情報ではFaceTimeで使えることは間違いなさそうですが、もし他の動画撮影でも使えればこれはとんでもなく良いですね。

YouTube動画って、超売れっ子で稼いで常時スタッフを雇える雲の上の人を別にすれば、普通は一人で撮影しますよね。筆者だって一人撮影です(今の所顔出しはしていませんが)。

Center Stageが生きるのはもちろんFaceTimeのようなビデオ通話ですね。コロナ禍のおり故郷の両親や祖父母と話したりするのに使っているかもしれません。

今の所動画撮影で使えるのかどうかわかりませんが、期待してみたいところ。

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フロントカメラとリアーカメラの差

従来のスマートフォンでは高画質なのはリアーカメラと決まっていました。カメラ代わりに使うことを考えると当然です。

しかしiPad Proをカメラ代わりにする人は多くないと思います。(金沢の兼六園ではタブレットで写真をとる中国人観光役を多く見かけましたが….)

自宅でビデオ通話にはスマートフォンよりタブレットのようが画面が大きいので良いに決まっています。

仕様を見ると超広角でリアーは10Mピクセル、フロントは12Mピクセルと逆転しています。

これはiPad Pro M1ではフロントカメラでのCenter Stageなどに使うことを考慮してのことでしょうし、タブレットではリアーで写真を撮るよりは、フロントカメラでビデオ通話などに使うほうが圧倒的に多いだろうということでしょう。

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まとめ

5月下旬発売予定のApple M1チップ搭載のiPad Proは、同じM1搭載のMacBook Airと同レベルの性能である。

iPad Pro M1は1TB以上のストレージはRAM16GB、512GB以下はRAM8GB。

iPad Pro M1は超広角についてはフロントカメラのほうがリアーカメラより解像度が高い。

iPad Pro M1は高画質なフロントカメラとM1の処理性能を生かして、FaceTime(など)で人物を追いかけるCenter Stageという機能が搭載されている。

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