引き出しの肥やしのRakuten MiniをIIJでお財布専用に復活させる!

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1円キャンペーン1年間無料で入手したけど、あまりの使えなさに回線解約してRakuten Miniだけが手元に残っていました。スタパ齋藤氏の記事を見て思い立っておサイフケータイ専用として復活させてみました。

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Rakuten Miniの特徴

真面目にスペックなんか書いても糞の約にも立たない(失礼!)端末なので、半ばジョーク的に書いてみましょう。

  1. クソ小さい(約106.2 x 約53.4 x 約8.6 mm)しクソ軽い(約79g)。
  2. バッテリーがクソ小さい(1,212mAh)ので全然持たない。
  3. ストレージがクソ小さい(32GB)。
  4. 画面は1,280x720でクソ小さい(だからクソ軽いわけだが)ので使えねぇ。

つまり普通のスマホとして使うのは不可能なのです。

この「クソ」を逆手に取ろうというのが今回のお題。

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クソを逆手に取るポイント

なんといってもこのクソ小ささとクソ軽さを生かさない手はありません。

どうせ小さな画面・持たないバッテリーですから普通のスマホとしてガリガリなんて使えっこありませんので、割り切りが大切。

普通のスマホとしての機能が使い物にならないとすると、残されたのはおサイフケータイです。

このクソ小ささとクソ軽さは谷類を見ない電子決済端末として意外に素晴らしくはないだろうか!

ということでリサーチ。

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Androidおサイフケータイの特徴

幸いにもRakuten MiniはAndroid搭載でおサイフケータイ対応。

Androidおサイフケータイの一般的特徴。

  1. 電波(LTEやWifi)が通じなくても決済できる(Felicaチップ内蔵)。
    つまり機内モードでもOK、SIMなしでもOK。
  2. バッテリーが完全にカラ出ない限り電源オフでも決済できる(おサイフケータイ)。
  3. 電源オフでもおサイフケータイタッチ決済できるので、落としたり失くすとかなりヤヴァい。
  4. おサイフケータイのパスワードロック(=NFCのロックと同じ)をかけると解除しないかぎりタッチ決済できない

Androidのおサイフケータイ共通で言えるのですが、ロックしないかぎり電源オフでもタッチすれば支払いに使えちゃうのがメリットでもあり危険でもあります。

Apple Payはエクスプレスカードに設定したカード(通常はSuicaでしょう)以外は、かならずTouch ID、Face ID、パスコードの認証を必要とするので面倒ではありますが、その分拾ったiPhoneですぐ決済されちゃうことはありません。

「いつでもロック解除操作なしにすぐに使える」=「盗んだり拾ったりしてもすぐに悪用できる」

これは絶対わすれないほうがいいです。Rakuten Miniとて例外ではありません。

とにかくこれらの特徴とRakuten Miniのクソな点をあわせて見ると、適切な使い方が見えてきます。

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Rakuten Miniをチョー小型決済端末として使うポイント

普段は電源オフで使うパターン

Androidのおサイフケータイはバッテリー残量があれば電源オフでもタッチ決済できりのが最大のメリットです。

この状態でスタパ齋藤氏の記事のように財布にいれておけばかなり便利かもしれんと思います。

電源オフなので推測で2~4週間程度はバッテリーは維持できるのではないかと。

おサイフケータイだけならSIMも不要です。

ただし電源オフなのでPayPayなどのQRコード決済のためには通信ができないといけないので、その度に電源オンするのは時間がかかりますしバッテリーも消費します。何よりSIM(eSIM)かWifi接続が必要です。

おサイフケータイロックがかかっていないので、拾われたり机上に放置したのをちょっと自販機で使われたりする可能性が高くなりデンジャラスであるのは覚悟すべし。

電源オフでもかざして使えるというのは両刃の剣です。Apple Payに比べて便利さだけを強調している記事が反乱していますが、決済用のオンラインモバイル端末で金額を入力して、それで貴方のズボンのポケットのAndroid端末に近づけると、あららiDやQUICPayが使われてしまう!こともありえなくはないです。怖いでしょ?

普段は機内モード+バッテリーセーバーで使うパターン

さすがにロックなしで使えちゃうのはやばすぎる!と思う人は多いでしょう。

そんな人には、バッテリー節約のために機内モード(WifiとBluetoothもオフ)かつバッテリーセーバーをオンにします。

この状態で24時間ダイニングテーブルの上に放置して(一度も触らず)バッテリーは7%ほど減りました。計算的には一週間程度は持ちそうです。

電源はオン状態ですので、おサイフケータイのロックをかけておけば、すぐに使われてしまうことはありませんし、さらにRakuten Miniでパスコードロックもかけておけば(指紋認証とか洒落たものはついていません)、拾った(盗んだ)Rakuten Miniで支払うには、パスコードロックを突破し、さらにおサイフケータイロックも解除しなければいけませんのでハードルは高くなります。

ただしおサイフケータイロックをかけておくと、Suicaも認識できないので要注意であります。

個人的にはおサイフケータイロック(NFCロック)はSuicaだけはApple Payのように対象外にできるようなオプションがほしいですが…。そう思いません?
iDやQUICPayといったポストペイのカードは保護したいですよね。

物理的な紛失防止

端末を失くすことはあっても、おサイフを失くすことはそんなにはないと思います。

スタパ齋藤氏の記事のように、Rakuten Miniを財布に入れちゃう手があります。

ただし、Rakuten Miniはつるつるしていてめちゃくちゃ滑りやすいので、財布から抜け落ちないようにラウンドファスナーの財布を強く推奨します。

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便利さと万一の被害を小さくする妥協案

怖いのはiDやQUICPayといったポストペイの非接触決済機能の独り歩き。

消極的ですが、Rakuten Miniに限らずAndroidのおサイフケータイにはQUICPayやiDといったポストペイは入れない。どうしても入れるならおサイフケータイロックを掛けるのが安全。ただし解除しないとSuicaで改札も通れなくなる

ま、現実的じゃないです。

だから筆者はiPhoneのApple Payがメイン決済手段なのです。

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おまけ:対応LTEバンド問題

筆者のRakuten MiniのLTE対応バンド:
LTE B1/B3/B5/B18/B19/B26/B28/B38/B41

docomoのLTEバンド:
LTE B1/B3/B19/B21/B28/B42

両者の共通バンド:
LTE B1/B3/B19/B28

LTE B1:主要バンドであり全国で広く展開、docomoを使う上で必須
LTE B3:東京・名古屋・大阪を中心に展開されているので、これらの地域では必須
LTE B19:いわゆるプラチナバンド、郊外や山間部を中心に展開
LTE B28:こちらもプラチナバンドであるが、展開はごく一部。

したがって、必須なのはLTE B1/B3/B19となります。

Rakuten MiniはIMEIにより対応バンドが異なり、問題になったのが他のキャリアで使うのに必須のLTE B1を技適認証の変更なしに勝手にLTE B1対応削除対応してしまったこと。

事実上、LTE B1/B3/B19に対応していればdocomoに限って言えば不自由はほとんどなく使えるということです。

だからといって、この決済端末のためにLTE B1に対応したRakuten Miniをヤフオクとかメルカリとか中古携帯やさんを回る必要はありません。そこまでして買うほどのものではないです。筆者の場合、たまたま引き出しに寝ていたので起こしてみただけです。

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結論

安全性と利便性の両立を考えると、Rakuten Miniを含むAndroidのおサイフケータイよりもiPhoneのApple Payのほうがずっと優れている、と筆者は思います。

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