使わなくなったワイヤレスイヤホンや古いガラケーやスマホを机の引き出しの奥や押入れのダンボールの中に放置するのは危険です。
NITEでの事故例
NITE(独立行政法人 製品評価技術基盤機構)は「工業製品などに関する技術上の評価や品質に関する情報の収集・提供などをその主たる業務(wikipediaより引用)」としています。
NITEのWebサイトの中に「事故情報の検索」というのがあります。
いくつかの身近なガジェットを調べてみます。
製品分類(検索キーワード) | 件数 | 主な事故例 |
---|---|---|
イヤホン | 31件 | 出火、発煙、漏電、イヤーピースの耳内残留、鼓膜破損など |
携帯電話 | 712件 | 出火など |
タブレット | 350件 | 出火など |
スマートフォン | 313件 | 出火など |
ヘッドホン | 7件 | 出火、加熱など |
モバイルバッテリー | 72件 | 出火など |
どれも身近なものばかりです。
怖いのは放置による過放電
充電中に加熱たり過充電になって発火というとのはなんとなくわかる気がしますね?
リチウムイオン電池は過放電でも加熱して発火に至ることがあります。
リチウムイオン電池といえども自己放電があります。
残量ゼロになってなおかつ放置するとガスが発生して加熱し最悪は発火に至るそうであります。
参考文献:
「調査ニュース」(東京消防庁)
常に目の前におあれば異変に感づくのも早いですが、長期に渡って押入れに放り込んだまま使わず過放電にいたり、最悪は発火する可能性もあるということです。
使わなないリチウムイオン電池内蔵ガジェットは放置せず処分
このブログで多く取り上げるのが、ワイヤレスイヤホンやワイヤレスヘッドホン、スマホやタブレットです。
これらで古くなって使わなくなったもは放置しておくと前述のような火災になる可能性があります。
さりとて自治体の決めに反して勝手に捨てるのは絶対ダメです。
AppleデバイスはAppleが無料で回収している。
GoogleデバイスはGoogleが無料で回収している。
その他のタブレットやスマホも日本メーカーは回収しているはず。
ただ、中華タブや中華スマホはわかりませんので要注意。
スマートフォンは実はメーカーを問わずキャリアの窓口で回収してくれます。(知らない人が多いけど)
これら以外のイヤホン・ヘッドホンなどは自治体によりますが、小型家電として回収している自治体も多くありますので、自治体の家庭廃棄物処理(ごみ処理)のルールを調べてください。
大切なのは、リチウムイオン電池内蔵ガジェットで使わなくなったものは放置せず、正しい方法で可及的速やかに処分すること。
半年に一度くらいはガジェット棚卸ししましょう。
特に筆者のようなガジェッターの方は必須です。