ひょんなことから発覚した妻のエビ・カニアレルギー(甲殻類アレルギー)。食べ物には気をつけていますが、エビ・カニの類は思わぬところに含まれています。最近、気づいたのが綿棒です。昨今の綿棒の多くは抗菌成分としてキトサンが使用されているのです。このキトサンがエビ・カニ由来なのです。
キトサンとは?
キトサンとは、カニ、エビの甲羅や殻の主成分キチンから抽出される動物性食物繊維です。
カニ、エビなどの甲殻類アレルギーがある人は、多くの場合キトサンにも反応するそうです。
神経再生や皮膚再生など再生医療素材としての応用が進んでいるが、そのほかにも、ポリマーブレンドやハイブリッド材料などへの応用例も多数見受けられる。また、アミノ基の反応活性を生かした誘導体化等によるさらなる高機能化へのアプローチも盛んに行われている。精製された高品質なキトサンを膜や繊維、スポンジにして、医療分野での用途にも利用可能である。
出典:Wikipedia 「キトサン」
想像以上にいろいろな分野に応用されているようです。
キトサンは黄色ブドウ球菌や白癬菌に対して抗菌性が確認されているそうですがウイルスに対しては効果がありません。
ちなみに未だに細菌とウイルスは全く異なるものだというのを理解していない人が多いらしいと聞きますが、それヤヴァいかも。
綿棒に抗菌は不要
いつから綿棒に抗菌成分が入るようになったのでしょう?
業界のWeb情報を調べました。
ここには特に抗菌成分については触れられていませんでした。
綿棒を清潔に扱えるタイプを選ぼう:
円柱状の容器に縦向けに爪楊枝のようにごっそり入っているものはだめです。大抵の人は取り出す時に綿球に触れてしまうでしょう?それも一本取り出すために使用しない綿球にまで触れてしまいます。そうではなくて、一本一本個別包装されているタイプがいいです。これなら他の綿棒を汚染する心配がありません。とにかく綿球には触れないこと。
本来なら綿棒に抗菌成分なんて不要なはずですが、日本人の清潔好きが高じて「抗菌」の2文字に弱いので片っ端から抗菌加工をするようになったの「かも」しれません。
いつから抗菌綿棒が流行り出したのか、自分で調べてもわからないしBingAIに聞いてもわからなかったのですが、とにかく店頭で売っている綿棒はほとんど抗菌成分として「キトサン」が使われているのです。
メーカー品でキトサンを使っていないものでは、以前は「ジョンソン綿棒」が代表製品のような感じでしたが現在は店頭ではみかけません。
調べると2022年9月に製造委託先の操業継続が困難になり販売中止に至ったそうです。
アマゾンではプレミアがついてとんでもない価格で販売されていました。
キトサンを使わない綿棒
探してみたのですがこれがなかなか見つかりません。
家人が某スーパーで見つけてきたのがこれ。
平和メディク 極みのAg+抗菌綿棒 100本袋入
平和メディクの綿棒には抗菌成分としてキトサンではなく銀イオン(Ag+)を使っているものが何種類かあるようです。今の所身近で見つかったのはこれくらいでした。
それ以外には、高くなりますが医療用のメディカル綿棒などにはキトサンは含まれていないようです。
大丈夫だろう!とキトサン使用の綿棒を使って、耳が痒くてたまらなくなったということもあるようですので、エビ・カニアレルギ〜の方は耳に限らずキトサン使用綿棒はやめたほうがよいでしょう。
ご注意くださいませ。
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