OLYMPUS E-M1 Mark IIからOM SYSTEM OM-1 Mark IIに買い換えた

モバイル・デジカメ
記事内に広告が含まれています。

年の瀬も押し詰まった12月半ばに、MapCameraのワンプライス下取り交換を利用して、OLYMPUS E-M1 Mark IIからOM SYSTEM OM-1 Mark IIに買い換えました。根っからのOLYMPUS(OM)ファンの筆者にとって、最新スペックのOM-1 Mark IIはE-M1 Mark IIのイマイチの点も全部改善クリアできて、非常に満足度が高いカメラです。

■ 広告 ■

買い換えた理由

買い替えサイクル

E-M1 Mark IIに我慢できない不満があったとかそういうことはありません。E-M1 Mark IIは非常にいいカメラだと思っています。

初代E-M1を買ったのが2014年2月、E-M1 Mark IIに買い換えたのが3年後の2018年6月。それから5年半が経過し、ミラーレスの買い替えは数年サイクルだと思っていますので、そういう意味では買い替え時が来ていたというのが直接的な一番大きい買い替え動機です。

E-M1 Mark IIがそこそこの値で売れるうちに売ったほうが良いというのも偽らず理由ですが、ぶっちゃけ新しいもの好きだということでもあります。

OLYMPUSファン

銀塩時代に遡り、銀塩OM-1が最初に買った(当時は「買ってもらった」)自分のいカメラでした。

子供の頃一緒に暮らしていた祖父がOLYMPUSが大好きで、その影響が大きく筆者もカメラを買うならOLYMPUS以外にはないと思っていました。

当時、祖父が愛用していたのはOLYMPUS PEN(どのモデルかは覚えていません)で、そのコンパクトとハーフサイズでフィルムを2倍使えるのが大きなメリットであるのが特徴でした。

OLYMPUSのカメラ=コンパクトで高性能というイメージが筆者の意識の中にガツンと組み込まれました。

OMのネーミング

OLYMPUSファンにとっては「OM」は特別な意味を持つと思います。

デジタル一眼になって、レンズ交換式の最初のモデルであるE-1を買ったのは2004年10月。それからOLYMPUSはデジタル一眼に「OM」の名を冠することはなかったのですが、2022年3月のデジタルミラーレス一眼の「OM-1」を発売しました。

OMファンの筆者の心は震えました(笑)。

が、そこは我慢して….1世代飛ばして今回のOM-1 Mark IIです。

OM-1ではペンタ部ロゴは「OLYMPUS」で正面右下に「OM SYSTEM」が記されていましたが、OM-1 Mark 2ではペンタ部は「OM SYSTEM」で正面右下は「II」となり、いよいよ本格的なOM SYSTEMのカメラとなりました。

■ 広告 ■

E-M1 Mark II → OM-1 Mark IIの進化点

まだ買って間もないのでちゃんと使い込んでいないのですが、ざっくりと感じた変化点です。

スペック

詳細スペック的なところは他の詳しいWebサイトに譲りますのでざっくりとしたスペック面で。

太字にしたところは筆者にとって買い替えメリットとして大きいところです。

  1. モニターの高画素化(104万px→162万px)
  2. EVFの高画素化(236万px→576万px)
  3. RAW画像の14bit対応
  4. USB充電/給電対応
  5. AF測距点の増加(121点→1053点)
  6. 4K動画のフレームレート向上(30fps→60fps)
  7. 動画のHEVC/H.265対応
  8. 外部マイク接続に対応
  9. ISO感度向上(標準で6400→25600)
  10. 最大拡張ISO向上(25600→102400)
  11. 手ぶれ補正性能の向上(5.5段分→8.5段分)

操作面の改悪と対策

一番大きな変化は「MENU」ボタンの位置の変化です。

E-M1 Mark IIでは十字キーの右下にあり、設定は右手だけで完結できました。
OM-1 Mark IIでは左上に移動してしまい、設定には両手が必要になりました。

これはめちゃくちゃ大きな改悪です。

スーパーコンパネがあるとはいえ、それでできないことも多数あります。

設定ではメニュー階層を戻るのに「MENU」ボタンを使いますが、これまでは右手親指だけで完結したのに、左手親指を動員しないといけなくなりました。

調べてみるとちゃんと対策がありました。

対策:MENUボタンをゴミ箱にアサインする
[参照] OM-1 Mark II取扱説明書 P.340「ゴミ箱ボタンでメニューを操作する」
[MENU] → 一番下の歯車 → [1.操作] → [ボタンの設定] → [ゴミ箱ボタンでのメニュー操作] → [する]

これで十字キー左下のゴミ箱ボタンを「MENU」ボタンとして扱えるようになります。

■ 広告 ■

感想

なんといっても測距点の増加は大きいです。こまかなところまでAFで合わせることが可能になりました。とはいえフルに1053点を使うにはAFターゲットモードでカスタムを使う必要があります。

1053点のAFをフルに使う方法 AFターゲットモード設定でカスタムを指定し、縦方向と横方向のサイズを前後ダイヤルを使って「1」に設定します。

撮影時にスーパーコンパネで先に設定したカスタムAFを選ぶと、撮影時に十字キーやジョイスティック、あるいはタッチパネルでフォーカスポイントを移動できます。マクロ撮影でのAFには威力を発揮するかと思います。

しかし、非常に細かくなるためターゲットの移動がなかなか大変です。三脚に据えつけて花などをじっくりマクロで撮るのに向いています。それこそおしべの1点に正確に合わせることも可能かと思います。

USB充電ができるのも地味に便利です。

もちろん本格充電には専用充電器を使うのが一番速いのはいうまでもありませんが、ちょっと充電しておきたいというときにはモバイルバッテリーから給電して装着したバッテリーを充電できます。

旅行などで1日の撮影枚数があまり多くなさそうとか、いう場合ですと充電器を持たずに夜寝ている間や温泉に浸かっている間に充電しておくのも可能です。

付属のACアダプタF-7ACは5V3Aですので、この電圧・電流容量で2時間半でフルチャージ。

OM-1 Mark IIは他社のUSB充電器やモバイルバッテリーを使っての充電も可能ですが、この場合の具体的な充電時間や目安についてはOM SYSTEMサイトのQ&Aにもありませんでした。

しかし外部「給電」しながら撮影するときの外部電源については以下のQ&Aがあります。

これによれば15V3A、15V2A、9V3A対応の45Wタイプが外部給電の電源として利用可能のようです。

動画については、筆者の場合動画メイン機はLUMIX GH6ですが、動画メインではなく写真のついでに動画もよるような場合にはOM-1 Mark IIも活躍してくれそうです。

強力な手ブレ補正、4K60pまでの解像度とフレームレート、外部マイク接続可能といった機能がそれに応えてくれます。

■ 広告 ■

まとめ

ファーストインプレッション段階ですが、OMの特徴であるコンパクトさはそのままで、AFや手ぶれ補正は劇的に向上しており、買ってよかったと素直に言える満足度が高いカメラです。

[関連記事] 中古デジタルカメラ購入を考えた時、実際に買う前に知っておきたいこと


【広告】
[Amazon] OM-1 Mark II ボディー
タイトルとURLをコピーしました