iPad Proにタッチパネル対応モバイルディスプレイを接続してみた!

iPad Proにタッチパネル対応モバイルディスプレイを接続してみた!

昨日の記事でモバイルディスプレイを入手した話をしましたが、今回はそのモバイルディスプレイをiPad Proに接続した話です。さてどうなったでしょうか?

環境

モバイルディスプレイ

使用したモバイルディスプレイはこの記事で書いたものです。

15インチのUSB TYPE-CまたはHDMI接続でタッチパネル対応のものです。

iPad Pro

iPad Proは11インチの第1世代のもので、ストレージ1TB(メインメモリ 1TB)のタイプです。

iPadOSは13.7でテストしました。

接続方法

ここではACアダプタなしとありで試しています。

結論から書いちゃいますと、ACアダプタ有無に関わらず画像は表示されまして音声はiPadではなくモニターのほうから出てきます。映画とかにはいいかも。

ACアダプタなし

まずはACアダプタなしで上記の手持ちのiPad Proとモバイルディスプレイ付属のUSB TYPE-Cケーブルで接続しましたところ、なんの問題もなく接続しただけでミラー画面が出てきました。

モバイルディスプレイはバッテリー非内蔵ですので、5V2Aを必要とする給電能力をiPad ProのUSB TYPE-CのPDに頼っていることになります。

色味が結構違いますがiPad ProでTrue Toneがオンの状態です。
True Toneをオフにするとほぼ同じ感じのクールな色味になります

このディスプレイはiPad Proからの給電で動作可能ですが、iPad Proのバッテリー消費が激しいので緊急避難時以外はおすすめできません。

ACアダプタあり

このディスプレイにはUSB TYPE-Cが2ポートあります。

片方に60WのPD対応USB TYPE-C ACアダプタ(普段はHP Spectre x360 13-aw000の給電に使っています)をつないでみました。

この状態でディスプレイへの給電(Max10W)とiPad Proへの給電/充電が行われiPad Proの画面右上の電池アイコンがグリーンに雷印の充電中に変わります。

さらに外付けSSDをつけることもできますが、TYPE-Cポートが足りないのでTYPE-CのHUBが必要です。

普通に使うならこの接続だと思います。

ただしPD対応USB ACアダプタの容量としてはディスプレイが5V2Aで10Wで、さらにiPad Proは付属ACアダプタが18Wであることから、10W+18Wで28W、つまり30WのPD対応USB TYPE-C ACアダプタ必要になります。



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拡張ディスプレイとして使えるのか?

iPadOSではOSネイティブで拡張ディスプレイをサポートしていませんので、対応はアプリ次第です。

LumaFusion(動画編集アプリ)

これはアプリが対応しているので、プレビュー画面を飛ばすことができます。

これは普通につないだけの状態でミラー画面です。

iPad側のプレビュー画面下側右端の△ボタンをタップするとプレビューが飛びます。

Adobe Photoshop

これはアプリが非対応ですのでどうやってもミラー画面。

Steinberg Cubasis

いわゆるDAWアプリですが、これもアプリが非対応なのでミラーのみ。

タッチパネル操作

一番気になるのがこれです。

このディスプレイでは…

・PC(Windows)ではモバイルディスプレイ側でもタッチ操作ができる。
・Androidに接続してもミラー画面でタッチ操作ができる。
・iPadOSではミラー画面もしくはアプリが対応すれば一部の拡張表示ができるが、タッチ操作はできない

….ということで、AssistiveTouchをなにかやればできるかと思いましたが、だめですね。

iPadOSではモバイルディスプレイがタッチ操作対応でも、タッチ操作が効くのはiPad本体のみ。

15インチの外部ディスプレイ側でもタッチ操作ができればかなりいいのですが、iPadOSではそれができないので残念!

とはいえ、iPadOSでは外部マウスを使えますので、Bluetoothマウスを使えば普通にPC的な使い方には問題ないでしょうし、それがおすすめです。
実際、筆者もBluetoothマウスをつないで色々試しましたが、ミラーであってもマウス操作(本来はタッチ操作)は普通に使えるので結構いいです。

感想とまとめ

iPad Pro 11(第1世代)にDesklabのFHDモバイルディスプレイをつないでみたら、外部給電なしでも問題なく動作したが、iPad本体のバッテリーが早くなるので、30W以上のPD対応USB TYPE-C充電アダプタをモバイルディスプレイのもう一つのUSB TYPE-Cポートに繋ぐ必要がある。

外部SSDも使用可能であるがTYPE-Cポートが足りないので、ハブ(ドッキングステーション)が必要。

アプリが対応してない限りミラー表示のみだが、音はモバイルディスプレイのほうから出るので、iPad Proでの映画鑑賞には好適かも。



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