お散歩カメラ・旅カメラに最適、OLYMPUS PEN E-P7を再購入した

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2022年10月30日の記事で、OLYMPUS E-P7を購入したと書きました。しかしこの当時は買ってはみたけど出番が少なくて手放してしまいました。最近はお散歩・旅写真はiPhone 15 Pro Maxで撮っていましたが、良くも悪くも所詮スマホ写真。やはり一眼にはかないっこないということで、今回は明確に「お散歩カメラ・旅カメラ」の位置付けで再購入しました。

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E-P7の出番が少なかった4つの理由

買い直す以上は前回の反省をしたわけです。

なぜ出番が少なかったのか?

  1. 小型単焦点レンズを使うためのカメラとして小型ボディを買ったのだが、思ったより小型ボディ+単焦点の出番がなかった
  2. 外出時には単焦点1本では足りず、小型レンズでも2本あるいは3本持つと嵩張るし、レンズ交換が必要(当たり前ですが)でありシャッターチャンスを逃すことも少なくなかった。
  3. 手持ちの単焦点は寄れないレンズがほとんどであり、簡易マクロ程度がないとテーブルフォトには不適であった。
  4. E-P7に適した小型軽量の標準ズームを持っておらず、買おうという意識もなかった。

気持ちとして、小型ボディ+小型単焦点という使い方しか意識になかったのが敗因だと思います。

もちろんこれで良い被写体もあるわけですが、筆者の場合それはお散歩・旅写真ではなかったわけであり、結果的にはE-M1 Mark II(当時)の出番がほとんどでした。

自宅等でゆっくり撮るならE-P7よりE-M1 Mark IIの方が良いに決まっています。

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お散歩カメラ・旅カメラの条件

小型軽量ボディ

人によるとは思いますが、写真を撮ることが主目的の撮影旅行などでない限り写真は主役ではなくおまけですから、おまけ用に大袈裟で重くなるカメラ・レンズを持っていくのは、いくら好きな趣味でも筆者は嫌です。

OM-1 Mark IIにM.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROを装着すると1kgをわずかに超えてしまいます。フルサイズやAPS-Cの多くと比べるとかなり軽いわけですが、おまけに持つカメラとしては重すぎますし何より嵩張りすぎます。

お散歩カメラ・旅カメラとしては「小型軽量ボディ」であることが絶対必要です。

ちなみに筆者現有のOM-1 Mark IIボディはバッテリー込みで599g、GH6は739gです。

それに引き換えE-P7本体はバッテリー込みで337gとGH6の半分以下です。

[OM SYSTEM] PEN E-P7

2021年6月に発売されたのでまだ新しいモデルだといえます。

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検討したE-P7以外の機種

マイクロフォーサーズでまだ販売されている小型ボディはすごく少ないです。

OM SYSTEM(OLYMPUS)PEN E-P7 <ボディ337g>
LUMIX DC-G100DK <ボディ304g>

G100Dも良いかと思ったのですが、写真撮影時のボディ内手ぶれ補正がない(なぜか動画では有効)ことと、超音波振動でセンサーに付着したゴミを落とすスーパーソニックウェーブフィルター(SSWF)がG100Dにはないことの2点が決定的でした。

手持ちレンズがマイクロフォーサーズばかりであるのと、SSWFが無いことにより他のマウントを検討しようとも思いませんでした。といってもSONY VLOGCAM ZV-E10/E10M2くらいしか小型ボディのミラーレス一眼はありませんが….。

レンズは小型標準ズームが最適

ボディが小型軽量でもレンズが大型ではお散歩・旅カメラとしては不都合です。

お散歩や旅で撮影というと、風景(=広角)、人や街の風景(=適度な望遠)、テーブルフォト(=そこそこ寄れる簡易マクロ)を1本のレンズでまかないたいのが筆者の要望。

広角側は12mm(換算24mm)程度、望遠側は45〜50mm(換算90〜100mm)

マイクロフォーサーズマウントで小型軽量レンズでこれを満たすものは多くありません。

[OM SYSTEM] M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ (生産終了)

このレンズはあいにく生産終了となっており、新品は手に入らないので良い中古品を探すしかありませんでした。

結果的には、MapCameraの中古美品を買うことができました。

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M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ

お散歩・旅カメラに最適な仕様

生産終了となっているのでMapCameraなどで「美品」を探すしかありませんがとても面白いレンズです。

  • 35mm換算で24mm〜100mmという広角〜中望遠までをカバーするズーム
  • ズームは手動と電動ズームの両方に対応
  • 35mm換算で最大撮影倍率0.72倍の簡易マクロに対応
  • マクロモードでは電動で自動的に焦点距離は43mm[換算86mm]、開放F値は6.0に固定
  • 最大径57mm、長さ83mm、重さ212gとおそろしく小型軽量
  • インナーズームなのでズームしてもレンズ長が変わらず、鏡筒出入りがないので微細なゴミを引き込みにくい
  • 防塵防滴(ただしE-P7は防塵防滴ではない)

決して明るいレンズではないのですが、お散歩・旅カメラとしては1本で24〜100mmがカバーできること、気が向いて動画を撮る時も電動ズームがあるので重宝するし、簡易マクロでテーブルフォトもOK。

まさにE-P7のために作られたようなレンズです。

OLYMPUS(OM SYSTEM)がこのレンズを生産終了したのはとても残念です。

現行モデルですと、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PROになりますが、35mm換算最大撮影倍率は0.5倍(最短撮影距離は0.2m[W]/0.23m[T])とマクロはちょっと落ちますが、全長が1cmほど短いです。

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電動ズーム+手動ズーム

操作上では、ズームリングが電動と手動を兼ねており、ズームリングをマウント側にスライドさせると手動、フィルター側にスライドさせると電動になります。

電動の際には、ズームリングを回す角度によりズーム速度が3段階で変化します。

手動の際の動作は硬めでメカニカルな手応えがありなめらかとは言えませんし、ズーム端にきてもさらにズームリングが動く(動きが重くなるが)のであまり操作感が良いとはいえません。

このレンズのズームは電動で使うのが快適で、微妙なズーム調整のときはそのまま手動に切り替えて調整するのがベストな使い方のように思います。

簡易マクロは便利

散歩で入ったカフェ、旅先グルメでちょっと写真を撮りたいというのはよくあります。

大抵はスマホ(iPhone 15 Pro Max)を使うわけで、SNSアップでしたらそれで問題ないですが、ちょっといい感じの料理では、やはり料理の色艶というか味を感じさせる雰囲気までは撮れません。どちらかといえばSNS向けに盛ってある写真になり、あとからMacで見るとうんざり…。

その点、E-P7で寄った写真が撮れるといいです。

実際に500円玉で最も寄って撮って比べてみましょう。

下の写真はワイド端。

下の写真はテレ端。

そして下の写真が簡易マクロで最大に寄った写真。

かなり違いますよね、ここまで寄れればお散歩・旅カメラとしては十分だといえます。

The Map TImesでの実写例と記事は2つありました。

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おまけ:現行販売モデルの小型軽量標準ズーム

中古でなく現行モデルでお値段を考慮すると以下のものも考慮対象でしたが、安さで先のものを選びました。

「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO」は魅力ですが、微妙に重くなるのとテレ側が換算90mmというのがちょっと足りない気がしました。

「LUMIX G VARIO 12-60mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.」は価格的にOMより2万円ほど安くなりますし、テレ側が換算120mmまでいけて、重さも最軽量の210g。

レンズとしては「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO」が魅力ですが、旅カメとしてはより軽量でテレ端も長めで価格も少し安い「LUMIX G VARIO 12-60mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.」がよさそうです。

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO

換算24〜90mmとテレ側がちょっと短めです。

最大撮影倍率は0.5倍(35mm判換算)、外寸は最大系Φ69.2mmで全長70mm、重さは254g。

MapCameraの新品価格では67,320円。

MapCameraの実写例紹介サイトの「The Map Times」での実写記事は2本ありました。

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LUMIX G VARIO 12-60mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.

換算24〜120mmをカバーし、最大撮影倍率は0.54倍(35mm判換算)、外寸は最大系Φ66mmで全長71mmと上記のM.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PROとほぼ同じですが、重さは210gとめちゃ軽い。

MapCameraの新品価格では44,829円。

MapCameraの実写例紹介サイトの「The Map Times」での実写記事は1本ありました。


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