OLYMPUS E-P7

銀塩の頃からOLYMPUSユーザーの筆者は、フォーサーズを経て現在はマイクロフォーサーズのユーザーです。現在ミラーレス一眼はE-M1 Mark IIとLUMIX DC-GH6を所有しておりますが、コンパクトでOLYMPUSらしさのあるボディが欲しくてE-P7を買い求めました。


OLMPUS (OM SYSTEM) のミラーレス

OLYMPUS(現在はOMデジタルソリューションズ株式会社が製造販売している「OM SYSTEM」ブランドになっています)のミラーレス一眼は、

・OM-D
・PEN

の二つのラインがあります。

OM-Dは銀塩時代のOMシリーズのデジタル版と言えるもので、原稿ラインナップは上位機種から….

・OM-1
・OM-5(2022年11〜12月に発売)
・OM-D E-M1X
・OM-D E-M1 Mark III
・OM-D E-M5 Mark III
・OM-D E-M10 Mark IV

となっています。いずれも外観的には銀塩OMを引き継いだ一般的な一眼デザインです。

PENラインはハーフサイズ銀塩のOLYMPUS PENのデジタル版といえるようなものであり名称にもPENを冠しています。

・PEN E-P7
・PEN E-PL10

PENとPEN Liteの二つに分かれておりPEN LiteはPENを初心者向けに機能を一部簡略化しボディの小型化と低価格を測ったエントリーモデルです。

一方、PENは銀塩のPENからの流れを汲むシリーズでPEN LIteの上位となり、最新モデルがE-P7で、PENの本流はLiteではなくPENです。



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E-P7の特徴

まずは公式プロモーション動画。

[OMSystem JP公式] OLYMPUS PEN E-P7 Promotion Movie

こちらは普通のYouTuber風につくってありますが、オフィシャル動画(笑)

[OMSystem JP公式] 【新製品!】 OLYMPUS PEN E-P7世界最速開封動画!

PENシリーズの歴史などもありますので必見。

クリエイティブ機能

E-P7の特徴の一つがフロントで有効無効を切り替えることのできるプロファイルです。

写真の原則はできるだけ本物に忠実にですが、写真という趣味の世界においては色や写り方に工夫をするようなクリエイティブなことも必要となるわけです。

文字では解説しきれないのでここでも公式動画の手を借りましょう。ちょっと長め動画ですがとてもわかりやすいです。

[OMSystem JP公式] 【思い通りの自分色を創る!】OLYMPUS PEN E-P7 クリエイティブ機能徹底解説!

・COLOR1;ナチュラル
・COLOR2:クロームフィルム リッチカラー
・COLOR3:クリームフィルム ビビッド
・COLOR4:クロームフィルム ソフトトーン(E-P7で追加
・MONO1:通常
・MONO2:クラフィックフィルム モノクロ(コントラスト強め、粒状効果強め)
・MONO3:クラフィックフィルム IR(赤色フィルターを入れて赤外写真っぽい写真)
・MONO4:クラフィックフィルム  ローコントラスト(コントラスト弱め、粒状効果弱め)(E-P7で追加

もちろん各々をカスタマイズすることもできます。

このプロファイル機能はフロントのレバーでON/OFF切り替えが可能で、PEN-Fでは構えたまま指一本はちょっと難しい構造でしたが、E-P7では構えた右手薬指でうまくON/OFF切り替えができるようになっています。またプリセットのプロファイルもCOLOR4とMONO4が追加されてPEN-Fより増えています。

これらはRAW撮影しておけば撮影後に本体でのRAW現像にて変更が可能です。もちろん元の画像は残り新しい画像として保存されます。

詳細は上記の公式YouTube動画に解説があり、とてもわかりやすいです。

シャッター感覚はプチ一眼レフ的

最近のミラーレスはシャッターを切った時の感覚が軽くて、音も軽い。それはそれでいいのですが、銀塩OMやPENを知っている世代からいうと、もう少ししっかりした音と手応えが欲しいと思うことがあります。

E-P7のシャッター音は今時のミラーレスとしては、少なくともE-M1 Mark IIと比べるとしっかりした感じです。ボディが小さくて軽いからよく手に響くといえば響きますが、筆者的にはこの感じがたまらず気に入りました。

単焦点がよく似合う

E-P7のレンズキットは「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」というパンケーキズームが付属しています。

筆者が買ったのはボディ単体であり、手持ちのパンケーキズームは「LUMIX G X VARIO PZ 14-42mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.」でレンズ側にも手ぶれ補正がついています。

MTFを見るとLUMIXのほうがいけてる感じです。M.ZUIKOよりは一回り大きいですが、扱いやすい電動パンケーキズームです。

小柄なE-P7のズームには「LUMIX G X VARIO PZ 14-42mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.」か電動が嫌なら「M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II R」といった小型コンパクトズームが似合います。

しかし一番似合うのは単焦点でしょう。筆者の手持ちはマクロを除けば以下の4本を持っています。

LUMIX G 14mm F2.5
M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8
LEICA 25mm F1.4
M.ZUIKO 45mm F1.8

一番のお気に入りは17mmです。このクラスならば全体的にはLUMIXよりM.ZUIKOの単焦点のほうが小型です。M.ZUIKOのPROでなければ価格的にも求めやすい範囲に収まっていますし、中古で美品も結構多くありますのでお買い得ラインです。

これに追加するとすれば「M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm」です。少々お高いのでAランクの中古を求めたいところ。

小型ボディでコンパクトな単焦点レンズがよく似合うクリエイティブカメラ、それがE-P7だと思います。



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