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旅行動画の音質革命!DJI OSMO Pocket 3とMIC 2の最強組み合わせガイド

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旅行動画の映像も音声も妥協したくない方必見!小型カメラDJI OSMO Pocket 3とワイヤレスマイクMIC 2の組み合わせで、簡単・軽量・高品質な動画撮影が実現します。価格改定情報も掲載!

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旅行動画撮影のカメラ

筆者が旅行や外出で動画を撮影する際には、主に2種類のカメラを使い分けています。一つはアクションカメラのDJI Action 4、もう一つは小型ジンバルカメラのDJI OSMO Pocket 3です。

動きの激しいシーンを撮影する場合はDJI Action 4を選びますが、一般的な旅行や外出ではDJI OSMO Pocket 3を使用しています。DJI OSMO Pocket 3DJI Action 4より暗所での撮影に強く、自撮り時にはカメラ部分だけが自分の方向に向くので、大きな液晶モニターを見ながら撮影できることも、ジンバル内蔵とともに大きな魅力です。

荷物を最小限に抑えたい旅行や外出では、愛用のPanasonic LUMIX GH6(動画ミラーレス一眼)は重量があり、セットアップも複雑になるため持参しません。プロカメラマンのように荷物を運んでくれる助手がいるわけではなく、自分ひとりで全てを管理する状況では、機材はシンプルなほうがトラブルも少なくなるからです。

映像はこれで良いとして問題は音声です。

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動画カメラと外部マイク

旅行・外出ならOSMO Pocket 3

DJI Action 4DJI OSMO Pocket 3はどちらも高性能なマイクを内蔵しているため、環境音を映像と一緒に記録するだけなら、内蔵マイクの音声だけでも十分対応できることが多いです。

しかし、自撮りで自分が喋るとなると話は別です。

映像には環境音も必要ですし、自分の音声をクリアに録ることも必要ですから外部マイクを使用します。

DJI OSMO Pocket 3が優れている点は、内蔵マイクの音声と外部マイクの音声を同時に収録できることです。今までは環境音収録のために別にレコーダーを用意するか、音声収録のためにボイスレコーダーを併用するなどの必要がありましたが、DJI OSMO Pocket 3ではそのような必要はありません。

DJI MIC 2がオススメ

DJI OSMO Pocket 3に最適な外部マイクはワイヤレスのDJI MIC 2もしくはDJI MIC miniです。

自撮りでDJI OSMO Pocket 3から少し距離を取る可能性があることを考えると、有線ラベリアマイク(ピンマイク)は向いていません。

その点、DJI MIC 2もしくはDJI MIC miniであれば、他のワイヤレスマイクと異なり、レシーバー(受信機)不要で直接DJI OSMO Pocket 3に繋がります。

DJI OSMO Pocket 3にはアクセサリーシューがないため、通常のレシーバーを取り付けることができず、使用するには3.5mmケーブルで接続する手間が生じます。

充電管理もDJI MIC 2もしくはDJI MIC miniであればそれだけで済みますが、他のワイヤレスマイクですとトランスミッターとレシーバーの両方の充電管理が必要になります。

DJI MIC 2DJI MIC miniの機能比較表を作ってみました。

(価格は2025/05/15時点)Mic mini トランスミッターMIC 2 トランスミッター
発売日2024年11月26日2024年1月17日
メーカー直販価格7,700円11,330円
サイズ26.55 × 26.06 × 15.96 (mm)46.06 × 30.96 × 21.83 (mm)
重量10g28g
BluetoothBluetooth V5.3BR/EDR
最大伝送距離400m250 m (FCC)
極性パターン無指向性無指向性
周波数応答ローカットオフ:20Hz~20kHz
ローカットオン:100Hz~20kHz
ローカットオフ:50Hz~20kHz
ローカットオン:100Hz~20kHz
最大音圧レベル(SPL)120 dB SPL120 dB SPL
最大入力レベル(3.5 mm)X-6 dBV (THD < 0.1%)
等価ノイズ24 dBA21 dBA
駆動時間11.5時間 ※16時間 ※2
バッテリー容量114mAh360mAh
充電時間1時間30分1時間10分
充電方法付属クレードルに装着して、
USB Type-Cをクレードルに接続
USB Type-C
内蔵ストレージX8GB
内部録音X32bitフロート、14時間・
48kHz/24bit(非圧縮)
DJI Action 4/5、
OSMO Pocket 3との接続
直接無線接続直接無線接続

※1:イズキャンセリングをオフにしたDJI Mic Mini(TX×1+RX×1)を使用して、干渉のない近距離での音声録音中に測定した値。トランスミッターをレシーバーに接続し、レシーバーはカメラ音声ケーブル(3.5 mm TRS)でカメラに接続。

※2:録音バックアップを内部収録せずに、両方のトランスミッターをレシーバーに接続し、レシーバーをカメラ音声ケーブル(3.5 mm TRS)経由でカメラに接続した状態で6時間測定。

最大の違いは、DJI MIC 2は8GBのストレージを内蔵しており32bitフロート・48kHz/24bit非圧縮で、最大14時間までDJI MIC 2単体で録音可能であるということです。

すなわち単体でもボイスレコーダーとして使用可能であり、DJI OSMO Pocket 3で録画を開始するとDJI MIC 2のスタンバイは自動的に解除され、外部マイクおよびボイスレコーダーとして機能し、録画を停止するとDJI MIC 2はスタンバイになります。カメラがなくてもボイスレコーダーとしても使えるので便利です。

DJI MIC miniには内蔵ストレージがないため、純粋にワイヤレスマイクとしてのみ働きます。

DJI MIC 2の充電は本体にUSB Type-Cケーブルを挿せばOKですが、DJI MIC miniは小さすぎてUSBコネクタがついていないため、親指の指先サイズの小さなクレードルにセットし、USB Type-Cケーブルはクレードルに差し込みます。

もしクレードルを無くしたりどこかに忘れてきたりすると、充電できなくなってしまうという大きなデメリットもあります。

3つの音声データ

DJI OSMO Pocket 3DJI MIC 2トランスミッターを組み合わせれば3つの音声データを同時に、かつ意識せずに記録できます。

  1. DJI OSMO Pocket 3本体マイクによる音声(環境音):WAVファイルとして記録
  2. DJI MIC 2からワイヤレスで送信された音声(トーク音声):動画ファイルの音声として記録
  3. DJI MIC 2内にWAVファイルとして記録された音声(トーク音声):PCまたはスマホと接続して取り出す

このように、コンパクトなワイヤレスマイクを1つ追加するだけで、環境音と2種類のトーク音声を同時に記録できる優れたシステムになります。

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価格改定で買いやすくなったDJI MIC 2

DJI MIC 2は2024年5月12日に価格が改定されました。

構成モデル改訂前改定後
トランスミッター×2 +
レシーバー×1 + 充電ケース
DM102152,800円37,400円
トランスミッター×1 + レシーバー×1DM102235,530円26,400円
トランスミッター(シャドーブラック)DM102316,060円11,330円
トランスミッター(パールホワイト)DM102416,060円11,330円

この価格改定により、DJI MIC 2DJI MIC miniの価格差が小さくなりましたので、とにかく小ささ最優先でもない限りはDJI MIC 2を選んだほうが良いでしょう。

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まとめ

旅行や外出で手軽に高品質な動画を撮影したいなら、ジンバル内蔵の小型カメラDJI OSMO Pocket 3がベストな選択です。内蔵マイクによる環境音と外部マイクからの音声を同時に自動録音できるため、後の編集作業で環境音と会話をバランスよく調整することが可能になります。

自分が喋る音声をDJI OSMO Pocket 3本体内蔵カメラ以外でもクリアに録るのであれば、DJI MIC 2 トランスミッターかDJI MIC mini トランスミッターがレシーバー不要で直接DJI OSMO Pocket 3に無線接続できるので便利です。

DJI MIC 2は内部メモリを持っておりトランスミッター内にバックアップ録音を保持できますので、安心できます。

おすすめは、DJI OSMO Pocket 3DJI MIC 2 トランスミッターの組み合わせです。

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