昨日の記事ではiPhone 13の発表と同時にiPhone 12 mini/無印の値下げも発表されるかもしれないと書きました。それでは1万円程度の値下がりが期待できるiPhone 12か最新のiPhone 13なのか?について考えてみます。
iPhone 12の発売時価格
昨日の再掲になりますがまずは発売時の価格を確認しておきましょう。
<税込価格> | mini | 無印 | Pro | Pro Max |
64GB | 82,280円 | 94,380円 | − | − |
128GB | 87,780円 | 99,880円 | 117,480円 | 129,580円 |
256GB | 99,880円 | 111,980円 | 129,580円 | 141,680円 |
512GB | − | − | 153,780円 | 165,880円 |
このうち、旅路の部屋オーナー的予測で、値下げがあるとしたら太字のminiと無印であろうと書いたのが昨日。
これが一万円の値下げがあると、iPhone 12 miniの128GBで77,780円、256GBで89,980円になります。
無印であれば128GBは89,880円、256GBは101,980円となり256GBはできれば99,980円とかで10万円を切ってほしいところ。
miniの売れ行きがいまいちだったと言われており、在庫を抱えたminiの在庫整理の意味でminiの値下がり幅が大きくなるかもしれません。
iPhone 13 mini 256GBの価格は10万円を若干超えるという見方もあるようなので、仮にiPhone 12 miniが89,000円程度まで下がると価格差は1万円を超える勘定になります。
iPhone 12 mini/無印/Proの比較
先日の記事では無印とProの比較をしましたがこれにminiを追加しました。
表はタップ(クリック)で拡大します。
値下がりが予想さえるのはiPhone 12 miniとiPhone 12だと筆者は見ています。
iPhone 12 miniとiPhone 12の大きな差はディスプレイサイズとバッテリー容量です。
ディスプレイサイズは小さくなる分コンパクトになり手頃なサイズ(iPhone 8やAQUOS sense5Gに近いサイズ)なので非常に手に馴染むものになりますのでこれはOKでしょう。
iPhone 12 miniのバッテリー駆動時間
問題はiPhone 12 miniのバッテリーです。
GSMArenaのラボテスト結果を引用で示します。
TALK TIME | WEB BROWSING | VIDEO PLAYBACK | |
iPhone 12 Pro Max | 20:54h | 14:13h | 15:17h |
iPhone 12 Pro | 18:03h | 12:15h | 14:06h |
iPhone 12 | 19:27h | 12:48h | 13:04h |
iPhone 12 mini | 12:21h | 12:05h | 12:14h |
iPhone 8 | 12:24h | 11:54h | 10:36h |
Xperia 1 III | 22:42h | 8:59h | 15:53h |
Galaxy S21 Ultra 5G(筆者所有) | 35:32h | 15:04h | 17:53h |
ここでWEB BROWSINGテストを強調しているのは、実際のスマホの利用シーンに近いと思うからです。
The web browsing test is performed using an automated script that reloads a webpage every ten seconds. There are no flash elements on the web pages, so the playing field is even. We use an 802.11n access point placed a few meters away to get full connectivity bars.
出典:GSMArena feature labs: The tests
https://www.gsmarena.com/gsmarena_lab_tests-review-751p6.php
上記のGoogle翻訳がこちら。
Webブラウジングテストは、10秒ごとにWebページをリロードする自動スクリプトを使用して実行されます。 Webページにはフラッシュ要素がないため、競争の場は均等です。完全な接続バーを取得するために、数メートル離れた場所に配置された802.11nアクセスポイントを使用します。
Google翻訳のまま
翻訳には手を加えていませんのでヘンチクリンな日本語ですがイメージはわかると思います。
ChromeやSafariでニュースサイトを見たりSNSを見たりすることが多い人には近い結果になると推測します。
iPhone 12 miniは全体的にiPhone 8よりはバッテリー持ちが良いが通話時間についてはiPhone 12より短い。WEB BROWSINGに関してはiPhone 12もiPhone 12 miniも大差ない。
iPhone 12 miniとiPhone 12のバッテリーに関しては以下のような記事もありました。
iPhone 12 miniとiPhone 12で、同じ3時間程度のYouTube動画を、最大輝度で再生してみたが、iPhone 12 miniが充電100%から70%、減ったのに対して、iPhone 12は72%とあまり違いは見られなかった。
出典:iPhone 12 miniを1週間使って実感した「心地いいサイズ」と「気になるバッテリー性能」【レビュー】
https://www.businessinsider.jp/post-223806
これはGSMArenaのラボテスト結果とも一致するものです。
iPhone 12 miniのバッテリー駆動時間が短めとはいってもiPhone 8より少し長いし、最新のXperia 1 IIIに比べたらずっと長い。
笑うに笑えませんが、それだけXperia 1 IIIのWEB BROWSING時のバッテリー駆動時間が短いってことで….。
ここまでの結論は…
iPhone 12 mini 128GB/256GBが値下がりするなら買い!
…です。
iPhone 12 miniとiPhone 13 miniの比較
ここからはMacRumorsの情報をもとにiPhone 12 miniとiPhone 13 mini(推定情報)で比べてみましょう。
iPhone 13 mini(推定情報)がiPhone 12 miniに比べてどうなのかという記述になっています。
・大きな設計変更はない
・ノッチの小型化
・CPUはA15 Bionicに進化
・RAMは4GBで変わらず
・サイズはほぼ同じだがほんの僅かに分厚い
・バッテリーは2406mAhと8%増加(iPhone 12 miniは2227mAh)
・背面カメラは2つのカメラが対角配置
・iPhone 13 miniにも手ブレ補正はセンサーシフトを採用
・リフレッシュレート120Hzをサポート?(Pro以上のみの噂有り)
・5Gミリ波とWiFi 6E対応
・LiDARスキャナー搭載?(iPhone 12同様にPro/Pro Maxのみの可能性濃厚)
・Lightningコネクタ(ポートレスやUSB TYPE-Cではない)
・生体認証はFace IDであり、画面内指紋認証はない(iPhone 14以降であろう)
iPhone 13 mini(推定情報)とiPhone 12 miniの違いは、大きなところはA15 BionicとA14 Bionicの差、大きなポイントはバッテリー容量が8%増えただけです。
A14 BionicとA15 Bionicの製造プロセスは同じ5nmであることから速度や消費電力に極端な差は発生しないと思われます。
ですから実質的な違いはバッテリー容量とカメラ。
まとめ
筆者予想でiPhone 13シリーズ発表と同時にiPhone 12/12 miniは1万円程度の値下げが予想される。
iPhone 13 miniはCPUがA15 Bionicになり、バッテリー容量が8%増加し、カメラの手ブレ補正がセンサーシフトになる以外は大きな違いはなさそうである。
iPhone 12 mini 256GBが9万円を切る価格に下がれば、iPhone 13 miniよりiPhone 12 miniのほうがお買い得。
iPhone 12 miniのバッテリー駆動時間が短いといわれるがGSMArenaのラボテストではiPhone 8より多くiPhone 12と大差なく、Xperia 1 IIIよりずっと長いためあまり気にする必要はなさそうである。