JAL サファイア会員への道
JALマイレージバンク会員の中で所謂上級会員と呼ばれるのが、サファイア・JGCプレミア・ダイヤモンドのステイタスを持った会員で、この順でグレードが高くなります。
JALの場合は暦年の1月1日から12月31日までの間に以下の条件を満たせば翌年度4月1日から翌翌年度3月31日までの1年間にそのステイタスが得られて、ラウンジ利用や専用チェクインカウンター、預け入れ荷物の優先受け取り、専用予約デスクなどの利用ができるメリットがあります。
サファイア会員になるためには以下のいずれかの条件が必要です。
- 期間中にマイル積算対象運賃で50回以上搭乗すること(特典航空券は対象外)
- 期間中にFLY ON ポイント(マイルではない)を50,000P以上貯める
FLY ON ポイントについては以下の公式サイトに説明があります。
[JAL公式サイト]
FLY ON プログラムとは – JALマイレージバンク
要するにマイルとは別に貯まるポイントであり、マイルのようにお買い物などでは貯まりません。
マイル積算対象運賃で実際に搭乗したときに限って貯まるのがFLY ONポイントです。
1度目のボーナス FLY ON ポイント
コロナ禍でステイタス保有のお得意様が搭乗できなくなったことへの対応として、2020年度FLY ON会員は無条件に2021年度(2021年4月1日~2022年3月31日)まで延長されました。
しかし今年になっても落ち着くどころか8月には最大の第5波を迎えてしまいました。
そこで2021年度のフライト実績に応じて得られる2022年度ステイタスを取りやすくするようにボーナス FLY ON ポイントが既存のステイタス会員に対して付与されました。
[公式サイト]
2021年度FLY ON ステイタス会員の方へ ボーナスFLY ON ポイント(2021年分)積算について(2020年12月9日更新) (jal.co.jp)
ステイタス | ボーナスFLY ON ポイント数 |
---|---|
ダイヤモンド | 40,000 |
JGCプレミア | 28,000 |
サファイア | 15,000 |
筆者はサファイアですので15,000 FLY ONポイントが付与されています。
スマホからJAL公式サイトにアクセスしてログインすると以下の画面遷移にて確認できます。
そして現在ステイタスがある方は以下のようになっています。
筆者は先に買い通り15,000ポイントが付与されています。
2度目のボーナス FLY ON ポイント
先日アナウンスされたのが2度めのボーナスポイントです。
[JAL公式]
2021年度FLY ON ステイタス会員の方へ ~2021年秋~第2回ボーナスFLY ON ポイント(2021年分)積算について (jal.co.jp)
一度目の付与内容と合わせると次のようになります。
2021年度FLY ON ステイタス | 第1回ボーナスFLY ON ポイント数 (2021年2月積算済) | 第2回ボーナスFLY ON ポイント数 (2021年9月末から10月上旬積算予定) | 合計ボーナスFLY ON ポイント数 |
ダイヤモンド | 40,000 | 35,000 | 75,000 |
JGCプレミア | 28,000 | 17,000 | 45,000 |
サファイア | 15,000 | 10,000 | 25,000 |
すなわち、2022年度も同レベルのステイタスを得るために、実際に搭乗して獲得しなければならないFLY ON ポイントは次のとおりです。
2021年度FLY ON ステイタス | 基準 FLY ON ポイント数 | 合計ボーナスFLY ON ポイン素数 | 獲得すべきFLY ON ポイント数 |
ダイヤモンド | 100,000 | 75,000 | 25,000 |
JGCプレミア | 80,000 | 45,000 | 25,000 |
サファイア | 50,000 | 25,000 | 25,000 |
どのステイタスも2021年12月31日までの約3ヶ月に、マイル積算対象運賃で実際に搭乗して25,000Pを獲得すれば、2022年度も同じステイタスが継続できる。
サファイアはJGCのカードを作っていれば、ほぼサファイアと同等の待遇を受けられますが、JGCプレミアやダイヤモンドは素のJGC落ちとなるので待遇は落ちますので25,000Pの追加修行の価値はあります。
25,000 FLY ON POINT獲得で2022年度ステイタスGET
筆者の例で言いますと、現在サファイアでJGC(CLUB-Aゴールド)も持っているのでその立場で25,000を稼ぐ「例」は次のとおりです。
羽田⇔那覇をファーストクラスの特便割引1、特便割引3、特便割引7、特便割引21、特別往復割引、株主割引のいずれかで一往復すると5,720P(片道2,860 x 2)を得られるので4.37往復、すなわち5往復(実施には9回でよい)する。
あるいはファーストクラス4往復だと2,120P足りないので、その分は羽田⇔伊丹をファーストクラス1往復でもよい。
もっとも安くできそうなのは例えば最初の5往復では、株主優待を使うこと。株主優待券があればOKですが、なければ今はチケットショップで格安にて買えます。たとえば10枚セット(5往復)はちょうどよいです。価格の一例は22,000円(10枚)ほど。
そして株主優待価格が31,710円(11月半ば平日)なので…
31,710円 X 10回 + 22,000円[優待券購入] = 339,100円
となります。正直言って割高です。
修行ではFOP単価ということばを使いまして1FOPを稼ぐのに10円以上だと高い、一桁円なら安いというのが一般的です。
この場合、13.564円なので高いです。
残り三ヶ月の間に稼がなくてはいけないのでやむをえないところ。
例年であれば海外路線を入れるとうまくやるとかなりFOP単価は下がりますが、今年から来年前半あたりまでは海外は無理でしょう。
となると国内で稼ぐしか無いです。
まとめ:追加修行の価値はあるか?
現在ダイヤモンドの方は、25,000FOPで済むので価値があると思います。
サファイアの方は、素のJGC落ちしてもあまり待遇はかわらないので、34万円をかける価値は無いと思います。