コロナ以来Web会議が当たり前になりました。会社の会議室を使ってのWeb会議は問題ないけれど、自宅でのWeb会議は自分の顔が暗い。その悩みを解決する決め手はライトとWebカメラにあります。
自宅Web会議の悩み
代表的なものはこんなところでしょうか。
[2] 周囲の雑多なものが映り込む
[3] 自分の声が綺麗に相手に届かない
[4] 自分の顔が暗い
大抵のお宅は子供部屋はあってもお父さんの仕事部屋はないですよね。
サラリーマンのお父さんが自宅で仕事をするようになったのが普通になったのはごく最近ですからやむを得ません。 [2]はバーチャル背景を使うとか、グリーンバッグを使うという手があります。 [3]は当ブログで解説しましたが性能の良いイヤホンマイクを選びましょう。
自分の顔が暗い理由とライティング
自分の顔が暗い理由
Webカメラに写る自分の顔が暗くなる理由はいくつかあります。
[2] 背後や側面に明るい光源(窓や照明)がある
[3] Webカメラの性能が悪い
一番多い原因は[2]です。
筆者のパソコンスペースは左側面から背後にかけて大きな窓があるため画面の上につけたWebカメラで撮ると顔は真っ暗になります。
下の写真はZOOM(Mac版)のスクリーンショットで、ピーターラビットのお母さんに出演してもらいました。
背景は我が家の書際です。
….なんて大嘘、札幌市の北菓楼札幌本館の北菓楼カフェです。とても明るくて広々しているので大好きです。
ピーターのお母さんの顔が暗くつぶれていおり、人の場合でも全く同じです。
LEDライトで解決する
写真の人物撮影で背景が明るい場合に、人物の顔に露出を合わせると背景が白くなる(白とびといいます)のですが、背景と人物を同時に綺麗にとるために日中シンクロという手を使います。
真昼間ですが暗く写ってしまう人物の顔にフラッシュを当てて、背景と人物の顔の明るさのバランスを取ります。
こうすることで背景も人物も綺麗に撮れます。
Web会議でも同じことをやるわけです。Web会議は写真ではなく動画というかライブですので、フラッシュではなくライトを使います。
試行錯誤の末、筆者がこれならいけると思ったものを2点紹介します。
▼オーム電機 LEDクリップライト ホワイト 昼白色 LTC-LC24C-WN
クリップライトです。
<仕様>
電源:専用ACアダプター
光源:LED×16灯(交換不可)/昼白色
消費電力:約5.5W
全光束:約550ルーメン
照度:約1600ルクス(直下30cm/100%点灯時)
3段階調光機能:100%ー50%ー10%ー0
クリップ取付可能厚:15mm以上25mm以下
以前は全光束700ルーメンの小型円形LEDライトを使っていたのですが、全光束の数値の割には暗くて顔はLEDライトがないよりマシな程度でしたが、このオーム電気のものは結構顔が明るくなります。
かなり違うのがわかると思います。
撮影用定常光で解決する
これは結構応用が効く対策です。
バッテリー内蔵のビデオライト(YingnuoST YN-KD99)です。
YingnuoST YN-KD99は色温度が調整できますので、昼光色の色温度といわれる6500Kに設定し、輝度は100%です。
実際のピーターのお母さんの肉眼でみた色は明らかにYingnuoST YN-KD99のほうに近いです。
人肌でもみてもYingnuoST YN-KD99のほうが色温度が調整できますので自然です。
縦にしてモニターの横に置いてもいいかもしれません。
2台使ってモニター(カメラ)左右から照らせばかなりいい感じになると思います。
このライトはホットシューにつけるアダプタもついていますので、物撮りの補助ライトはもとより、動画撮影やビデオ撮影(同じ意味か…)でカメラに装着して使うこともできます。
Web会議の補助ライトならばUSB ACアダプタを使えばバッテリー駆動時間を気にせず使えますのでお勧め。
Webカメラでも多少違う
筆者が使っているWebカメラは、ELECOMのUCAM-CF20FBBKというWidnows Hello 顔認証対応のものです。
最初はWidowsに接続していましたが、メインをMacに戻したのでMac mini(M1, 2020)で使っています。
これとLogicool C922n PRO HDストリーム ウェブカメラの両方を比べると、ZOOM(Mac版)でもFaceTimeでも、オーム電気のLEDクリップライトを最大輝度使用でELECOMが丁度良い感じですが、Logicoolだと顔が思った以上に暗くなります。
WebカメラはノートPCだと通常内蔵を使いますし、デスクトップでもそうそう買い替えるわけにもいかないので、そこは照明で調整するしかありません。
まとめ
Web会議で自分の顔が暗いときは、背後や側面に明るい光源・窓などがある場合が多い。
背景や側面に光源がある場合はカーテンなどでそれを遮ると同時に、顔を照らす照明を用いる。
筆者が使ってよかったのは、オーム電気LTC-LC24C-WN(LEDクリップライト)とYingnuoST YN-KD99(撮影用定常光)である。