プレミアムフライデー、鳴かず飛ばずで一年経過。まあ、所詮お役人が机上で椅子を温めながら考えたことです。定着するわけがない。
そもそも、業務、いや経営からの構造改革なしで、従業員だけ早く帰るなんて絶対ありえません。経営の要求や指示・条件は従来と変わらない。当然リソースもかわらない。売り上げはもっと上げろという。それでいて定時退社?ヘソが茶を沸かすでしょう。
もちろん、ある程度は効果があります。おなじ業務をいかに短時間にこなすかというのが重要になりますから。ただ、一律に時間単価で時間外手当を出す今の日本の主流方式では、限界があります。元の給与が安いからある程度残業に頼らないといけない。まあ、この時点で既に無理があるわけなんですけどね。同じ成果を上げるのにより少ない時間でできた方を厚く評価する制度を徹底すべきです。残業が少ない人のほうが、賞与の査定が高く人事考課も良い、したがって昇進も早い、昇給も早い。これくらいしないとだめ。
当たり前ですよね、少ないリソース(工数)でおなじ成果を上げた方を手厚く評価するのは。
さて、無駄、無駄、超無駄なプレミアムフライデーなんか撤廃して、それよりは週に3回、最低1時間できれば2時間の運動をできるような仕組みを定着させるほうが、国民の体力・健康向上にははるかに役立ちます。
モチベーションの視点において、金銭は瞬間的なものでしかありませんのでやめた方が良い。週3回2時間ずつの運動をできるよう仕組みを作る。週3回のうち1回は土日をあてます。2回は平日にあてる。つまり週2日間をノー残業デーとかで運動にあてる。会社は事務所に近いジムの利用補助位を出すとかします(ジムのほうが実績を確実に取れる、勝手にランニングでは証拠が残らない)。達成したことを示す証拠を示せば、半期単位での賞与・人事考課がプラス査定となる。加熱式タバコを含めた禁煙実施でさらにプラス査定。
企業は人なり。健康な体に健全な心が宿ります。健康な人材は企業の宝です。(勘違いしてほしくないのは、病気になったらクビにしろとか言っているのではありません、悪いところもないのにぐうたらした生活をしてQOLを自ら下げている社員は低く評価せよということ)
もちろん産業医の意見も忘れてはなりません。無理は禁物。
こういう企業があっても良いと思うけどね。