迷ったらコレ!高コスパの25時間連続再生ワイヤレスイヤホンSONY WI-C100

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25時間という完全ワイヤレスでは不可能な連続再生時間でありながら、両耳タイプ(ネックバンド型)で実売最安4千円を切る価格のワイヤレスイヤホン SONY WI-C100をトレーニングジムで使うために購入しました。価格が安いので期待していなかったのですが、これが意外にいいバランスで聞きやすいイヤホンです。

<参考記事>
【絶滅寸前?】両耳ネックバンド型イヤホンは時代遅れか?実用性は完全ワイヤレスに勝るのだ!

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スペックとボタン操作

スペック表

発売日2022年 6月24日
ドライバーユニットサイズ9mm
マグネットネオジウム
重さ約20g
連続再生時間最大25時間
充電時間約3時間
クイック充電10分の充電で60分再生
充電方法USB Type-C(5V)
通話用マイクコントローラーに内蔵
BluetoothVer. 5.0, Class 2(見通し10m)
マルチペアリング8台までの機器に対応
コーデックSBC, AAC
防滴IPX4
カラーバリエーションブラック, ホワイト, ベージュ, ブルー
アプリSONY Headphone Connectに対応
その他DSEE搭載
360 Reality Audio認定モデル

IPX4:「あらゆる方向からの飛沫による有害な影響がない」こと。テストは半円式の散水装置で0.07ℓ/分の水をあらゆる角度で最低5分間散水した際に浸水がないこと。ぶっちゃけ普通の雨であれば経年劣化がない限りは大丈夫のはず…です。

ボタン操作一覧

大抵のワイヤレスイヤホン・ヘッドホンと共通の操作であり、特に変わった操作はありませんので初めてでも戸惑わないと思います。

1回押し長押し2回押し
+ボタン音量UP次の曲
ーボタン音量DOWN前の曲
中央ボタン(電源オン時)再生または停止電源オフ音声アシスト起動
中央ボタン(電源オフ時)電源オン
(5秒以上押すとペアリングモードになる)
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使ってみての感想

音質

音質の評価は個人のばらつきや耳とイヤホンとのフィット具合でめちゃくちゃ変わりますので参考程度にとどめてください。正反対の感想を述べる方がいても全く不思議ではありません。

試聴に使う曲はいつも大体決まっています(音源はSpotify、イコライザはフラット、Wifi接続で音質は最高音質に設定)。今回は再生にはiPhone 15 Pro Max (iOS17.0.3)を使用しました。

・島谷ひとみ / Heart&Symphony / Sky High
・島谷ひとみ / Heart&Symphony / Falco – ファルコ-
・Miriah Carey / Merry Christmas (2019年アルバム) / All I Want for Christmas Is You
・Miriah Carey / Merry Christmas II You / Auld Lang Syne
・葉加瀬太郎 / THE BEST OF TARO HAKASE / Another Sky
・千住真理子 / ヴィヴァルディ「四季」 / 春
・Taylor Swift / 1989 (Taylor’s Version) / Welcome To New York
・Adele / 30 / Easy On Me
・久石譲・ロンドンフィル / WORKS・I / TWO OF US – 『ふたり』より
・コンピレーション / ザ・クラシック 70 / ラデツキー行進曲

低音:ボンボンでることはなく収まりが良い低音、聞き疲れしないですがもう少し低音が欲しいところです。

中音:女性ボーカルはそつなく綺麗で特にどの音域が強調されることもなく聞きやすい。男性ボーカルはほとんど聞かないので….

高音:思い切り綺麗に伸びることはなくいい感じのところで聞きやすくまとまっていました。

全体的にはどの曲を通してもその曲の特徴がうまく出てくる感じで聞きやすく感じます。低音と高音を適度なところで抑えて聞きやすくしています。

EDM調の曲ではわりとうまく収まった中で迫ってくる感じがあり、クラシックのバイオリンはなめらかで柔らかい、女性ボーカルはここちよく耳に優しいです。スネアドラムは乾いた感じが伝わりやはり心地よく感じます。

何か作業や仕事をしながら外部騒音をそこそこカットして、「ながら聞き」するにはもってこいだと思います。
低音のパンチが足りないときは、SONY製のHeadphoneアプリ(iOSとAndroid両方あり)を使って「CLEAR BASS」を調整して低音の音量を上げると良い。

装着感

ユニットが小型で軽くて着けている感が少ないです。

コントローラーとバッテリー部がおもりとなって適度に安定しますのでジムで使っていても不自由はありませんでした。

ランニングだとこのコントローラーとバッテリー部が首元で暴れてずれたりイヤホンが外れたりしやすいのであまり向いていないかもしれません。

完全ワイヤレスはユニットが大きくて目立ちすぎていやだという小顔女子にも好適だと思います。

遮音性

耳にちょっときつめくらいのぴったりイヤーピースのサイズをつけると遮音性はかなり高いです。

アクティブ・ノイズキャンセリングはありませんが、ジムで80dBを超えるような中(スタジオから派手に漏れてくるZUNBAの音楽やおばさまたちの甲高い話し声などの中)でも、ノイズキャンセリング搭載WF-1000XM3ほどではないですが、さほど問題なく使えますしポッドキャストのトーク番組でも問題ありませんでした。

上のスクリーンは騒音計アプリ「騒音メーター | 騒音レベルを測定」で測定したものです。

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WI-C100はココが良い(長所)

左右の重量バランスが良い

両耳がつながっていてケーブルを首の後ろにまわすネックバンド型では左右の重量バランスはとても大切です。

WI-C100は左側にはコントローラー(ボタン)が、右側にはバッテリーが内蔵されて重量バランスをとっています。

両耳ネックバンドタイプにはこれが片側だけのやつがありまして、コントローラーのある側だけ重くて耳から外れたりずれてきたりしてかなり苛立ちます。

その点WI-C100は合格。

といってももともと20gと軽量なので動けばズレてくるのは当然です。両耳から外して首から下げている間に落とすのが心配であれば、100均で帽子をえりに止める「ハットクリップ」を買ってくると良いのではないかと思います。

首の後ろにくるケーブルを直に肌につくようにしていればケーブルの滑り止め効果であまり左右にずれません。しかし、タートルネックやYシャツなどを着用して布や毛糸などの上にケーブルが触れるような場合ですと、摩擦が減って簡単にずれてしまうことがありますので要注意。

コスパが良い

2023/11/01時点の価格.comでの最安価格は3,663円です。国内メーカーのBluetoothイヤホンとは思えない価格です。

実売4,000円を切っているのに、最大25時間再生でDSEE搭載、360 Reality Audio認定です。

両耳が繋がっている

両耳タイプですので片側だけ外して首から垂らしておくこともできますし、両耳を外して首から下げておくことも可能です。

完全ワイヤレスだとそうはいかなくて外したイヤホンをどこかに仕舞い込む必要があり、その段階で落として紛失したりすることがありますが、両耳繋がっているので片側だけ失くす心配はありません。

バッテリーは一つ

完全ワイヤレスですと左右それぞれにバッテリーがあるため、どうしても連続再生時間が短いですし、左右で減り方が違ってくるというのは完全ワイヤレスあるあるです。

筆者のWF-1000XM3は左の減りが速いです(左側のユニットが通常は制御をしているためらしいですが詳細不明)。

連続使用時間が長い

完全ワイヤレスは搭載できるバッテリーが小さいため、同じSONYの完全ワイヤレス現行最下位モデルのWF-C500は連続再生10時間(これはかなり長い方に属する)です。

一方、WI-C100は1回の充電で25時間ですから、普通に考えて数日はOKです。

IPX4防滴

JIS防水保護等級IPX4相当の生活防水の性能を持っています。雨の中を濡れながらイヤホンをして歩くことはまず考えにくいのですが、筆者のようにジムで運動するときにも安心度はやや高くなります。

汗と水は違いますので、IPX4のとおりに汗も防げるわけではないですが、汗で濡れたらできるだけ速やかに拭き取らねばならないのは当然。

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WI-C100はココが残念(短所)

価格を考えるとこれは厳しい1という短所は筆者には感じられませんでした。

Bluetoothマルチポイント非対応

1台のスマホやPCでしか使わない人は関係ないですが、複数台とペアリングしておいて同時接続したい場合にはマルチポイント接続に対応している必要があります。

マルチペアリングには対応していますが、接続先をイヤホン側の選択で簡単に切り替えることはできませんので、スマホからPCに接続を変えたいときはスマホのBluetoothで切断しないといけません。

マルチポイント接続が必要かどうかは使い方によりますから、人によっては欠点にはなりません。

ユニットが小さいので低音が不足

これは小型ユニットなので仕方ないといえば仕方ないです。

できるだけ低音を豊かにするには、イヤーピースのサイズが肝です。

自分の耳にゆるゆるだと落ちやすいし音もシャカシャカの薄っぺらい音になります。

耳栓よろしくきつめのサイズ(筆者は付属の一番大きなやつ)にしてしっかり耳に嵌め込むと遮音性も高くなり低音もそれなりに出るようになります。

Headphone Connectアプリのイコライザで好みに調整しましょう。

オートパワーオフがない

完全ワイヤレスであればケースにしまえばケースのバッテリーがある限りはイヤホンはオフになり充電されます。

WI-C100を使ってて、そのまま電源オフにするのを忘れてバッグに入れてしまうことがときどきありました。Bluetooth切断状態が15分以上続くと電源は切れる https://helpguide.sony.net/mdr/wic100/v1/ja/contents/TP1000539069.html?search=15%E5%88%86 と説明には書かれています。

説明には上記の時間を変更できるとありますが、実際にHeadphone Connectアプリ(iOS)を見てもその部分のGUIがWI-C100を接続した場合には出てきません。

ネックバンド型はどうしても電源オフを忘れがちなので、ここはファームアップデートでなんとかしてほしいところです。

 

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